無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
鉛のバラ 単行本 – 2004/6/19
丸山 健二
(著)
長い刑期を終えて生れ故郷の島へ帰ってきた源造。独り静かに余生を送ろうと思っていたが、命を狙う追っ手の男と謎の娘が現れて……。著者新境地の大作。
- 本の長さ389ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2004/6/19
- ISBN-104104192074
- ISBN-13978-4104192076
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
長い刑期を終えて生まれ故郷の島へ帰ってきた源造。独り静かに余生を送ろうと思っていたが、命を狙う追っ手の男と謎の娘が現れて…。主人公に実在の俳優・高倉健をイメージして描いた実験的な作品。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2004/6/19)
- 発売日 : 2004/6/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 389ページ
- ISBN-10 : 4104192074
- ISBN-13 : 978-4104192076
- Amazon 売れ筋ランキング: - 905,368位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 20,647位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1943 年 12 月 23 日生まれ。長野県飯山市出身
1964 年 国立仙台電波高等学校(現在の国立仙台電波工業高等専門学校の前身)を卒業後、
東京の商社に勤務
1966 年「夏の流れ」第 23 回文学界新人賞受賞
1967 年「夏の流れ」第 56 回芥川賞受賞
1968 年 長野県へ移住
1973 年「雨のドラゴン」第 9 回谷崎潤一郎賞候補作になるが辞退
1976 年「火山の歌」第 12 回谷崎潤一郎賞候補作になるが辞退
1987 年「月に泣く」第 14 回川端康成文学賞候補作となるが辞退
長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。長編小説のほか、メッセ
ージ性の高いエッセイや写真と散文による写文集などを刊行。著書多数。
最新刊として、2011 年 2 月エッセイ『さもなければ夕焼けがこんなに美しいはずはない』(求
龍堂)、2011 年3月写文集『草情花伝』(駿河台出版社)、2011 年 4 月小説『眠れ、悪し
き子よ』(上下巻/文藝春秋)を近年の集大成として 3 冊連続刊行。
2011 年 4 月 28 日から公式サイト「WEB 丸山健二」で Twitter(毎日更新)とブログ(週 1 回
更新)で強烈なメッセージを送り続けている。
カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
5グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
清潔な商品の取り扱いで気持のよいお取引ができました。よかったです。
2012年6月6日に日本でレビュー済み
表紙の写真の撮影も丸山健二とキャプションにあった
健さんの表情は素晴らしいが、写真の出来とすると
素人はだしだが、一流プロの作品ではないゆるさがある
この小説は高倉健が主演するに、最も適切なキャストであろうが
本当は著者の等身であり、私には高倉健ではなく、丸山健二の絵が
常にうごめいていた
小説として、超能力や度重なる奇跡は、不自然とは感じられない
が
跳弾の知識など、重要な間違いがあります(一応理科系の人なんですが、
時々ありますよね)
自身老人になり、バラに情熱を賭ける丸山は等身大なのだ
健さんの表情は素晴らしいが、写真の出来とすると
素人はだしだが、一流プロの作品ではないゆるさがある
この小説は高倉健が主演するに、最も適切なキャストであろうが
本当は著者の等身であり、私には高倉健ではなく、丸山健二の絵が
常にうごめいていた
小説として、超能力や度重なる奇跡は、不自然とは感じられない
が
跳弾の知識など、重要な間違いがあります(一応理科系の人なんですが、
時々ありますよね)
自身老人になり、バラに情熱を賭ける丸山は等身大なのだ
2004年8月3日に日本でレビュー済み
健さんですよ。
間違いなく、健さん以外ではあり得ません。
作者が意図した通りの、映像以上の健さんの魅力が引き出されていると思います。
読了後は、あなたも自分だけの映画を、頭の中で撮り終えているでしょう。
間違いなく、健さん以外ではあり得ません。
作者が意図した通りの、映像以上の健さんの魅力が引き出されていると思います。
読了後は、あなたも自分だけの映画を、頭の中で撮り終えているでしょう。
2004年9月30日に日本でレビュー済み
生身の人間は絶えず悪人であったり常に善人であったりはしない。
丸山健二のインタビューにそんな意味の言葉があったが、その通りだと思う。無欠のヒーローほど安物に見えてしまうのはそうした人間の真理に逆行するからだ。
これまでの映画に出てくるようなヒーロー像を書かれては純文学として成立しなかった。陳腐に過ぎる。善と悪や愛と暴力といった背反する心の間を絶えず流動する主人公こそ、真に現実味を持った文学的な主人公と呼べると思う。
ただ、ストーリーが古いかなと思う。ただ本作は映画を意識したから必然的にああなってしまっただけで、丸山健二の頭そのものが古いわけではない。それはほかの長編を読めばわかるはず。
丸山健二のインタビューにそんな意味の言葉があったが、その通りだと思う。無欠のヒーローほど安物に見えてしまうのはそうした人間の真理に逆行するからだ。
これまでの映画に出てくるようなヒーロー像を書かれては純文学として成立しなかった。陳腐に過ぎる。善と悪や愛と暴力といった背反する心の間を絶えず流動する主人公こそ、真に現実味を持った文学的な主人公と呼べると思う。
ただ、ストーリーが古いかなと思う。ただ本作は映画を意識したから必然的にああなってしまっただけで、丸山健二の頭そのものが古いわけではない。それはほかの長編を読めばわかるはず。