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屍鬼 上巻 単行本 – 1998/9/1
小野 不由美
(著)
死が村を蹂躙し幾重にも悲劇をもたらすだろう―人口千三百余、三方を山に囲まれ樅を育てて生きてきた外場村。猛暑に見舞われたある夏、村人たちが謎の死をとげていく。増え続ける死者は、未知の疫病によるものなのか、それとも、ある一家が越してきたからなのか。
- 本の長さ545ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1998/9/1
- ISBN-104103970022
- ISBN-13978-4103970026
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
人口千三百余、三方を山に囲まれ樅を育てて生きてきた外場村。猛暑に見舞われたある夏、村人たちが謎の死をとげていく。増えつづける死者は、未知の病によるものか、それとも、ある一家が越してきたからなのか…。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1998/9/1)
- 発売日 : 1998/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 545ページ
- ISBN-10 : 4103970022
- ISBN-13 : 978-4103970026
- Amazon 売れ筋ランキング: - 339,219位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 97,866位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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大分県中津生れ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。「東亰異聞」が1993(平成5)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、話題を呼ぶ(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 黒祠の島 (ISBN-13: 978-4396331641)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2回目の購入です。お坊さんの小説は読みづらいけど、そこ以外は最高に怖くて面白いです。単行本よりハードカバーで読む方がが怖い。
2016年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
品物の良さが見た目で分かり、手障りも気持ちの良いもので思った以上満足でいます。大事にします。
2013年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
吸血鬼は実に危うい基盤の上に存在していて第一の基盤は誰も其の存在を信じていないことなのだが沙子は吸血鬼のコミューンが欲しかったわけで彼女の望みそのものが破滅を意味していた。
2020年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章がとても読みにくいです。
「視点がコロコロ変わる」という指摘はすでにありますが、視点の変わり方も、区切りをつけて変えるならまだ読めます。でも、この作品はそうではありません。マニアックな言い方をすれば「三人称」で書かれています。そのせいかもしれないですね。地の文に書かれている思いや考えが、誰のものなのかわかりにくいです。視点が定まりません。Aという人物の考えていることかと思ったら、いつの間にかBという人物の視点に切り替わっていたりします。
また、読点の打ち方も鼻につきます。ひらがなや漢字が連続するのを嫌っているのはわかります。でも、あまりに不自然な場所で区切られると、文章としての意味がわかりにくくなりますし、そこでいちいち目が引っかかるのですんなりと読めません。
それから同じパターンが繰り返されすぎです。
・「屍鬼」の実在など信じていないが、なんとなく不気味に感じている
・「屍鬼」の実在を知っているが、どうにもできない
・「屍鬼」の実在を知っており、行動するが、逆に襲われてしまう。
だいたいこの三つのパターンがひたすら繰り返されるばかりです。見ている人物が違うだけです。本当にこんなにページ数が必要だったのか気になります。
まだ最後まで読めていません。下巻の半分くらいまで読み進めたところです。ですが、もう読むのが苦痛に感じ始めています。「つまらない」のではなく「飽きた」といった感じです。それほど怖くもありません。
「視点がコロコロ変わる」という指摘はすでにありますが、視点の変わり方も、区切りをつけて変えるならまだ読めます。でも、この作品はそうではありません。マニアックな言い方をすれば「三人称」で書かれています。そのせいかもしれないですね。地の文に書かれている思いや考えが、誰のものなのかわかりにくいです。視点が定まりません。Aという人物の考えていることかと思ったら、いつの間にかBという人物の視点に切り替わっていたりします。
また、読点の打ち方も鼻につきます。ひらがなや漢字が連続するのを嫌っているのはわかります。でも、あまりに不自然な場所で区切られると、文章としての意味がわかりにくくなりますし、そこでいちいち目が引っかかるのですんなりと読めません。
それから同じパターンが繰り返されすぎです。
・「屍鬼」の実在など信じていないが、なんとなく不気味に感じている
・「屍鬼」の実在を知っているが、どうにもできない
・「屍鬼」の実在を知っており、行動するが、逆に襲われてしまう。
だいたいこの三つのパターンがひたすら繰り返されるばかりです。見ている人物が違うだけです。本当にこんなにページ数が必要だったのか気になります。
まだ最後まで読めていません。下巻の半分くらいまで読み進めたところです。ですが、もう読むのが苦痛に感じ始めています。「つまらない」のではなく「飽きた」といった感じです。それほど怖くもありません。
2020年3月7日に日本でレビュー済み
コロナウイルスの流行し始めから読み始めたのもあり、恐怖がリアルでした。
