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ウェルカム・ホーム! 単行本 – 2004/3/17

4.2 5つ星のうち4.2 47個の評価

「普通の家族って、なに?」それぞれの家族にたくさんの愛情のカタチがある。

シングル・マザーや父子家庭が当たり前の時代、親子の繋がり方も変っている。父親と息子、そして父の友人。男3人で暮らす「家族」生活。また、離婚した夫の連れ子と数年ぶりに再会する“育ての母”の気持ち。「普通の家族」とは少しカタチが違うけど、とっても温かいふたつの家族の情景を描いたハートウォーミング・ストーリー二篇。

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

シングルマザーや父子家庭が当たり前なこの時代。親子の繋がりも人それぞれ。普通の家庭とは少しカタチが違うけど、とっても温かい二つの家庭の情景を描いた2編を収録。『小説新潮』連載に書き下ろしを加え単行本化。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2004/3/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/3/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 221ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4103780053
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4103780052
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 47個の評価

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鷺沢 萠
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アットホームな温かい話を読みたいと思って検索しましたが、まさにそんな話でした!筆者の他の本も読みたいです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年4月18日に日本でレビュー済み
2004年4月11日、彼女は逝ってしまった。
そのニュースが出たのは4月15日の朝だった。
私はこの日、会社帰りにこの本を買った。
恐らくは遺作となってしまうであろう、この本を。
彼女と私は大学の同級生である。
もちろん向こうは私のことは知らない。
大学入学前にデビューしていた彼女の存在は
私のとってはセンセーショナルであった。
私は彼女の著書が出る度に買い揃え、
自分と同じように年を取っていく作家を追い続けた。
そして時に過去の著作を読み返すことにより
自分の過去をも振り返るという体験もできた。
本書は「帰るべき場所」の物語である。
確固としてあった「フツーの家族」という枠組みが崩壊した現在、
それでもなお人には「帰るべき場所」が残されているんだという
前向きの、暖かい感触が感じられた。
終始家族や、その後は血の出自にこだわった作家だった。
そのひとつの回答がこの「帰るべき場所」だったのかもしれない。
そんなメッセージを発した彼女はしかし、
一人だけの場所に去っていってしまった・・・。
並んで歩いていた伴侶を失ったような、そんな気分である。
これから暫し、彼女の著作を振り返ってみたい。
36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
男は、女は、夫は、妻は、父は、母は、こうあるべき
そんな窮屈な頭の輪っか。

よくよく考えてみたら、どうしてそれを自分で今まで取ろうとしなかったんだろう?
私たちは孫悟空じゃない。
この世に生を享けたのは、別に何かの罰とか修行でもない。

ひとりひとりが自分なりのやり方で一生懸命生きれば、全部が正解。花まるなんだと気付かされました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年6月11日に日本でレビュー済み
父、母、子どもといういわゆる普通の家族ではない家族の形を描いた物語。

血の繋がりよりも、子どものことを想う気持ちが家族という関係をつくるということがよく分かる物語だった。

個人的には父二人のたけパパの物語が好きだった。自分の本当の子どもでなくても素直にまっすぐに育っているノリ。最後のノリの作文は、たけパパの愛情が本物であることを感じさせるもので心が温かくなった。

律子の物語は、聖奈の話よりも律子の生き様の説明が多く、聖奈への想いがあまり伝わってこなかったのが残念だった。
2018年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長い間絶版だった本作が復活したのを偶然知りふと手に取ったのですが、予想を超える面白さに笑い、ほろっとさせられた1冊でした。血の繋がりがなくとも、血の繋がった家族以上に家族になれるのだということを、押し付けがましくなくさらりとした文章が伝えてきます。
こんな素敵なお話を書かれた鷺沢萠氏の新しい作品が読めないことが残念でなりません。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年3月21日に日本でレビュー済み
父親から継いだレストランを潰してしまい、友人の父子家庭に転がりこんだ男の話と、二度の結婚に失敗し、前夫の連れ子である娘とも引き離されてしまったキャリアウーマンの話。
このふたつの話はともに、家族の絆を主題にして書かれたものだ。
家族の絆――
それがどんなに尊くて、あたたかいものか、そしてそれは、決して遺伝子による結びつきだけを言うのではなく、その本質は心のつながりであるということを、この作品によって改めて教えられた。
鷺沢萠さんの作品の中では、最も幸せな読後感が得られ、私自身一番好きな作品。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年10月24日に日本でレビュー済み
両親がいて、子供がいて、お父さんが外で働いて、お母さんがおうちを守って、子供たちは学校で勉強をする。

そういう形ではない家を描いた小説です。

出てくる人たちは、たまにゆがんだりもするけど、基本的にまっすぐです。

一緒に暮らす人たちを懸命に愛します。

そして、かなわんなぁと思うことが多い日々の中で、「むくわれた」と思える大きなプレゼントをもらいます。

その瞬間に接したとき、読む人たちも自己を肯定する時間をもてるような気がしました。

作者はとても優しい人だなと読んですぐに感じました。

そして、その優しさはなかなかこの世では「むくわれない」種類のものだなと感じました。

ご冥福をお祈りしています。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年4月26日に日本でレビュー済み
鷺沢さんが亡くなったという報道があり、大変ショックを受けました。
そのときに、自分がもう10年ほど鷺沢さんの作品に触れていないこと
にも気づき、二重のショックを受けてしまいました。
追悼の意味も込めて、何冊かの鷺沢作品を手にした中の1冊がこれです。
内容はよく把握しないままに、まずは近作から・・・という気持ちで
手にした「ウェルカム・ホーム」は皮肉にも追悼と呼ぶには明るすぎ
る作品でした。私が知らない10年もの間に、鷺沢さんの書く世界はだ
いぶ幅が広くなったのですね。
ここに描かれているのはふたつの「フツーじゃない」家族のカタチ。
でも、「フツー」って何なの?
「フツー」でなければいけないの?
どちらの家族にも「家族」に必要なものは十分すぎるほどそろってい
る。それで十分なのではないだろうか?これを読み終えてからは血の
つながりだとか、環境だとかに対するこだわりが陳腐に思えてきてし
まうのだ。
家族という小さな組織のメンバーの心さえそこにあれば他に何が必要な
の??
鷺沢さんが最後に私たちに残してくれたこのメッセージは、あまりにも
あたたかい。
そして笑いに満ちていた。
鷺沢さん、ウェルカム・ホーム!
はやく生まれ変わって、また本を書いてよ!!!
そのときまで星5つはおあずけですよ!
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート