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赤報隊の正体: 朝日新聞阪神支局襲撃事件 単行本 – 2002/4/1
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- 本の長さ251ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2002/4/1
- ISBN-104104128066
- ISBN-13978-4104128068
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商品の説明
商品説明
この中で犯人グループは朝日新聞東京本社銃撃(同年1月)も自分たちの犯行であることを明らかにしたが、その後さらに、中曽根・竹下両元首相への脅迫状送りつけ、江副リクルート元会長宅への発砲など、同組織が犯行を名乗る事件が連続した。警察庁は一連の犯行を「116号事件」として広域指定したが、事件発生から15年たっても実行犯を特定できず、2002年の5月をもって時効が成立したのである。
しかし、著者はこの結果に納得しない。116号事件を思想犯罪とした捜査本部の見込み違いが捜査を迷走させたとみる著者は、80年代の経済犯罪の裏でうごめいた人物たちに肉迫していく。すでに「3億円事件」と「グリコ・森永事件」の調査取材に実績をもつジャーナリスト?の気迫がすごい。
事件記者というより、心根の優しい「街ダネ」記者の小尻が、なぜ殺されなければならなかったのか。「赤報隊」が「日本の伝統文化を否定してきた」朝日新聞に「天誅」を下すために、たまたま居合わせた小尻を射殺したのか。著者はこの疑問を解くために、小尻記者の取材活動の跡を執拗に追い、ついに同記者がそれとは知らずにつかんだ重大な事実と実行犯「真田」に行き着く。
「真田」が私淑する「闇の実力者」に仕掛けるインタビュー。「真田」から無言の自白を引き出す一気呵成の質問攻め。命を賭した著者の意気込みに背筋が寒くなる。しかし、あと1回会いたかった「真田」は“急病”で死ぬ。かくて116事件は犯人が上がらないまま終わった。
「もっと、彼から、話を聞き出しておくべきだった…」
2002年2月中旬、大阪府郊外の山中にある「真田」の墓の前で、著者は悔恨の情に言葉を失っている。これがプロローグである。そからの展開は、小尻記者がつかんだ「とてつもない真実」が明らかにされるまで、息つく暇もない。(伊藤延司)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2002/4/1)
- 発売日 : 2002/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 251ページ
- ISBN-10 : 4104128066
- ISBN-13 : 978-4104128068
- Amazon 売れ筋ランキング: - 744,780位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 826位ジャーナリズム (本)
- - 71,144位ビジネス・経済 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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僕はかつての仕事上、警察の方と話す機会が多かった。ひとつひとつの証拠を丹念に調べていく姿勢に敬服する(たまに例外はいるけども・・・)。しかしこうしたルポ物を読むと、丹念な捜査は上層部の思惑で、日の目を見なくなることがあると聞いて悲しくなってしまう。
本書は「真実」と読めば恐ろしい。ジャーナリストはここまで真相に迫れるのか?警察はどこまで追い詰めていたのか?そんなことを考えてしまう。一方ミステリーと読めば物語として読めば良い。本書は読み方で楽しみ方が変わると思う。
脅迫文などは、関与があったにしろ(真田茂(仮名)氏)‥阪神支局襲撃(朝日新聞社)については、シロでは‥と思いました。
以前、六甲アイランドから、九州方面へフェリーで帰ったことがあり(『さんふらわあ』号、多分、宮崎、別府港、或いは北九州)‥今は、早い時刻に出発となっているようですが、昔は夜九時以降など遅かったような気がします。そちらから、九州方面へ逃亡などなかったんだろうか‥と思いました。
但し、尻尾は踏んでいます。その踏んだ尻尾から犯人もしくは犯人の組織を考えるのは読者の役目。
読めば分かる、全ての人が分かるとは言いませんが。
右翼を自認する赤報隊が犯行声明を出した。標的は朝日新聞であると明言している。よって、赤報隊の真の標的は殺された記者ではなく、朝日新聞である。一般にはこう信じられている。では、隠れた事実を加えるとどうなるのか。記者は、ある事件を追っていた。その事実を知られたくない者がいる。赤報隊の真の標的は記者本人である。赤報隊が右翼を名乗っているのは、捜査かく乱の隠れ蓑に過ぎない。
新たな事実を加えるだけでまったく違った見方、結論が出てしまう。この事実はわれわれの日常についても示唆的である。日常生活においても、われわれはすべての事実を知っているわけではない。見方を変えるとまったく違った事実、またその原因が見えてくる。
犯人が捕まっていない以上、書く人の取材能力や取材できた事実のよって、どのような犯人像を作り上げることも可能であろう。本書に示された犯人像もひとつのの可能性に過ぎない。それでも、われわれの常識を軽く覆し、事実の二面性を鮮やかに示してくれる本書はとても面白かった。