さまざまなエピソードも、山上容疑者にでかしたと発言されたことが、頭をよぎり
本の内容が入って来ず、読みきれなかったです。非常に残念です。
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お金の思い出 単行本 – 1996/3/1
石坂 啓
(著)
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1996/3/1
- ISBN-104104105015
- ISBN-13978-4104105014
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ビンボーの始まりは父親の事業の倒産だった。キャンパス・ライフはアルバイト暮らしへと一大転換。訪問販売に塾講師…。艱難辛苦を乗り越えて、手塚プロのアシスタントからマンガ家デビューにいたる面白おかしい日々を描く。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1996/3/1)
- 発売日 : 1996/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 232ページ
- ISBN-10 : 4104105015
- ISBN-13 : 978-4104105014
- Amazon 売れ筋ランキング: - 276,348位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,794位近現代日本のエッセー・随筆
- - 29,245位ビジネス・経済 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年9月13日に日本でレビュー済み
お金にまつわる部分より、手塚プロの裏話の方に興味をひかれた。
お金に関する部分としては「どんなに困窮してても、思春期頃に豊かだと、さほど骨身にしみる事はないのかな…?」って印象です。
あえてそういうノリで書いてるんだとは思いますが、貧乏でも鷹揚に使っちゃうんだなあ…と、生粋の貧乏人のつましさとは相いれないw
お金に関する部分としては「どんなに困窮してても、思春期頃に豊かだと、さほど骨身にしみる事はないのかな…?」って印象です。
あえてそういうノリで書いてるんだとは思いますが、貧乏でも鷹揚に使っちゃうんだなあ…と、生粋の貧乏人のつましさとは相いれないw
2014年12月30日に日本でレビュー済み
石坂啓は1956年生まれの女性漫画家である。
手塚治虫に師事した正統的な漫画家である。
タイトル通りお金にまつわる思い出をストレートに語っている。
成人してからのビンボー話は別にイイのである。
誰にもあることだから。
ただ子供の時の貧しい話は切ないものがある。
「父の会社が潰れて引っ越しせざるを得なかったとき、犬を連れていくことができなかった。
犬はわたしの飼い犬だった。
両親の生活すらどうなるか分からなかったときに、犬のことを言い出す余裕なんてなかったのだ。
犬は私を見て吠えた。私は寄ってやりたかったけど、そうすることができなかった。「もしもあの時・・・」なんて振り返る必要もないほど私は好きなように人生を送ってきたけれど、「もしもあの時・・・」と振り返る一点があるとすれば、この時の思い出だ」
随分前に読んだこの一節は私の中で醸成(?)され、映像と化していた。 以下のように・・
ーー夜逃げのように一家を乗せて、引っ越してゆく小型トラック。 追いかけてきて、吠える犬。
どうしようもなく、茫然と犬を見つめる少女。どこまでも追ってくる犬・・・。
読み返してみるとここまでセンチメンタルなものではなかった。なーんだ。
しかし時代は変わり、ワーキングプアとか、女性、子供の貧困問題が語られる今日、センチメンタルな過去の思い出より今の問題の方が切実だとも思う。
手塚治虫に師事した正統的な漫画家である。
タイトル通りお金にまつわる思い出をストレートに語っている。
成人してからのビンボー話は別にイイのである。
誰にもあることだから。
ただ子供の時の貧しい話は切ないものがある。
「父の会社が潰れて引っ越しせざるを得なかったとき、犬を連れていくことができなかった。
犬はわたしの飼い犬だった。
両親の生活すらどうなるか分からなかったときに、犬のことを言い出す余裕なんてなかったのだ。
犬は私を見て吠えた。私は寄ってやりたかったけど、そうすることができなかった。「もしもあの時・・・」なんて振り返る必要もないほど私は好きなように人生を送ってきたけれど、「もしもあの時・・・」と振り返る一点があるとすれば、この時の思い出だ」
随分前に読んだこの一節は私の中で醸成(?)され、映像と化していた。 以下のように・・
ーー夜逃げのように一家を乗せて、引っ越してゆく小型トラック。 追いかけてきて、吠える犬。
どうしようもなく、茫然と犬を見つめる少女。どこまでも追ってくる犬・・・。
読み返してみるとここまでセンチメンタルなものではなかった。なーんだ。
しかし時代は変わり、ワーキングプアとか、女性、子供の貧困問題が語られる今日、センチメンタルな過去の思い出より今の問題の方が切実だとも思う。
2015年6月11日に日本でレビュー済み
大昔に買ったこの本が大掃除の際に出てきたので読み返してみました。やっぱ、面白い! お金にまつわる話というよりは、若いビンボーな頃の面白い話、といった印象。
2015年8月31日に日本でレビュー済み
彼女の漫画作品がどれも、ぷーんと臭いが漂ってきそうなリアリティに溢れているのは、
この本に書かれているようなユニークで豊富な実体験がその下地にあるから
なのだなと強く感じました。(「マンチャラ小日向くん」しかり「安穏族」しかり・・)
漫画のような人生を送った人なのか、自分の人生が漫画そのものなのか、
どっちにしても憧れてしまいます。豪快にして繊細な彼女の人間性も随所に
うかがわれ、最初から最後までとても興味深く読むことができました。
どうでもいいことですが、この人ってずいぶんと記憶力がいいんですね。
十年二十年も昔のことが実に些細に語られていてとても驚きました。
それとも、もともと筆まめでいつも日記を事細かに書いてたりしたのでしょうかね──。
追記:かつて全巻持っていた『安穏族』は人に貸すなどして無くしてしまったのですが、
過日ヤフオクでたまたま好物件を見つけたので買っちゃいました。届くのが楽しみです!
