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博士の愛した数式 単行本 – 2003/8/28
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- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2003/8/28
- ISBN-10410401303X
- ISBN-13978-4104013036
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商品の説明
商品説明
家政婦として働く「私」は、ある春の日、年老いた元大学教師の家に派遣される。彼は優秀な数学者であったが、17年前に交通事故に遭い、それ以来、80分しか記憶を維持することができなくなったという。数字にしか興味を示さない彼とのコミュニケーションは、困難をきわめるものだった。しかし「私」の10歳になる息子との出会いをきっかけに、そのぎこちない関係に変化が訪れる。彼は、息子を笑顔で抱きしめると「ルート」と名づけ、「私」たちもいつしか彼を「博士」と呼ぶようになる。
80分間に限定された記憶、ページのあちこちに織りこまれた数式、そして江夏豊と野球カード。物語を構成するのは、ともすれば、その奇抜さばかりに目を奪われがちな要素が多い。しかし、著者の巧みな筆力は、そこから、他者へのいたわりや愛情の尊さ、すばらしさを見事に歌いあげる。博士とルートが抱き合うラストシーンにあふれるのは、人間の存在そのものにそそがれる、まばゆいばかりの祝福の光だ。3人のかけがえのない交わりは、一方で、あまりにもはかない。それだけに、博士の胸で揺れる野球カードのきらめきが、いつまでも、いつまでも心をとらえて離さない。(中島正敏)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2003/8/28)
- 発売日 : 2003/8/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 253ページ
- ISBN-10 : 410401303X
- ISBN-13 : 978-4104013036
- Amazon 売れ筋ランキング: - 89,405位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1962(昭和37)年、岡山県生れ。早稲田大学第一文学部卒。
1988年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。1991(平成3)年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。主な著書に『やさしい訴え』『ホテル・アイリス』『沈黙博物館』『アンネ・フランクの記憶』『薬指の標本』『夜明けの縁をさ迷う人々』『猫を抱いて象と泳ぐ』等。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞。『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、2006年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。翻訳された作品も多く、海外での評価も高い。
イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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読み始めると、記憶障害という重たい事実が話の中心にありながらも
ずっと陽だまりの中にいるような暖かなお話でした。
あっという間に読んでしまうほど、登場人物たちの空気の中に混ざりたくて仕方がなかったです。
また読み直したいです。
冷たくなりがちな論理的思考を、情熱と愛で温かく受け止める博士みたいな数学教員と出会いたかった!!博士に続いた√のように、√に続いて。
登場人物が少なく、言葉がキチンと情景と共に入ってくる文体です。毎日寝る前に少しずつ読んでいました。後半に行くに連れ、読み終えるのが惜しくなって来ました。
最後の博士の様子がまるで画像でも見ているように刺さりました。
大きな事件が起きたわけでもなく、淡々と進む日常を切り取っただけかもしれないが……
この登場人物達が妙に愛おしく感じた。
不思議な力を持つ作品。