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カーテンコール! 単行本 – 2017/12/22
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- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2017/12/22
- 寸法13.5 x 2 x 19.5 cm
- ISBN-104103513918
- ISBN-13978-4103513919
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
外出、ネット、面会すべて禁止の寮生活に大学生は耐えられるか
野球にたとえるなら、1点を追う9回裏ツーアウト。回ってきた打席でツーストライクから空振りし、「ゲームセットか」とガックリきたところ捕手がボールを後逸……というシチュエーションだろうか。送球より早く一塁を駆け抜ければ、首の皮一枚つながる。さあ、ここで踏ん張れるか――。
こういう状況は人生においても時折おとずれる。その“終幕のあとの延長戦"を描いた連作短篇集が『カーテンコール! 』だ。
3月末で閉校した私立のお嬢様大学、萌木(もえぎ)女学園。ところが学園側の様々な救済措置にもかかわらず、単位を揃えられず卒業に失敗した学生たちがいた。4月以降、大学は存在しない。「私の人生詰んだ」と天を仰ぐ子たちのもとへ、学園理事長からの提案が。それは半年の間、外出、ネット、面会すべて禁止の寮生活をおくり、朝から晩まで特別補講を受けられたら卒業を認めるというものだった。
「名のある女子大が閉校するというニュースが実際にあったんです。記事には、卒業しそびれた学生の処遇は学校側が責任をもって考えるとありましたが、続報がなかった。すごく気になって、私なりに“その後"を考えてみようと思ったのが発想のきっかけです」
本作に登場するのは、皆それぞれ心身に事情を抱えた“ワケアリ"の学生たち。
「いま、過食とか、エナジードリンクの過剰摂取とか、睡眠障害とか、病んでる子たちの話を周囲で見聞きすることが本当に多くて。私は親の世代なので、そういう子たちの姿を見るのはとてもつらいんです。傍からは“甘え"と言われがちなことでも、当人は深刻に悩んでいるし、背景にはやむにやまれぬ事情があることも多い。そういうケースを一つ一つとりあげながら、『詰んだ』と思っている若い子にエールをおくりたいと思って書きました」
学生たちは、慣れぬ共同生活に戸惑いつつも、やがて各自が自身の心や身体と向き合い、生活を立て直していく。また、老年の理事長が若い学生たちのために心を尽くす理由、はるか過去から現在にまでつながる強い思いが丁寧に描かれ、世代をこえた普遍的なメッセージが浮かび上がってくるところも本作の魅力だ。
「うれしかったのは、普段、感想を言わない父が『面白かった』と言ってくれたこと。理事長に感情移入してくれたんだと思って、身近な人の言葉ですが、励みになりました。私にとって思い入れのある、とても大事な作品になりましたね」
評者:「週刊文春」編集部
(週刊文春 2018年2月1日号掲載)登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2017/12/22)
- 発売日 : 2017/12/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 280ページ
- ISBN-10 : 4103513918
- ISBN-13 : 978-4103513919
- 寸法 : 13.5 x 2 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 304,265位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 84,818位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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この本もすごく好き
と、思ったら「惑」がスタートか。
うあー、嬉しい。そういえば他の著者さんでもあったなあ。「アミの会」(仮)の本からスタートして1冊分書いてくれちゃうパターンが。
「はーい。ここで1回仕切り直し。態勢整えたら、次のステップ少しは楽になるからね」的ないい感じで、楽しみました
読後感、いいものでした。
女子大生達に愛情を持って接している先生方、時には厳しいことを面白く言う角田先生がとても好印象でした。
面白かったです。良い本に出会えました。
ありがとうございました。
睡眠障害のナルコレプシー、拒食症、肥満、性同一性障害など、様々な事情をもった女子学生たちが学園内でどのように過ごして、成長していくのか、楽しみに読めた。
最後の「ワンダフル・フラワーズ」の章では、理事長の、お預かりした学生を無事に卒業させてあげたいという温かい想いが伝わってきて優しい気持ちになった。
ひまわりの花言葉のシーンが印象的だった。
あなたは素晴らしい。
これは魔法の呪文です。これから先、何か困難に出会ったとき、自己嫌悪に陥ったとき、そっとつぶやいてみてください。私は素晴らしいと。
そしてどうかひまわりのように、常に明るい方、暖かい方を目指して進んでください。そうすれば、そんなに大きく間違えたりはしませんから。
この物語に登場する女子大生は何らかの問題を抱えた者たち。リレー形式で物語は進んでいくが、全てにおいて理事長が関わっている、その理由が最終章で語られる。
自分はすでに大学を卒業してずいぶんと経つが、確かに大学生の頃はずいぶんと色んなことで悩んでいたことを思い返す。人生は人との出会いが全てであると思わずにはいられない、そう感じさせる良い物語だった。