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王国―その1 アンドロメダ・ハイツ― 単行本 – 2002/8/22
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- 本の長さ134ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2002/8/22
- ISBN-10410383403X
- ISBN-13978-4103834038
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商品の説明
商品説明
どこか浮世ばなれした雫石、超能力をもつ楓。そのパトロンで恋人の片岡さん。雫石の恋人の真一郎くん、アパートの「ものすごくいやな感じ」の隣人。彼らが繰り広げる物語は、『キッチン』から『アムリタ』までの初期の作品を彷彿とさせるファンタジックなストーリーである。しかし一片の無駄もない文章とストーリーで組みあげられた本書は、円熟期にある作家の手で極限まで磨きあげられた珠玉の作といえる。そして同時に、「また新しい章が始まる」という印象的な言葉で締めくくられているように、吉本文学の新たな作品世界の萌芽を予感させるものでもある。
「守られている女の子の生き方の物語」である本書には、著者の計り知れない他者への愛情の深さがにじみ出ている。行方不明のインコを探してほしいという少年に、嘘をついてしまう楓。不倫関係にある真一郎くんとの恋をひそっりと続けていく雫石。たくさんの無垢な魂が、それでもしっかりと人生を歩んでいく姿が胸を打つ。物語に静かに流れる、決して声高に叫ばれることのないメッセージが、読むものの心をじんわりと癒してくれる。(中島正敏)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2002/8/22)
- 発売日 : 2002/8/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 134ページ
- ISBN-10 : 410383403X
- ISBN-13 : 978-4103834038
- Amazon 売れ筋ランキング: - 793,370位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 18,014位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
1964年、東京生まれ。
詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学芸術学部文藝学科卒業。
87年小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞、同年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、89年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)を受賞。
著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで、93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞の三賞を受賞している。他の著作に『アルゼンチンババア』『王国』シリーズ『デッドエンドの思い出』『イルカ』『ひとかげ』『まぼろしハワイ』『サウスポイント』『彼女について』『アナザー・ワールド 王国その4』など多数がある。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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純文学である。=退屈。
サボテン公園に行く。
真一郎くんと恋に落ちる。
私のアパートが火事になり、サボテンが焼けてしまう。
速読で読んだからか、あまり楽しめなかった。
アマゾンでの評価は高い。
でも僕は良さをあまり分からなかった。
何度読んでも飽きのこない 毎回違った感じに見える独特な世界観が大好きです。
雫石の成長が自分に当てはまる気がして何度も何度も読み返しています。
こういう世界で生きていくのもたくさんの学びがありそうだなあと思います。
真骨頂と言ってもいいのではないのだろうか。
主人公はサボテンを守護神のように感じている「雫石」。彼女は、魔
女の弟子のように世間や親を知らず、幸せに山で暮らす。
そして、ある日訪れる、幸福な少女時代の崩壊。
ヒーリング、超能力、不倫、欠けている家族像と、これまでよしもと
氏が得意とする要素がふんだんに盛りこまている物語の序章である。
しかし、描いているものは、周囲に対する人間・自然に対する愛情、
そして謙虚な心を「日常の中で光らせておこう」と言う、ごく自然な
メッセージを感じる。
「雫石」が真一郎君との中で、楓との交流でどのように成長し、また
変わらないでいられるか、期待したいシリーズである。
山奥で二人暮しだった雫石(しずくいし、という名前なのです)。
彼女は、あることをきっかけに都会で暮らすことになる。
山奥との違いに戸惑いながらもなんとか暮らしていく雫石は、
ある占い師と出会い、アシスタントをすることに。
彼の力に助けられつつ、雫石は都会との折り合いのつけ方を学んだり、
恋をしたりと少しずつ前に進んでいく・・・というお話。
山奥で、ヒーラーのような暮らしをしていた雫石にとっては、
都会の騒がしさや人の弱さ、覚せい剤などの”良くない存在”にダメージを受ける。
テレビもなかったから、うっかり手に入れたテレビにはまってしまったりもする。
そういうことを経験しながら、「頭の疲労と体の疲労のバランスが取れてないから眠れないんだな」
「情報を得ているだけと思いつつ、テレビの奴隷になってるんだな」
などということに気づいていく雫石を見ていると、
なんだか、「あ〜、私も疲れてたんだな〜」ってしみじみ感じました。
そして、雫石がおばあさんからのアドバイスや、周囲の人たちの支えで少しずつ回復していく様をみていると、
一緒に自分も回復していく気分になるのです。
生きていくうえで、大事にしなければならないことは何かとか
人は強くないこととか
誰かに支えられたり、支えたりすることとか
そいういうことをじんわりじんわり感じる話です。
吉本ばなな作品の中でも、3本の指に入る作品。
仕事とか情報とか、「日常に疲れている人」におすすめです。
登場人物のだれにも魅力をかんじなかった。主人公も魅力がいまひとつ。つくりものっぽさが中途半端だし、なんとなく、全体的にどこかでみたような設定。
つまりは、書ききれていない。もしかして、筆力ないのではいか。とすら思ってしまった。これは、シリーズの一作目となるのだと思うが、つまらない序章だった。でも、ベースはこれで、きっとここからおもしろく展開していくのだと思いたい。なんだか、がっかりして、さみしい。好きだったのに。