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語り女たち 単行本 – 2004/4/15

3.5 5つ星のうち3.5 13個の評価

語り出されるのは、幻想的な――そして日常的な――“謎”のものがたり。微熱をはらむその声に聴き入るうち、からだごと異空間へ運ばれてしまう、17話。

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

語り出されるのは、幻想的な-そして日常的な-「謎」のものがたり。微熱をはらむその声に聴き入るうちに、からだごと異空間へ運ばれてしまう、17話。『小説新潮』掲載をまとめて単行本化。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2004/4/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/4/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 172ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4104066052
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4104066056
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 13個の評価

著者について

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北村 薫
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北村 薫

1949(昭和24)年、埼玉県生れ。早稲田大学ではミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、’89(平成元)年「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。’91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。作品に『ニッポン硬貨の謎』(2006年本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(’09年直木賞受賞)など:本データは『1950年のバックトス (ISBN-13:978-4101373324 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.5つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2008年2月5日に日本でレビュー済み
北村薫著書の作品。
雑誌等で掲載されていたものをまとめたものです。
ある男性のもとに女性たちが語りにくるという話ですが、
女性たちの話は全て独立した話ですのでオムニバス形式に近いです。
一気に読んでもよいですし少しづつ読むのもよいです。

どれが一番かというよりも全ての話に特徴があって引き込まれます。
見たことないような漢字を使っていたり、自分が知ってる童話が少し変わってたりと
知っているようで知らない、日常ありそうで非日常の世界が描かれています。

長編のを読んでみたいと思わせる著者でした。
2007年10月9日に日本でレビュー済み
 2004年に出た単行本の文庫化。
 17篇の短編が収められている。
 『アラビアン・ナイト』の形式をもじり、「女」が次々と不思議な話を語っていく。ただし、「女」はひとりではなく、色々な「語り女」が登場する。
 話の内容はさまざま。「メロス」を茶化したようなものから、不気味な人形の話、柔らかで幸せな結末を迎えるものと、それぞれに味わいが異なる。不思議だったり異常だったりする話ばかりで、いかにも北村氏っぽい一冊であった。
 17篇のうち、面白かったのは三分の一ほど。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年8月24日に日本でレビュー済み
語るのはシャハラザードではなく、17人の女性たち。

短編集なので、気の向くままに読めるのも良い。

こんな男性とのやりとり、ステキだなぁと思う「笑顔」、
読んだ後も余韻の残る不思議な「眠れる森」、
国語の教科書を思い出す美しい文章と
父親とのやりとりが印象的な「夏の日々」などなど。
心に残るものが多い。

いつでも、彼の文章、
そして登場人物には清純な印象を受ける。
年齢を感じさせない、かわいらしい魅力的な女性のお話を聞きたい方はお試しあれ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年8月9日に日本でレビュー済み
作者の長所が発揮された良作。
「よくもこれだけきれいな言葉を紡げるな」と感心させられる美しい文章が、幻想的なストーリーとマッチしている。また、この手の本には珍しく、カラーの挿絵が数点使用されており、これも作品の奥行きを広げている。作品はもちろんだが、装てん、挿絵を含め、これぞ「プロ」の仕事だと思う。
主人公「彼」が海辺に小部屋を借り、アラビアの王にならって語り女を募り、彼女たちの不思議な体験談を聴くというストーリー。それぞれ10ページ前後の小作品が、17編。
はでなアクションや殺人はないが、「癒し系ミステリー」とでもいうのだろうか、不思議な読書観を醸し出す作品である。
本作品は、第131回直木賞にノミネートされたが、惜しくも受賞は逃した。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月19日に日本でレビュー済み
舞台装置としては良い物を用意したと思います。
海辺の部屋に毎回違う女が現れて不思議な話をしていく。
惹かれました。

ただ、肝心のお話が、いずれも小ざっぱりとしすぎていて、入り込めませんでした。
小川洋子のような雰囲気を期待してしまったのですが、読後感が軽く残念でした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年3月28日に日本でレビュー済み
17人の女性が語る幻想譚を収録

心にさざなみを起こすような珠玉の短編集でした

日常と異界が融解します
2007年4月23日に日本でレビュー済み
17編の短編集。

語るは女性。日常生活でありながら不思議な世界へいざなう。

物語はスパッと確信を切り取られ、

無駄なくそつなく物語を楽しませてくれる。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年1月8日に日本でレビュー済み
北村流の透明感のある文章で綴られる現代の千夜一夜物語。
17編の短編で構成されていますが、それぞれのお話が独自の季節感と色をもっており、印象的です(挿入されているカラーの美しい挿し絵がそれらを強調しています)。
一見平凡な語り女たちが紡ぐ、平凡な日常の中で生まれた奇妙な出来事の物語。それら幻想世界の出来事を「さもありなん」として受け止める男。僕たちもいつのまにか、語り女たちの物語に引き込まれ幻想世界をさまようことになるでしょう。
さわやかな読後感。1話1話が元気をくれる現代のアラビアンナイト。好きな音楽を聴きながらのティータイムや眠れない夜にゆっくりと読みたい作品です。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート