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沈むフランシス 単行本 – 2013/9/30
松家 仁之
(著)
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購入オプションとあわせ買い
森をつらぬいて流れる川は、どこから来てどこへ向かうのか――。『火山のふもとで』につづく待望のデビュー第二作。北海道の小さな村を郵便配達車でめぐる女。川のほとりの家屋に暮らし、この世にみちるさまざまな音を収集する男。男が口にする「フランシス」とは? 結晶のまま落ちてくる雪、凍土の下を流れる水――剥き出しの自然と土地に刻まれた太古の記憶を背景に、二人の男女の恋愛の深まりを描きだし、五官のすべてがひらかれてゆくような鮮烈な中篇小説。
- 本の長さ184ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2013/9/30
- 寸法13.5 x 2.1 x 19.5 cm
- ISBN-104103328126
- ISBN-13978-4103328124
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2013/9/30)
- 発売日 : 2013/9/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 184ページ
- ISBN-10 : 4103328126
- ISBN-13 : 978-4103328124
- 寸法 : 13.5 x 2.1 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 543,223位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 149,546位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誰しもが読み終えたくないと思った松家仁之(まさし)の52歳でのデヴュ−作「火山のふもとで」。浅間山麓に広がる雄大な景色の中にたたずむ邸宅の風格を、そこに住む人たちの移ろいとともに、柱の、窓の、庭の木の、変化を通して刻む文体には、とても静かなところに読者を誘う安定感がありました。松家の第二作目が発表されました。「沈むフランシス」。
「火山のふもとで」で多くの魅力ある登場人物を描いてみせた作者の力量ですが、今回はちょうど反対の世界に向かっています。主人公の桂子は、東京ですっかり愛想のつかした同棲生活に終止符を打つ。気持ちをすっかり切り替えるために会社も去り、かつて中学時代を父親と過ごした北海道の小さな村に移住し、800人の小さな村の郵便配達の仕事に就く。過疎の村にやってきた30代の女性は村人たちに好奇の目で見られる。桂子に関心を寄せる立木という男。桂子がしだいに惹かれていく謎多い男、和彦。和彦との関係を深めていく桂子。作者が登場人物の中で心理描写に踏み込むのは、桂子ただひとりである。恋人の和彦でさえ闇の中に沈んでいる。
30代半ばの独身女性の、なにもかもわかっているようでいながら、しかし、新たな恋愛に不安をつのらせ、震える、その心のありようが淡々と描かれる。紅葉と、雪と、新緑へと変わる北海道の山村に訪れる季節の変化が、桂子の心を精密に描写するのと同じだけの細やかさで描かれ、桂子のまわりを回って流れる。そして、嵐。
フランシスをなぎ倒し猛威を振るった嵐のあとに来たものは?
「火山のふもとで」で多くの魅力ある登場人物を描いてみせた作者の力量ですが、今回はちょうど反対の世界に向かっています。主人公の桂子は、東京ですっかり愛想のつかした同棲生活に終止符を打つ。気持ちをすっかり切り替えるために会社も去り、かつて中学時代を父親と過ごした北海道の小さな村に移住し、800人の小さな村の郵便配達の仕事に就く。過疎の村にやってきた30代の女性は村人たちに好奇の目で見られる。桂子に関心を寄せる立木という男。桂子がしだいに惹かれていく謎多い男、和彦。和彦との関係を深めていく桂子。作者が登場人物の中で心理描写に踏み込むのは、桂子ただひとりである。恋人の和彦でさえ闇の中に沈んでいる。
30代半ばの独身女性の、なにもかもわかっているようでいながら、しかし、新たな恋愛に不安をつのらせ、震える、その心のありようが淡々と描かれる。紅葉と、雪と、新緑へと変わる北海道の山村に訪れる季節の変化が、桂子の心を精密に描写するのと同じだけの細やかさで描かれ、桂子のまわりを回って流れる。そして、嵐。
フランシスをなぎ倒し猛威を振るった嵐のあとに来たものは?
