主人公が、子供時代から今に至るまでの周囲の人達に対する色々な思いや、自分の生き方についてを美しい故郷の自然の中で振り返ってみるようなお話。
特に奇抜なストーリーではないので、そういうものを期待する方にとってはつまらないと思いますが、こういう雰囲気は好きです。
ただ、話がいろんな時代に唐突に行ったり来たりするので、あれ?どこからが子供時代の話なんだっけと言うように、文章が読みにくい所もあったり、方言も意味が分からないので、何を言っているのか不明な所もあります。
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みなそこ 単行本 – 2014/10/31
中脇 初枝
(著)
どんなにたくさんの人がいても、あたしの眼はすぐに彼を見つけてしまう。あたしたちは繫がったまま、橋から飛び降りた。彼と触れあうことは、きっともう、二度とない──。水面のきらめき。くもの巣。お施餓鬼の念仏。台風の日のかくれんぼ。考えもしなかった相手に心を奪われ、あの腕にからめとられてあたしは──。沈下橋のかかる川のほとりで、その夏を永遠にした恋を描く、注目作家の新境地作。
- 本の長さ274ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2014/10/31
- 寸法14 x 2.4 x 19.8 cm
- ISBN-10410391002X
- ISBN-13978-4103910022
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2014/10/31)
- 発売日 : 2014/10/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 274ページ
- ISBN-10 : 410391002X
- ISBN-13 : 978-4103910022
- 寸法 : 14 x 2.4 x 19.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 832,064位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 209,716位文学・評論 (本)
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2018年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今年10月、四万十川に沈下橋を見に行った。
岩間沈下橋。弧状に曲がった川の内側に土砂が体積した砂地に、橋の一端が架かっていた。昨年11月、老朽化で橋桁の一部が凹み、その部分が撤去され橋の1部が欠損している。ずっと小さくしたアヴィニョンのサン・ベネゼ橋のようでもある。撤去した折れ曲がった床版を使って、ベンチが設置してあった。敷地にある茶屋で弁当と茶を求めた。外のテーブルで座って食べようとしていると、店のおばさんが、椅子が湿っているのでと椅子に敷くビニールのマットを持ってきてくれた。「昨年、橋が壊れたもんね、それで渡れんがです」「えらい水が来たこともあったけんど。この高さまで、来たがやね」
沈下橋を訪れる少し前に、偶然にも本書を読んでいた。
四万十川の沈下橋の情景を、地元の幡多弁で語られている。
『よく壊れないね』『沈ませるための橋やもん。それに、この橋は、わたしらあが造ったがやけんね』」
本の中の情景が実際の風景に重なってくる。
「「欄干がないので、車で渡ると橋の両側は見えなくなる。…それでも横を見てはいけない。まっすぐ前だけを見て渡らないと、沈下橋から落ちる。…すべての家がこの道の先にある。この橋を渡らないと、だれも家には帰れない。…沈下橋が文字通り沈んでしまうことはなんべんかあった。初めて沈下橋が沈んでいるのを見たときはこわかった。…台風で沈下橋が沈んで、家に帰れなくなった」
岩間沈下橋。弧状に曲がった川の内側に土砂が体積した砂地に、橋の一端が架かっていた。昨年11月、老朽化で橋桁の一部が凹み、その部分が撤去され橋の1部が欠損している。ずっと小さくしたアヴィニョンのサン・ベネゼ橋のようでもある。撤去した折れ曲がった床版を使って、ベンチが設置してあった。敷地にある茶屋で弁当と茶を求めた。外のテーブルで座って食べようとしていると、店のおばさんが、椅子が湿っているのでと椅子に敷くビニールのマットを持ってきてくれた。「昨年、橋が壊れたもんね、それで渡れんがです」「えらい水が来たこともあったけんど。この高さまで、来たがやね」
沈下橋を訪れる少し前に、偶然にも本書を読んでいた。
四万十川の沈下橋の情景を、地元の幡多弁で語られている。
『よく壊れないね』『沈ませるための橋やもん。それに、この橋は、わたしらあが造ったがやけんね』」
本の中の情景が実際の風景に重なってくる。
「「欄干がないので、車で渡ると橋の両側は見えなくなる。…それでも横を見てはいけない。まっすぐ前だけを見て渡らないと、沈下橋から落ちる。…すべての家がこの道の先にある。この橋を渡らないと、だれも家には帰れない。…沈下橋が文字通り沈んでしまうことはなんべんかあった。初めて沈下橋が沈んでいるのを見たときはこわかった。…台風で沈下橋が沈んで、家に帰れなくなった」
2015年2月28日に日本でレビュー済み
前作2作を読んで、久々に本を読んで泣きました!
自分に合う作家さんを見付けられたときの感動を久々に感じ、こちらも読んでみたのですが・・・・
中学生の男の子とおばちゃんの恋愛って言われてもピンと来ないし、流れがアバウトすぎて話の内容もイマイチ・・・
次に期待したいです
自分に合う作家さんを見付けられたときの感動を久々に感じ、こちらも読んでみたのですが・・・・
中学生の男の子とおばちゃんの恋愛って言われてもピンと来ないし、流れがアバウトすぎて話の内容もイマイチ・・・
次に期待したいです
2017年5月4日に日本でレビュー済み
評価が低過ぎてちょっとびっくり…
恋愛小説、として読むから違和感を覚えるのでは?
中学生男子と恋愛?!とかそういうハナシじゃナイでしょって感じ…青ーい感じのりょう君はメチャ魅力的ですが。
もっと静かな、生きて行く事について考えさせられる話だった。
私は大好きです。
恋愛小説、として読むから違和感を覚えるのでは?
中学生男子と恋愛?!とかそういうハナシじゃナイでしょって感じ…青ーい感じのりょう君はメチャ魅力的ですが。
もっと静かな、生きて行く事について考えさせられる話だった。
私は大好きです。
2015年4月16日に日本でレビュー済み
前作に惹かれて迷わず手に取りましたが、途中でまさかのつまらない? と不安に思いつつ最後まで読みましたが、私には全く共感できませんでした。小4の娘を持つお母さんである女性が中1相手に恋愛感情を抱くなんて、うーん、ちょっと…。最後も文章が独りよがりすぎてついていけず、読んで時間を損した気分です。なんでこんな作品出ちゃうんだろう。