2015年に出た単行本の文庫化。
「失くした御守」「転校生と放火魔」「最後の海」「旧友」「あかずの扉」「藁をも掴む」の6話が収録されている。
なんとも大胆なミステリである。しかも、それを「ゆるさ」でするっと通してしまっているところがすごい。なんとなく、こちらも受け入れてしまいそうになる。
しかも、すべて同じパターンかと思いきや、ひねり技を入れている話があるところが、一筋縄ではいかないいところだ。
それにしても、身近にいると迷惑なおじさんだ。
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あぶない叔父さん 単行本 – 2015/4/22
麻耶 雄嵩
(著)
犯人はまさか、あの人!? 常識破りの結末に絶句する「探偵のいない」本格ミステリ! 四方を山と海に囲まれ、因習が残る霧ヶ町で次々と発生する奇妙な殺人事件。その謎に挑む高校生の俺は、寺の離れで何でも屋を営む人畜無害な叔父さんに相談する。毎度名推理を働かせ、穏やかに真相を解き明かす叔父さんが最後に口にする「ありえない」犯人とは! 本格ミステリ界の奇才が放つ抱腹と脱力の連作集。
- 本の長さ310ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2015/4/22
- 寸法13.7 x 2.5 x 19.7 cm
- ISBN-104103391510
- ISBN-13978-4103391517
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2015/4/22)
- 発売日 : 2015/4/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 310ページ
- ISBN-10 : 4103391510
- ISBN-13 : 978-4103391517
- 寸法 : 13.7 x 2.5 x 19.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 477,202位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 132,821位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
麻耶先生ならではの、麻耶先生にしか書けない傑作です。
メルカトルの頃は迷走していましたが、「隻眼の少女」以降、絶好調のようです。嬉しいです。
メルカトルの頃は迷走していましたが、「隻眼の少女」以降、絶好調のようです。嬉しいです。
2015年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまりにも好きすぎる作家さんなので、当初の期待が大きすぎました。某有名探偵を彷彿とさせる容姿のおじさんが、その純粋な優しさ故(?)いろいろな事件を起こしている(回もあればそうでもない回もあったり)作品。短篇なので、一つひとつが独立したお話しだけれど、これはおじさんの仕業なのか、はたまた違うのか、というただそれだけのこと。最後に大きな仕掛けでもあるのか、と期待はしてみたものの…。次回への布石なのか?せめてそうであって欲しいというただそれだけです。
2022年11月16日に日本でレビュー済み
好みによって評価がかなり分かれるのだろうけども。最終話のパワーが不足気味だったので、続編を読みたい!
2015年9月28日に日本でレビュー済み
楽しいユーモアミステリに近い文章記述、地の文、心理描写が目立ちます。短編かつ連作のミステリ小説なのですが、かなりの破天荒な作品に分類されると思います。あり得ない解決編や、常識を覆す、ちょっぴりひねくれたような真相解明に、大爆笑してしまいました。(=^・・^=)
タイトルの「あぶない叔父さん」だと、ロリコンのオヤジって感じですが、「優しくて頼りになる叔父さん」といったタイトルの方が、すごくふさわしいと思いました。
麻耶さんのファンに方は、必読の一冊だと思います!!
タイトルの「あぶない叔父さん」だと、ロリコンのオヤジって感じですが、「優しくて頼りになる叔父さん」といったタイトルの方が、すごくふさわしいと思いました。
麻耶さんのファンに方は、必読の一冊だと思います!!
2016年8月28日に日本でレビュー済み
麻耶さんの作品を色々読んで来ましたが。
確かに此方は小品かもしれません。
さほど大きなトリックも無いですし。
舞台設定もなんだかなあですし。
…なんですが、この叔父さん探偵(というか事件創出者というか)のキャラクター、やはり嫌いじゃないです。
貴族探偵も隻眼探偵も良かったですが、そもそもおっとり系天然キャラの破壊力って、最高級と思うんですよ。
おっとり天然女子とシッカリ者突っ込み男子、という関係性に安易に逃げ込まず、叔父と甥という関係性で天然キャラの不条理さを本格推理小説の中で成立させてるから麻耶さん凄いな、と。
なもんで、コレは数ある麻耶作品の中でも、割りとファン必読の書なのではないかと思った次第です。
確かに此方は小品かもしれません。
さほど大きなトリックも無いですし。
舞台設定もなんだかなあですし。
…なんですが、この叔父さん探偵(というか事件創出者というか)のキャラクター、やはり嫌いじゃないです。
貴族探偵も隻眼探偵も良かったですが、そもそもおっとり系天然キャラの破壊力って、最高級と思うんですよ。
おっとり天然女子とシッカリ者突っ込み男子、という関係性に安易に逃げ込まず、叔父と甥という関係性で天然キャラの不条理さを本格推理小説の中で成立させてるから麻耶さん凄いな、と。
なもんで、コレは数ある麻耶作品の中でも、割りとファン必読の書なのではないかと思った次第です。
2020年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容が浅く期待が大きい過ぎました。
2018年5月4日に日本でレビュー済み
アクロバットな「密室もの」で、謎解きまではワクワクしながら読めるのですが、主要な人物の「嘘」が前提になっているものが多くて、真相を聞いてもあまり納得ができませんでした。しかもその真相が闇に葬られてしまうので、なんだか後味の悪さだけが積み重なっていきます。その反面、基本的には同じパターンの作品が続くので、1作目の衝撃は2作目、3作目になっていくにつれて薄れていきます。うーん。
連作を貫くテーマとして、高校生の男女の三角関係、卒業、進路、といった青春小説ならではの要素を扱っているようにも見えます。この作者さんにそれを求めてはいけないと思いつつも、ミステリー部分があまり納得できなかったので、もしかするとミステリーを題材にした青春小説を書きたかったのかな?、と思って読み進めましたが、最終話まで読んでもやっぱり何も解決しませんでした…。どうせ解決しないなら、もっと短く話をまとめてほしいな、と思いましたが、「何も解決しないミステリー」という新しいジャンルへのチャレンジだったのかな?、と思ったりしています。
連作を貫くテーマとして、高校生の男女の三角関係、卒業、進路、といった青春小説ならではの要素を扱っているようにも見えます。この作者さんにそれを求めてはいけないと思いつつも、ミステリー部分があまり納得できなかったので、もしかするとミステリーを題材にした青春小説を書きたかったのかな?、と思って読み進めましたが、最終話まで読んでもやっぱり何も解決しませんでした…。どうせ解決しないなら、もっと短く話をまとめてほしいな、と思いましたが、「何も解決しないミステリー」という新しいジャンルへのチャレンジだったのかな?、と思ったりしています。