2015年4月19日に日本でレビュー済み
デビュー作『火山のふもとで』で、いきなり読売文学賞を受賞した松家氏の第二作。
北海道の自然描写は素晴らしいし、音をめぐる描写もやはり秀逸なのだが、前作で期待値が
MAXまで上がっていたこともあって、全体としてはどこか期待外れというのか、さすがにあの
水準は保てなかったかというのが正直な感想だ。
他にも何人か同じことを書いているレビュアーがいるように、とくに和彦という登場人物の造形に、
今ひとつ深みが感じられなかった。どこか謎めいた登場の仕方をした和彦が、これまた謎めいた
「フランシス」という言葉を吐くことで、辛くも読者の興味を繋ぎとめているようなところがあるが、
種を明かされてしまえば拍子抜けもいいところだし、筋運びや結末もやや陳腐な感じがした。
いちばん疑問なのは、和彦が携わっているとされる管理の仕事など、そう大した労力もかから
ないはずなのに(少なくとも、毎日八時間の労働が必要とは思えない)、彼はそれ以外に一日中
いったい何をして過ごしているのかという点だ。どうやらそこまでの読書家でもないようだから、
あの音を聴いたりしているのかもしれないが、そんな得体の知れない男に惹かれてあっさりと
交渉を持ってしまう桂子という主人公も、やはりどこか説得力のない人物になっているように思う。
北海道の自然描写は素晴らしいし、音をめぐる描写もやはり秀逸なのだが、前作で期待値が
MAXまで上がっていたこともあって、全体としてはどこか期待外れというのか、さすがにあの
水準は保てなかったかというのが正直な感想だ。
他にも何人か同じことを書いているレビュアーがいるように、とくに和彦という登場人物の造形に、
今ひとつ深みが感じられなかった。どこか謎めいた登場の仕方をした和彦が、これまた謎めいた
「フランシス」という言葉を吐くことで、辛くも読者の興味を繋ぎとめているようなところがあるが、
種を明かされてしまえば拍子抜けもいいところだし、筋運びや結末もやや陳腐な感じがした。
いちばん疑問なのは、和彦が携わっているとされる管理の仕事など、そう大した労力もかから
ないはずなのに(少なくとも、毎日八時間の労働が必要とは思えない)、彼はそれ以外に一日中
いったい何をして過ごしているのかという点だ。どうやらそこまでの読書家でもないようだから、
あの音を聴いたりしているのかもしれないが、そんな得体の知れない男に惹かれてあっさりと
交渉を持ってしまう桂子という主人公も、やはりどこか説得力のない人物になっているように思う。
2014年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わすれていまったけれど、依然よんだ、かざんのふもとで、のほうがおもしろい
2018年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『火山のふもとで』を読んで、建物のすみずみまでこんなにありありと目にうかぶ文章を書けるなんてどうしたわけだと思いましたが、『沈むフランシス』は、なんなんだろう、本当に耳元で鳴っているようなこの音の描写の数々は……。男女のあいだに通う感覚も驚くほど微細に描かれています。さらに、しんしんと降り積もる雪、タイヤが踏みしめていった行く筋もの線、息もできないような猛吹雪、そして犬の鼻先におちたちいさな結晶と、雪と氷の世界も堪能しました。カバーをはいだ表紙の雪景色にもしびれた。
2013年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨年、松家氏のデビュー作「火山のふもとで」を読んで確かな力量を備えた新人作家の登場をよろこび、次の作品を楽しみにしてきました。前作は、軽井沢を舞台に青年建築家の恋と成長を描く教養小説風の作品でしたが、2作目のこの作品は、北海道の大自然を背景に男女の出会いを描いた恋愛小説です。
原生林が濃い影を落とし、風が小麦畑を撫で、雪が結晶のまま降ってくる道東の自然が清々しく描かれています。趣味のいい音楽や料理や部屋の質感が精緻に表現されています。読み進むとこの著者の独特の静謐で芳醇な世界が広がります。そして、結末を予想できないドラマが用意されています。東京の大手商社を退職した35歳の桂子が北海道の山村に移り住み非正規雇用の郵便配達員になる、との設定が意表を突きます。やがて彼女は妻ある男性と恋に落ちるのですが、行きずりの恋にも思えたのが終盤のある出来事によって強い結びつきに変わり、明るい未来を暗示して物語は終わります。謎めいたタイトルである「沈むフランシス」の意味がここで明かになります。