マジョリティに属する人間が、いつ単独では生きることが出来ないマイノリティになるかわからない恐怖と、その均衡が破られる時に起こる破滅、生きるという意識は平等であるにも関わらずその生きる為の行動によって存在を否定され、悪であると裁かれる人間。
読んだ後に残る恐怖は、現実にこの小説に書かれた世界があることに気づくこと。
高校生までに読んで欲しい一冊です。
マジョリティに属する人間が、いつ単独では生きることが出来ないマイノリティになるかわからない恐怖と、その均衡が破られる時に起こる破滅、生きるという意識は平等であるにも関わらずその生きる為の行動によって存在を否定され、悪であると裁かれる人間。
読んだ後に残る恐怖は、現実にこの小説に書かれた世界があることに気づくこと。
高校生までに読んで欲しい一冊です。
2017年5月29日に日本でレビュー済み
ある村で怪死が頻発し・・・というお話。
二段組み上下合わせて1300ページに相当する超大作。著者はこの作品で古今の吸血鬼小説の集大成的総決算を目論んだと思われますが、見事に成功していると感想を持ちました。西洋に於ける吸血鬼の起源から現代の怪現象を網羅したその博識ぶりにも感嘆しますし、何よりこれだけの長さの小説を完成させ、尚且つ最初から最後まで緊張感を維持したまま1300ページを読ませる著者の筆力に圧倒されました。世界のホラー小説の歴史に確実に残る労作だとお思います。
ただ、冒頭の献辞にある様に、キング先生の名作「呪われた町」がなければ書かれなかった可能性もあるので、「呪われた町」が吸血鬼物もベストテンで一位になるとすれば、本書は二位にせざるを得ないとも思いました。その辺は若干損をしているとも思いますが、「呪われた町」も本書も現代の古典ホラーである事実は揺るぎない事だと思います。
人によっては全く面白くないという方もいる様ですが、私は最初から最後まで楽しめました。長いので集中力を途切れさせない為にかなり努力が必要な所もありましたが。
ともあれ本書が日本を超えて世界でホラー小説の殿堂に入る傑作だという事は繰り返し言いたくなります。著者がその持てる力量を全て注ぎこんだ超大作。是非ご一読を。
二段組み上下合わせて1300ページに相当する超大作。著者はこの作品で古今の吸血鬼小説の集大成的総決算を目論んだと思われますが、見事に成功していると感想を持ちました。西洋に於ける吸血鬼の起源から現代の怪現象を網羅したその博識ぶりにも感嘆しますし、何よりこれだけの長さの小説を完成させ、尚且つ最初から最後まで緊張感を維持したまま1300ページを読ませる著者の筆力に圧倒されました。世界のホラー小説の歴史に確実に残る労作だとお思います。
ただ、冒頭の献辞にある様に、キング先生の名作「呪われた町」がなければ書かれなかった可能性もあるので、「呪われた町」が吸血鬼物もベストテンで一位になるとすれば、本書は二位にせざるを得ないとも思いました。その辺は若干損をしているとも思いますが、「呪われた町」も本書も現代の古典ホラーである事実は揺るぎない事だと思います。
人によっては全く面白くないという方もいる様ですが、私は最初から最後まで楽しめました。長いので集中力を途切れさせない為にかなり努力が必要な所もありましたが。
ともあれ本書が日本を超えて世界でホラー小説の殿堂に入る傑作だという事は繰り返し言いたくなります。著者がその持てる力量を全て注ぎこんだ超大作。是非ご一読を。
2020年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文庫本でなく、ハードカバーで読みたかったので購入。
新品で購入しましたが、スピン(しおりの紐)が明らかに使い古されたようにほつれていました。確かに古い本ではありますが、同時購入した下巻と比べても違いすぎます。おそらく中古品が間違って送られてきたのでは・・・。
残念ですが返品します。
新品で購入しましたが、スピン(しおりの紐)が明らかに使い古されたようにほつれていました。確かに古い本ではありますが、同時購入した下巻と比べても違いすぎます。おそらく中古品が間違って送られてきたのでは・・・。
残念ですが返品します。
2016年3月14日に日本でレビュー済み
面白くないという方も沢山おられるようですが、私にとっては、何にもかえがたい小説です。間違いなく、小野不由美さんの最高傑作であると断じさせて頂きます。これが何の賞も取っていないなんて間違っている、とさえ思います。(やはりスティーヴンキングがベースだからでしょうか。それのどこがいけないのでしょう。今頃になって「残穢」が受賞だなんて、何を考えているんだ、文壇。)
長い長い小説ですが、私は最初から最後まで夢中になって読みました。文庫も出ていますが、大きな本のほうが、俄然、世界観の中に入り込む事が出来て、感動します。
下巻の途中の、主人公と副主人公による「死の不可逆性」についての激論の場面が、私にとっては圧巻でした。そうか、小野さんはこれを書きたかったのか、と思ったものです。その後の、悲しい、そして恐ろしい展開は、グサリと胸に突き刺さるものがあり、さすが小野さんとしか言えません。ある場面で聖書の石打ち刑を連想させる出来事があるのですが、ショッキングで、なおかつ可哀想でなりませんでした。
結論の部分で評価が分かれるようですが、この作品を普通の倫理観で読んではいけないのです。神に見捨てられ、楽園を追われた人々の物語なのですから。
もう何年も前に読んだ作品ですが、今でも折に触れ、様々な場面を思い出しては、感慨に耽っています。いつまでも忘れられない名作です。
長い長い小説ですが、私は最初から最後まで夢中になって読みました。文庫も出ていますが、大きな本のほうが、俄然、世界観の中に入り込む事が出来て、感動します。
下巻の途中の、主人公と副主人公による「死の不可逆性」についての激論の場面が、私にとっては圧巻でした。そうか、小野さんはこれを書きたかったのか、と思ったものです。その後の、悲しい、そして恐ろしい展開は、グサリと胸に突き刺さるものがあり、さすが小野さんとしか言えません。ある場面で聖書の石打ち刑を連想させる出来事があるのですが、ショッキングで、なおかつ可哀想でなりませんでした。
結論の部分で評価が分かれるようですが、この作品を普通の倫理観で読んではいけないのです。神に見捨てられ、楽園を追われた人々の物語なのですから。
もう何年も前に読んだ作品ですが、今でも折に触れ、様々な場面を思い出しては、感慨に耽っています。いつまでも忘れられない名作です。