著者の知られざる生い立ちや、生家での暮らし、家族関係など、新興財閥の成功物語とは違う生々しい話が満載です。
読み止めることが惜しい気分で、あっという間に読んでしまいました。
読んだら感想を人に話したくなるので、まだ読んでいない人の気分を害しないように注意しましょう。
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父の肖像 単行本 – 2004/9/29
辻井 喬
(著)
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第57回(2004年) 野間文芸賞受賞
- 本の長さ645ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2004/9/29
- ISBN-104103407123
- ISBN-13978-4103407126
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2004/9/29)
- 発売日 : 2004/9/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 645ページ
- ISBN-10 : 4103407123
- ISBN-13 : 978-4103407126
- Amazon 売れ筋ランキング: - 54,718位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,430位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1927(昭和2)年、東京生れ。本名・堤清二。東大経済学部卒。
西武王国の総帥だった父・堤康次郎の跡を継ぎ、理論派経営者の手腕を発揮する一方、詩人・作家として活躍。1961年、詩集『異邦人』で室生犀星賞、1984年『いつもと同じ春』で平林たい子文学賞、1993(平成5)年、詩集『群青、わが黙示』で高見順賞、1994年『虹の岬』で谷崎潤一郎賞、2004年『父の肖像』で野間文芸賞を受賞。他の作品に『彷徨の季節の中で』『風の生涯』『鷲がいて』など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年11月8日に日本でレビュー済み
西武グループがおかしい。
コクドの経営不振、西武鉄道株不正問題、球団売却の噂・・・と一気に噴出したグループのスキャンダル。今にして思えば来たるべくしてやって来た終末ともいえないこともない。創業者に比してあまりにも凡庸な2代目の蹉跌ここに窮まれり・・・なんて続々と出現するニュースを傍観者として楽しんでいるばかりでは申し訳けないと、たまたま書店で手にした「父の肖像」なる堤康次郎の伝記小説を3日がかりで読んでみました。著者は元西武流通グループ代表堤清二。ペンネーム辻井喬、書中の人物=恭次によって語られるこの小説は、明治22年生まれの創業者の生から死に至る個人史であると同時に、日本の産業黎明期から衰退期(安定成長期)に至る財界政界の一大叙事詩の趣があります。
また封建家族のどろどろがもう一本の日本文化の縦糸として撚り合わされていて、まさにファミリーの一員でなければ描ききれない生き様が克明に刻まれています。西武王国破綻の要因が、すでに当初からインプットされていたこともそれとなく理解できました。ビジネスや政治の世界で生きた経験のない人にも単なる小説以上のドキュメントとして見ることも一興かと思います。その意味でも総体としてよく出来た作品であるなあと思いました。人間の普遍的な業というべきものが堤家を舞台に総合的に提示されていて久しぶりにコクのある小説を読んだという満足した気分にさせてくれました。
コクドの経営不振、西武鉄道株不正問題、球団売却の噂・・・と一気に噴出したグループのスキャンダル。今にして思えば来たるべくしてやって来た終末ともいえないこともない。創業者に比してあまりにも凡庸な2代目の蹉跌ここに窮まれり・・・なんて続々と出現するニュースを傍観者として楽しんでいるばかりでは申し訳けないと、たまたま書店で手にした「父の肖像」なる堤康次郎の伝記小説を3日がかりで読んでみました。著者は元西武流通グループ代表堤清二。ペンネーム辻井喬、書中の人物=恭次によって語られるこの小説は、明治22年生まれの創業者の生から死に至る個人史であると同時に、日本の産業黎明期から衰退期(安定成長期)に至る財界政界の一大叙事詩の趣があります。
また封建家族のどろどろがもう一本の日本文化の縦糸として撚り合わされていて、まさにファミリーの一員でなければ描ききれない生き様が克明に刻まれています。西武王国破綻の要因が、すでに当初からインプットされていたこともそれとなく理解できました。ビジネスや政治の世界で生きた経験のない人にも単なる小説以上のドキュメントとして見ることも一興かと思います。その意味でも総体としてよく出来た作品であるなあと思いました。人間の普遍的な業というべきものが堤家を舞台に総合的に提示されていて久しぶりにコクのある小説を読んだという満足した気分にさせてくれました。
