本を選ぶとき、2ページほど立ち読みしてから決めるのですが、
自分が通学で使っていたマイナーな駅が出だしで登場してびっくりしました。
文章の読みやすさと、「北の国から」のような、
若人の成長過程をみる楽しさと、
人間模様の描写にグイグイ引きこまれました。
よく知った駅や景色がたくさん出てきたので、
感情移入しやすかったのも、面白く読めた要因のひとつだと思います。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
夏の魔法 単行本 – 2005/5/19
本岡 類
(著)
再会した十九歳の息子は、ひきこもりだった。働く意欲もなく鬱屈を抱える姿に苛立つ父。二人の心が通いあう日は、果たして来るのか――。清々しい余韻の傑作長編。
- 本の長さ333ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/5/19
- ISBN-10410408302X
- ISBN-13978-4104083022
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/5/19)
- 発売日 : 2005/5/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 333ページ
- ISBN-10 : 410408302X
- ISBN-13 : 978-4104083022
- Amazon 売れ筋ランキング: - 983,462位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 22,366位日本文学
- - 41,113位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
6グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2010年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人生に塞ぎ込んだ引きこもりの少年が、
離婚した父親との牧場生活で心を通わせながら成長していきます。
19歳の悠平が成長していく様は見ていて気持ちが良いです。
手付かずの自然が残る牧場の周辺環境は和みます。
獣医の晴子先生の言葉には建前が削られていて心に響きました。
普段、私たちが言葉にするのをはばかっている気持ちを、
この物語の登場人物は言葉にしています。
そんな人物描写や物語の世界観が、私は好きです。
面白い、という基準だと★3つ
好き、という基準だと★5つ
今回は間をとって★4つです。
離婚した父親との牧場生活で心を通わせながら成長していきます。
19歳の悠平が成長していく様は見ていて気持ちが良いです。
手付かずの自然が残る牧場の周辺環境は和みます。
獣医の晴子先生の言葉には建前が削られていて心に響きました。
普段、私たちが言葉にするのをはばかっている気持ちを、
この物語の登場人物は言葉にしています。
そんな人物描写や物語の世界観が、私は好きです。
面白い、という基準だと★3つ
好き、という基準だと★5つ
今回は間をとって★4つです。
2005年6月30日に日本でレビュー済み
某出版関係に勤める大学時代の友人に本書を勧めた処、「細かなところまでの気配りがきいていて、いい小説ですなあ」とのコメントがありました。それと普段、小説などに目を向けることのない豚児が「夏の魔法」を見て、自分からこの本を読んでもいいか、と尋ねてきました。不思議なものです。これも一種の魔法でしょうか?殺伐としたニュースに辟易としている方、梅雨の暑さに参っている方、是非読んで下さい。涼風を感じること、請け合いです。
2006年1月28日に日本でレビュー済み
十数年ぶりに再会した我が息子がひきこもりだった−−−
子どもとの距離の縮め方がわからず焦り苛立つ父親と、
そんな父親に心の開き方がわからない息子。
そんな二人が突然一緒に生活をすることになり
戸惑いながらも、成長していく。
十数年というブランクを埋めるにはやはり時間が必要で、
それを壁にぶつかりながらも成長していく父と息子の姿が
とてもよく描かれている。
最後の結末もとても爽やか。
読み終わったときには微笑んでいた自分がいました。
子どもとの距離の縮め方がわからず焦り苛立つ父親と、
そんな父親に心の開き方がわからない息子。
そんな二人が突然一緒に生活をすることになり
戸惑いながらも、成長していく。
十数年というブランクを埋めるにはやはり時間が必要で、
それを壁にぶつかりながらも成長していく父と息子の姿が
とてもよく描かれている。
最後の結末もとても爽やか。
読み終わったときには微笑んでいた自分がいました。
2008年9月18日に日本でレビュー済み
高校卒業後引きこもりのような生活を送る息子と、離婚以来、十数年ぶりに再会した酪農家の父が、一緒に生活するようになる。わかっているけれど、焦っているけれど、なのに前にすすめない、前にすすまない若者の姿が、自分となんか重なって見えました…。もう若者ではないし、自覚もしていなかったのですが…。
あと、憧れる部分だけでない酪農家の現状も少しだけみえたました。
夏の魔法の後の、秋にぴったりの本だと思います。
あと、憧れる部分だけでない酪農家の現状も少しだけみえたました。
夏の魔法の後の、秋にぴったりの本だと思います。