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貝の帆 単行本 – 2005/11/1
- 本の長さ565ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/11/1
- ISBN-104104192082
- ISBN-13978-4104192083
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/11/1)
- 発売日 : 2005/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 565ページ
- ISBN-10 : 4104192082
- ISBN-13 : 978-4104192083
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,359,999位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 31,921位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
1943 年 12 月 23 日生まれ。長野県飯山市出身
1964 年 国立仙台電波高等学校(現在の国立仙台電波工業高等専門学校の前身)を卒業後、
東京の商社に勤務
1966 年「夏の流れ」第 23 回文学界新人賞受賞
1967 年「夏の流れ」第 56 回芥川賞受賞
1968 年 長野県へ移住
1973 年「雨のドラゴン」第 9 回谷崎潤一郎賞候補作になるが辞退
1976 年「火山の歌」第 12 回谷崎潤一郎賞候補作になるが辞退
1987 年「月に泣く」第 14 回川端康成文学賞候補作となるが辞退
長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。長編小説のほか、メッセ
ージ性の高いエッセイや写真と散文による写文集などを刊行。著書多数。
最新刊として、2011 年 2 月エッセイ『さもなければ夕焼けがこんなに美しいはずはない』(求
龍堂)、2011 年3月写文集『草情花伝』(駿河台出版社)、2011 年 4 月小説『眠れ、悪し
き子よ』(上下巻/文藝春秋)を近年の集大成として 3 冊連続刊行。
2011 年 4 月 28 日から公式サイト「WEB 丸山健二」で Twitter(毎日更新)とブログ(週 1 回
更新)で強烈なメッセージを送り続けている。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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よかったです、面白かった。
摩訶不思議な出来事と平凡な現実が糸のように絡み合って
時に何が何だかよく判らない、ちょっと変わった物語でした。
物語に出てくる家族はあれこれ超次元な体験をしても
割とあっさりそれを受け入れ、何事もなく今までの生活に戻ってしまうのが
何だか可笑しくて、くすっと笑えてしまいました。
女の人が読んだほうが面白い気がします。
妊娠中のお腹の中で子供が育っていく様子なんかが
客観的に見えて、それも興味深かったです。
お腹に宿った命に宇宙から飛んできた魂が入り込んで
徐々に一体化していく、そして魂はいつも常に
その命を見守り共に在る、といった宇宙観もどこか惹かれました。
読み終わってしまうのが惜しいと思える
久しぶりに楽しい読書ができました。
この本を読んでいたとき、山下達郎さんの
「RIDE ON TIME」を偶然聴いたのですが、この本の内容に
私の中ではぴったりと合ってしまって、
不思議な気がしたものです。
どこにでもいるような中年女性を主人公とした作品である。
『争いの樹の下で』『るりはこべ』『虹よ、冒涜の虹よ』『銀の兜の夜』など、危険な香りを漂わせた丸山作品が好きな自分にとっては、『貝の帆』は期待外れだった。魂を語り手としているというオリジナリティは買うが、ストーリーが中年女性の不倫では……
この作品は男に向けて作られたものではないのかもしれない。女性のために作られたのかもしれない。『生者へ』で丸山は「これまで見捨ててきたテーマに挑もうという気がわいてきた」と書いている。確かに、これまでの丸山作品とは大きく異なる作風である。
丸山は、国家云々、戦争云々、真の自由云々をテーマにすることに飽きてしまったのかもしれない。それはそれでいいとは思うが……
次回作に期待したい。
丸山健二さんの本、初めて読んだが、こんな作家がいるなんて...
遅ればせながら大ファンになった。
すばらしい。
妊娠・出産、生命の誕生、親子、夫婦などなど、人生の普遍的な多くのテーマを描き、最後に昇華させてくれた。