時代小説作家を紹介、解説した本です。
レビューにあった通り、読んでいくうちに退屈になりました。
この解説本を読む位なら、実際に小説を読んで、確かめた方がいいと思います。
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捕物帳の系譜 単行本 – 1995/4/1
縄田 一男
(著)
- 本の長さ219ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1995/4/1
- ISBN-104104044016
- ISBN-13978-4104044016
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「半七捕物帳」「右門捕物帖」「銭形平次捕物控」草創期の三大シリーズをとりあげて、大衆文学の一大人気ジャンル「捕物帳」の誕生と変遷を、時代との関わりの中に検証する。画期的な大衆文芸評論。「小説新潮」連載。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1995/4/1)
- 発売日 : 1995/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 219ページ
- ISBN-10 : 4104044016
- ISBN-13 : 978-4104044016
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,592,949位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 193,425位ノンフィクション (本)
- - 387,832位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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2005年7月5日に日本でレビュー済み
1995年に新潮社から出た単行本の文庫化。
著者は『時代小説英雄列伝』や『忠臣蔵傑作選』などの編者として知られる人物。本書は岡本綺堂の「半七捕物帳」、佐々木味津三の「右門捕物帖」、野村胡堂の「銭形平次捕物控」の、3つの作品を題材に、明治~昭和初期の捕物帳の歴史をたどったもの。
著者の修士論文が原型となっているようだが、まあ、そのくらいのレベル。かなり捕物帳の好きな読者であっても、ほとんど楽しむことが出来ないだろう。
テーマは明確である。「半七捕物帳」では、岡本綺堂が失われゆく江戸の姿に執着していたこと。「右門捕物帖」では、純文学から娯楽小説へと転向した佐々木味津三の姿を通して大衆小説の成立。「銭形平次捕物控」では、野村胡堂が江戸を理想世界として描くことで新しい東京をつくり出したこと。これらが論じられる。方向性としては間違っていないと思うが、あまりにもお粗末な論理性・文章力のために議論が成立していない。せっかく捕物帳という面白い題材を扱っていながら、自分の思い込みとどこから引っ張り出してきたのかわからないような資料を乱暴に提示するだけ。
本書が大衆文学研究賞を受賞しているところを見ると、この分野はよほど人材不足らしい。
著者は『時代小説英雄列伝』や『忠臣蔵傑作選』などの編者として知られる人物。本書は岡本綺堂の「半七捕物帳」、佐々木味津三の「右門捕物帖」、野村胡堂の「銭形平次捕物控」の、3つの作品を題材に、明治~昭和初期の捕物帳の歴史をたどったもの。
著者の修士論文が原型となっているようだが、まあ、そのくらいのレベル。かなり捕物帳の好きな読者であっても、ほとんど楽しむことが出来ないだろう。
テーマは明確である。「半七捕物帳」では、岡本綺堂が失われゆく江戸の姿に執着していたこと。「右門捕物帖」では、純文学から娯楽小説へと転向した佐々木味津三の姿を通して大衆小説の成立。「銭形平次捕物控」では、野村胡堂が江戸を理想世界として描くことで新しい東京をつくり出したこと。これらが論じられる。方向性としては間違っていないと思うが、あまりにもお粗末な論理性・文章力のために議論が成立していない。せっかく捕物帳という面白い題材を扱っていながら、自分の思い込みとどこから引っ張り出してきたのかわからないような資料を乱暴に提示するだけ。
本書が大衆文学研究賞を受賞しているところを見ると、この分野はよほど人材不足らしい。