桂子は、村の人たちに溶け込むにつれて抱えていた不安が薄れていき、恋愛によって生きている実感を得るのでした。配達先の老女は桂子の胸中を見透かしたかのように語ります。「かたちあるものはいつかは消えてしまうけれど、消えたものは、かたちを失うことで、いつまでも残るのよ」。自然にくらべると人間ははかない。そのはかない命も必ず何かしらの意味をもっていると老女は述べるのですが、物語の主題がこの言葉に込められていると私は読みました。そして、「無理をして起きあがろうとは絶対にしないこと。どんなに大きな音がしても、どんなに揺さぶられても。騙されてはだめ。あたらしいほんとうの音をきくようにこころがけなさい」と言われて桂子は心が激しくざわめき、涙をこらえられないのでした。
「火山のふもとで」でみられた自然への畏怖と人間への深い洞察、静かな語り口はこの作品にも継承されています。しかし、ドラマチックな展開と性愛描写は本作での新しい試みであり、松家氏の豊かな資質を印象付けました。おそらく次の作品でも松家氏は新しい世界を開いて見せてくれるでしょう。早くも彼の第3作目が待たれます。
原生林が濃い影を落とし、風が小麦畑を撫で、雪が結晶のまま降ってくる道東の自然が清々しく描かれています。趣味のいい音楽や料理や部屋の質感が精緻に表現されています。読み進むとこの著者の独特の静謐で芳醇な世界が広がります。そして、結末を予想できないドラマが用意されています。東京の大手商社を退職した35歳の桂子が北海道の山村に移り住み非正規雇用の郵便配達員になる、との設定が意表を突きます。やがて彼女は妻ある男性と恋に落ちるのですが、行きずりの恋にも思えたのが終盤のある出来事によって強い結びつきに変わり、明るい未来を暗示して物語は終わります。謎めいたタイトルである「沈むフランシス」の意味がここで明かになります。
桂子は、村の人たちに溶け込むにつれて抱えていた不安が薄れていき、恋愛によって生きている実感を得るのでした。配達先の老女は桂子の胸中を見透かしたかのように語ります。「かたちあるものはいつかは消えてしまうけれど、消えたものは、かたちを失うことで、いつまでも残るのよ」。自然にくらべると人間ははかない。そのはかない命も必ず何かしらの意味をもっていると老女は述べるのですが、物語の主題がこの言葉に込められていると私は読みました。そして、「無理をして起きあがろうとは絶対にしないこと。どんなに大きな音がしても、どんなに揺さぶられても。騙されてはだめ。あたらしいほんとうの音をきくようにこころがけなさい」と言われて桂子は心が激しくざわめき、涙をこらえられないのでした。
「火山のふもとで」でみられた自然への畏怖と人間への深い洞察、静かな語り口はこの作品にも継承されています。しかし、ドラマチックな展開と性愛描写は本作での新しい試みであり、松家氏の豊かな資質を印象付けました。おそらく次の作品でも松家氏は新しい世界を開いて見せてくれるでしょう。早くも彼の第3作目が待たれます。
2014年4月30日に日本でレビュー済み
素晴らしかった前作につづき、この物語も一気に読んだ。読まされたというか。
いちど世捨て人のようになった女の心が、揺さぶられる。
熱い恋でなく、ちょっと温度の低い交わりなのがいい。
男はたぶんエゴイストで、そんなに善人でもなさそう。
収集された音、流れてくる死体、出てこない犬・・・。
(表紙の犬を待ってしまったのは少数派ではないはず)
マイケル・ウィンターボトムに映画化してほしいです。
いちど世捨て人のようになった女の心が、揺さぶられる。
熱い恋でなく、ちょっと温度の低い交わりなのがいい。
男はたぶんエゴイストで、そんなに善人でもなさそう。
収集された音、流れてくる死体、出てこない犬・・・。
(表紙の犬を待ってしまったのは少数派ではないはず)
マイケル・ウィンターボトムに映画化してほしいです。
2018年6月16日に日本でレビュー済み
文章が美しく、それによって表現する景色や感情も好きでした。都会のスレた人間感情の小説ばかり割と読んでいたので、完全なる車移動生活や商業的娯楽施設の全く出てこない生活の話は、田舎のスローライフ美化思考もあって新鮮ではありましたが、所詮は不倫話かぁ〜と思ってしまいました。
ウィシュリストに入れてからずっと表紙の犬がフランシスかと思ってましたが、全然違いました。なるほど、言われてみればそういう感触かもしれないですねぇ。。。
ウィシュリストに入れてからずっと表紙の犬がフランシスかと思ってましたが、全然違いました。なるほど、言われてみればそういう感触かもしれないですねぇ。。。