2005年2月21日に日本でレビュー済み
『父の肖像』は、現実との活き活きとして呼吸回路を持った、
一個の作品です。
ここに、政治家としても事業家としても、巨大な存在として、
昭和史を駆け抜けた男性の肖像を認めることはもちろん可能です。
しかし、父の肖像には違いないけれど、ここにはもうひとつ、
「母の探索史」が隠れたモチーフとして、大切に挿入されていて、
「母の現像」としても迫ってきました。
けれどそこに、あらゆる突っ張りが溶けるような
回帰が待っているのではありません。謎は解かれたように見えながら、
ただそれとしてそこに置かれます。
乾いた肌寒い風が吹き抜けていきます。
西郷隆盛と田中角栄の間にあったもの、を考えさせるとともに、
不在の母を抱えた孤独な物語の印象が交互にやってきます。
寝入りばな、うつらうつらと読みついだせいで、
闇に溶けいるような輪郭を抱くのは、私のせいですが、
作家の抱く現実感はしっかり伝わってくると思います。
一個の作品です。
ここに、政治家としても事業家としても、巨大な存在として、
昭和史を駆け抜けた男性の肖像を認めることはもちろん可能です。
しかし、父の肖像には違いないけれど、ここにはもうひとつ、
「母の探索史」が隠れたモチーフとして、大切に挿入されていて、
「母の現像」としても迫ってきました。
けれどそこに、あらゆる突っ張りが溶けるような
回帰が待っているのではありません。謎は解かれたように見えながら、
ただそれとしてそこに置かれます。
乾いた肌寒い風が吹き抜けていきます。
西郷隆盛と田中角栄の間にあったもの、を考えさせるとともに、
不在の母を抱えた孤独な物語の印象が交互にやってきます。
寝入りばな、うつらうつらと読みついだせいで、
闇に溶けいるような輪郭を抱くのは、私のせいですが、
作家の抱く現実感はしっかり伝わってくると思います。
2005年3月13日に日本でレビュー済み
題名の『父の肖像』に惹かれて読みました。が、小説でありながら、主人公である父楠次郎と息子恭次には、どうしても堤康次郎と堤清二の顔がだぶって見えてしまいました。
郷里を出て、立身出世に邁進していく前半部分は、次郎の伝記部分と恭次のモノローグ部分が交錯して、時間の流れも前後して読みづらい部分もあったのですが、時代が第一次世界大戦、第二次世界大戦と進み、恭次が成長するとともに俄然、話しが面白くなり、大部でしたが後半は一気に読み上げました。
より興味深かったのは、楠次郎の伝記部分よりも むしろ、恭次の生き様、・・・学生運動、共産党入党、スパイの疑い、離党、結核発症、療養所暮らし、衆議院議長秘書、・・・でした。激動の時代を生きた自分を凝視する目がすごいと思いました。一方で、自分の母親が誰であるのかという不安定な状況。結局は、恭次には、母が誰であるのかは、定かではなく、また、確かめないままに物語は終わるのですが・・・。
作者の自伝が読みたいと思いました。
郷里を出て、立身出世に邁進していく前半部分は、次郎の伝記部分と恭次のモノローグ部分が交錯して、時間の流れも前後して読みづらい部分もあったのですが、時代が第一次世界大戦、第二次世界大戦と進み、恭次が成長するとともに俄然、話しが面白くなり、大部でしたが後半は一気に読み上げました。
より興味深かったのは、楠次郎の伝記部分よりも むしろ、恭次の生き様、・・・学生運動、共産党入党、スパイの疑い、離党、結核発症、療養所暮らし、衆議院議長秘書、・・・でした。激動の時代を生きた自分を凝視する目がすごいと思いました。一方で、自分の母親が誰であるのかという不安定な状況。結局は、恭次には、母が誰であるのかは、定かではなく、また、確かめないままに物語は終わるのですが・・・。
作者の自伝が読みたいと思いました。
2012年4月15日に日本でレビュー済み
「辻井喬」は、セゾングループ(旧西武流通グループ)の実質的オーナー、堤清二のペンネーム。近江商人の末裔、政治家であり、事業家だった父、堤康次郎(1894‐1964:小説では楠次郎)をモデルとした小説。
父に対する反発をバネに、わたし(著者)が父次郎をの生涯を伝記風に仕立て、自らの宿命をたどっていく。
著者は父に批判的なのだが、翻って恭次(著者)自身の生き方はどうなのかを探ると、力強さや信念がない。女性記者の先駆けだった養母の桜の人生の描き方にも不満が残った。
次郎の生きた時代、明治から大正、そして昭和前半までの政界の動き(例えば枢密院の役割、山形有朋・大隈重信・永井柳太郎、民政党と政友会の対立、2・26事件、次々と変わる首相)がリアルに描かれている。
父に対する反発をバネに、わたし(著者)が父次郎をの生涯を伝記風に仕立て、自らの宿命をたどっていく。
著者は父に批判的なのだが、翻って恭次(著者)自身の生き方はどうなのかを探ると、力強さや信念がない。女性記者の先駆けだった養母の桜の人生の描き方にも不満が残った。
次郎の生きた時代、明治から大正、そして昭和前半までの政界の動き(例えば枢密院の役割、山形有朋・大隈重信・永井柳太郎、民政党と政友会の対立、2・26事件、次々と変わる首相)がリアルに描かれている。