この本に書かれているようなユニークで豊富な実体験がその下地にあるから
なのだなと強く感じました。(「マンチャラ小日向くん」しかり「安穏族」しかり・・)
漫画のような人生を送った人なのか、自分の人生が漫画そのものなのか、
どっちにしても憧れてしまいます。豪快にして繊細な彼女の人間性も随所に
うかがわれ、最初から最後までとても興味深く読むことができました。
どうでもいいことですが、この人ってずいぶんと記憶力がいいんですね。
十年二十年も昔のことが実に些細に語られていてとても驚きました。
それとも、もともと筆まめでいつも日記を事細かに書いてたりしたのでしょうかね──。
追記:かつて全巻持っていた『安穏族』は人に貸すなどして無くしてしまったのですが、
過日ヤフオクでたまたま好物件を見つけたので買っちゃいました。届くのが楽しみです!
2001年12月4日に日本でレビュー済み
父親が事業に失敗して、それまでは人並み以上の生活をしていたであろう家庭に借金取りが押しかけてくる・・・。生活が一変し金銭的に苦しい生活が始まるが、くさることなく漫画家になりたいという夢を実現していく石坂さんの「積極性」、「タフさ」、「明るさ」には敬服する。ビンボー生活の苦闘をさらりとユーモラスに書いているところがすばらしい。
好き好んでのことではないにしろ、こうした体験を持つ人からすると、現在の日本の不況などは大したことないに違いない。本書を一読して、貧しさは人の心を歪めるという側面があるが、一方では人間を磨き上げる「砥石」のような役割を果たすこともあるのではないか、という気がした。
なお、この本の主人公は石坂さん自身であるが、ところどころで出没する2人の姉妹、両親もなかなかの人達である。「恐るべし、石坂3姉妹、石坂一族」。とにかく、しおれかかった心と体を「元気」にさせてくれる本である。
好き好んでのことではないにしろ、こうした体験を持つ人からすると、現在の日本の不況などは大したことないに違いない。本書を一読して、貧しさは人の心を歪めるという側面があるが、一方では人間を磨き上げる「砥石」のような役割を果たすこともあるのではないか、という気がした。
なお、この本の主人公は石坂さん自身であるが、ところどころで出没する2人の姉妹、両親もなかなかの人達である。「恐るべし、石坂3姉妹、石坂一族」。とにかく、しおれかかった心と体を「元気」にさせてくれる本である。
2002年1月21日に日本でレビュー済み
とにかく面白かった。ちょうど年代が同じで大学生だったころの東京での生活を思い出しました。お金がないことはつらいけれど自分にやりたいことがあればこんなにがんばれるんだと感心します。東京生活でのつめたい大家さん、百円なくて電車に乗れない話、名古屋まで深夜の各駅停車で乗り継ぎながら帰る話。結婚をキャンセルしてまた東京に舞い戻る話とお金にまつわるたくさんのエピソードがそのころの時代の雰囲気とともによく伝わってきます。
2000年12月3日に日本でレビュー済み
苦労しらずのお嬢様からアルバイト学生へ、父親の会社の倒産で大きく環境は変化した。この状態から手塚治虫のアシスタントへ、独立した漫画家へと成長していく、貧乏青春記。、