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玉虫と十一の掌篇小説 単行本 – 2006/10/19
小池 真理子
(著)
食卓,千年烈日,一炊の夢,声,いのち滴る,死に水,妖かし,飼育箱 他
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2006/10/19
- ISBN-104104098078
- ISBN-13978-4104098071
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2006/10/19)
- 発売日 : 2006/10/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4104098078
- ISBN-13 : 978-4104098071
- Amazon 売れ筋ランキング: - 550,837位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12,882位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1952(昭和27)年、東京生れ。成蹊大学文学部卒業。
1996(平成8)年に『恋』で直木賞、1998年に『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年に『虹の彼方』で柴田錬三郎賞を受賞した。代表的な長編作品に『狂王の庭』『虚無のオペラ』『瑠璃の海』『望みは何と訊かれたら』『ストロベリー・フィールズ』がある一方、短編の名手としても知られ、『水無月の墓』『夜の寝覚め』『雪ひらく』『玉虫と十一の掌篇小説』といった短編集も多数発表している。また、エッセイ集に『闇夜の国から二人で舟を出す』などがある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初の「食卓」は良かったですが、後の作品はちょっと苦手でした。
2012年12月28日に日本でレビュー済み
掌篇小説とは,英語でshort short。
食卓
千年烈日
一炊の夢
声
いのち滴る
死に水
妖かし
飼育箱
玉虫
さびしい
短いあとがきにかえて
「午後のロマネスク」の「短いあとがきにかえて」に
川端康成の作品集に「掌の小説」と題した1冊があるとのこと。
超短編小説ばかりを100編以上集めたもの。
小池真理子の愛読書とのこと。「掌の小説」に敬意を表して「掌篇小説集」と名付けることにしたとのこと。
「午後のロマネスク」では17枚の版画が配してある。
本書でも版画があるとよかったかも。
食卓
千年烈日
一炊の夢
声
いのち滴る
死に水
妖かし
飼育箱
玉虫
さびしい
短いあとがきにかえて
「午後のロマネスク」の「短いあとがきにかえて」に
川端康成の作品集に「掌の小説」と題した1冊があるとのこと。
超短編小説ばかりを100編以上集めたもの。
小池真理子の愛読書とのこと。「掌の小説」に敬意を表して「掌篇小説集」と名付けることにしたとのこと。
「午後のロマネスク」では17枚の版画が配してある。
本書でも版画があるとよかったかも。
2011年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いずれの短編にも「喪失」が描かれている。恋や命、若さ、失われた時間。
でも、喪失は切なさ、寂しさだけでなく、新しい人生の出発の契機としても描かれる。
ただ、ただ、失われた自分の「恋する時間」を想って、夏の一夜の読書に最適かと。
でも、喪失は切なさ、寂しさだけでなく、新しい人生の出発の契機としても描かれる。
ただ、ただ、失われた自分の「恋する時間」を想って、夏の一夜の読書に最適かと。
2009年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編小説の名手 小池真理子の凝縮された世界がここに描かれています
ファンにとってはたまらない一冊となるでしょう
このなかで登場するそれぞれの男と女 日常のなかで心のときめきやせつなさを
そのかかえている大きさのなかで、もがき苦しみながら生きていることの意味を
模索しながら尚ももとめてやまない人間の真実の姿を考えさせられます
ひとつの額縁のなかで美しくはかなく捉えた掌編の数々をしばし味わうことができます
ファンにとってはたまらない一冊となるでしょう
このなかで登場するそれぞれの男と女 日常のなかで心のときめきやせつなさを
そのかかえている大きさのなかで、もがき苦しみながら生きていることの意味を
模索しながら尚ももとめてやまない人間の真実の姿を考えさせられます
ひとつの額縁のなかで美しくはかなく捉えた掌編の数々をしばし味わうことができます
2006年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小池真理子氏はまさに短編の名手といえよう。
朽ちていくさま、堕ちていくさま、なんともいえない腐敗の匂いをぷんぷんさせながら、独自の世界に連れて行ってくれます。
年齢を重ねた人でなければ理解できないこの世界は、一度堕ちた人にはたまらないものです。
すでに他の単行本に掲載されているのもあって、ファンとしてはそれが残念ですが、小池真理子初心者の40代以上の女性にはお勧めの一冊です。
朽ちていくさま、堕ちていくさま、なんともいえない腐敗の匂いをぷんぷんさせながら、独自の世界に連れて行ってくれます。
年齢を重ねた人でなければ理解できないこの世界は、一度堕ちた人にはたまらないものです。
すでに他の単行本に掲載されているのもあって、ファンとしてはそれが残念ですが、小池真理子初心者の40代以上の女性にはお勧めの一冊です。
2006年11月22日に日本でレビュー済み
『さびしい』という題名の作品も収められているが、
ここに登場してくる人物は皆それぞれさびしい。
この本に収められている十一の短編すべてが、
淡々とした文体で書かれている。
しかし、だからといって登場人物に情熱が無いわけではなく、
言葉に出来ない、押さえ込まれた熱情のようなものが伝わってくる。
それはまるで「さびしい」と言葉には出さなくても、
本当はやり切れない程にさびしいのであるということを
私たちに示しているかのようだ。
ここに登場してくる人物は皆それぞれさびしい。
この本に収められている十一の短編すべてが、
淡々とした文体で書かれている。
しかし、だからといって登場人物に情熱が無いわけではなく、
言葉に出来ない、押さえ込まれた熱情のようなものが伝わってくる。
それはまるで「さびしい」と言葉には出さなくても、
本当はやり切れない程にさびしいのであるということを
私たちに示しているかのようだ。
2009年7月27日に日本でレビュー済み
長編よりも短編の方がすばらしく良いです。 小池真理子さんにしか描けない男女の物悲しさはとても濃密で心揺さぶられました。
2009年6月27日に日本でレビュー済み
行間から滴るノスタルジックなエロスが色鮮やか。
男女の細やかな心理描写が巧みで、読者の心のひだまでも掬いとるような瑞々しい短編集である。
男女の細やかな心理描写が巧みで、読者の心のひだまでも掬いとるような瑞々しい短編集である。