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短編小説より愛をこめて 単行本 – 2005/1/26
阿刀田 高
(著)
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/1/26
- ISBN-104103343230
- ISBN-13978-4103343233
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/1/26)
- 発売日 : 2005/1/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 192ページ
- ISBN-10 : 4103343230
- ISBN-13 : 978-4103343233
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,766,935位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 23,819位近現代日本のエッセー・随筆
- - 152,464位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。
国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。
他に『花あらし』『シェイクスピアを楽しむために』『チェーホフを楽しむために』『佐保姫伝説』『プルタークの物語』など著書多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年10月1日に日本でレビュー済み
僕は阿刀田高が好きだ。短編もショートショートもエッセイも好きだ。特に、他の作家の短編に関する考察や、短編小説に対する阿刀田氏の考えなどは、読んでいて非常に興味深い。この本も、それが目当てで購入した。
やはり、芥川の解説や、阿刀田氏の選んだ短編20選などは、非常に面白かった。しかし、短編小説以外に関するエッセイが、いささか多いように感じる。京都へ旅行に行っただとか、国際ペン大会がどうのとか、『短編小説より愛をこめて』というタイトルには、およそそぐわない。そういったものは、どこか別の本に掲載して欲しかった。
やはり、芥川の解説や、阿刀田氏の選んだ短編20選などは、非常に面白かった。しかし、短編小説以外に関するエッセイが、いささか多いように感じる。京都へ旅行に行っただとか、国際ペン大会がどうのとか、『短編小説より愛をこめて』というタイトルには、およそそぐわない。そういったものは、どこか別の本に掲載して欲しかった。
2006年3月24日に日本でレビュー済み
この短編作家の口癖は「短編小説は、礼儀正しい文学」即ち「長くはお邪魔しない、ほんの1、2時間」で、それほど迷惑をかけるものではないという考えに立つ。
本書に「レトリック・トリック・テクニック」という注目すべきエッセイがあるので、要約してみたい。
レトリック=日本語で修辞、文章を飾ること、文章表現をよくすること、その目的によく適うように巧みに機能させるわざ。そのためには、美しく(例えば、与謝野晶子の歌のように)、分かりやすく(あまり単純ではいけない)、生き生きと(比喩など用いて)表現するのがよい。
トリック=巧みに騙すこと、話術・文章術として本当らしくする技術。これもレトリックの中に入る。「結果論を言うわけではないですが」と言って、結果論を言っている場合がある。
テクニック=小説の技法。小説作法にとって役立つ智恵になる。
視点は、神の視点、登場人物の視点等、移動させないのが原則であるが、 あえて移動させる技法もある。書き出しの例として、遠景から、人物紹介から、会話から、アフォリズムから等いろいろある。
著者は理詰めの文章ではなく、メモランダムふうに書いているが、あえて整理してまとめ書きしてみた(雅)
本書に「レトリック・トリック・テクニック」という注目すべきエッセイがあるので、要約してみたい。
レトリック=日本語で修辞、文章を飾ること、文章表現をよくすること、その目的によく適うように巧みに機能させるわざ。そのためには、美しく(例えば、与謝野晶子の歌のように)、分かりやすく(あまり単純ではいけない)、生き生きと(比喩など用いて)表現するのがよい。
トリック=巧みに騙すこと、話術・文章術として本当らしくする技術。これもレトリックの中に入る。「結果論を言うわけではないですが」と言って、結果論を言っている場合がある。
テクニック=小説の技法。小説作法にとって役立つ智恵になる。
視点は、神の視点、登場人物の視点等、移動させないのが原則であるが、 あえて移動させる技法もある。書き出しの例として、遠景から、人物紹介から、会話から、アフォリズムから等いろいろある。
著者は理詰めの文章ではなく、メモランダムふうに書いているが、あえて整理してまとめ書きしてみた(雅)