前々から気にはなっていた梶尾真治作品。
初めて読みましたが、、悪くはない。うん、悪くはない。読みやすいし。
ただ私があまりSFを読まないからでしょうか、結局最後まで主人公含め誰にも感情移入できませんでした;;
クライマックスのラスボスとの戦いも、あれ?ここまで引っ張ってもう終わり??って感じでなーんか納得いきません。。
また、物語のキーマンに女の子が出てくるんですが、こちらも少しおマセな小学生という設定なのか、方々での会話に違和感を感じてしまいました。
まぁ、好き好きなのかなぁ。。期待して読んだだけに少し残念!梶尾さんのフアンの方には申し訳ありませんっ!!
星は二つです。
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精霊探偵 単行本 – 2005/9/29
梶尾 真治
(著)
- 本の長さ309ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/9/29
- ISBN-104104402028
- ISBN-13978-4104402021
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/9/29)
- 発売日 : 2005/9/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 309ページ
- ISBN-10 : 4104402028
- ISBN-13 : 978-4104402021
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,115,164位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 50,073位日本文学
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年8月14日に日本でレビュー済み
ダブルトーンに続いて、著者の作品を読みました。
比べる必要はないかと思いますが、ダブルトーンの女性視点の文章がかなり苦手だったのですが、こちらは主人公が男性で、違和感なく読み進められました。
ダブルトーンが、そのあらすじだけで面白そう、と思えたのに対し、こちらは背後霊が見える主人公がその能力を生かして人探しをする物語、そんなに斬新には感じなかったのですが、読み進むごとに、面白い、不思議! もりあがるクライマックス、それに、後半の思いもつかないどんでん返し、そして意表をつくエピローグ……。(エピローグ、笑えたけど……いいのだろうか??とちょっと不思議な感じが)
登場人物もしっかり描かれて、自称探偵助手の小夢ちゃんや福の神のような背後霊を持ち人生復活の荒戸さんなどすごく魅力的でした。
すごくすごく面白かったです。
久々に壮大なSFを読めたなあと思いました。
比べる必要はないかと思いますが、ダブルトーンの女性視点の文章がかなり苦手だったのですが、こちらは主人公が男性で、違和感なく読み進められました。
ダブルトーンが、そのあらすじだけで面白そう、と思えたのに対し、こちらは背後霊が見える主人公がその能力を生かして人探しをする物語、そんなに斬新には感じなかったのですが、読み進むごとに、面白い、不思議! もりあがるクライマックス、それに、後半の思いもつかないどんでん返し、そして意表をつくエピローグ……。(エピローグ、笑えたけど……いいのだろうか??とちょっと不思議な感じが)
登場人物もしっかり描かれて、自称探偵助手の小夢ちゃんや福の神のような背後霊を持ち人生復活の荒戸さんなどすごく魅力的でした。
すごくすごく面白かったです。
久々に壮大なSFを読めたなあと思いました。
2005年10月21日に日本でレビュー済み
妻を失ってから他人の背後霊が見えるようになった新海は、霊の力を
借りていろいろなトラブルを解決する。ある日、人探しの以来が舞い
込んだ。だがこれは単なる人探しでは終わらなかった。新海はしだいに
不気味な出来事に巻き込まれていった。
他人の背後霊が見える探偵。しかもその探偵は、背後霊からさまざまな
情報を集めることが出来る。面白い設定だと思う。新海の助手を務める
少女子夢の存在も面白い。失踪事件に隠された謎は何か?わくわく
しながら読んだが、後半は思わぬ展開になった。賛否両論あると思うが、
私にはしっくりこなかった。前半の面白さが一気にしぼんでいくような
感じさえした。ラストに明かされる真相もちょっと疑問。「えーっ!こんな
結末なの!?」読後もすっきりしなかった。
借りていろいろなトラブルを解決する。ある日、人探しの以来が舞い
込んだ。だがこれは単なる人探しでは終わらなかった。新海はしだいに
不気味な出来事に巻き込まれていった。
他人の背後霊が見える探偵。しかもその探偵は、背後霊からさまざまな
情報を集めることが出来る。面白い設定だと思う。新海の助手を務める
少女子夢の存在も面白い。失踪事件に隠された謎は何か?わくわく
しながら読んだが、後半は思わぬ展開になった。賛否両論あると思うが、
私にはしっくりこなかった。前半の面白さが一気にしぼんでいくような
感じさえした。ラストに明かされる真相もちょっと疑問。「えーっ!こんな
結末なの!?」読後もすっきりしなかった。
2006年4月8日に日本でレビュー済み
恋人を一緒に事故に巻き込まれて、霊が見えるようになった、30代前半の男性が主人公。恋人を失い、生きているのか、死んでいるのか、わからない状態の主人公が、ひょんなことから、人探しを引き受ける。失踪の裏には、大きな陰謀が。
捜査の過程で、霊と会話したり、対決したりが、興味深く描かれています。また「仕掛け」もいくつかりあり、びっくりです。かわいい探偵助手の少女など、読むのを楽しくしてくれる仕掛けもあり、楽しく一気に読めました。
ちょっぴり切なさを含んだ、雰囲気が読んでて心地よいです。
捜査の過程で、霊と会話したり、対決したりが、興味深く描かれています。また「仕掛け」もいくつかりあり、びっくりです。かわいい探偵助手の少女など、読むのを楽しくしてくれる仕掛けもあり、楽しく一気に読めました。
ちょっぴり切なさを含んだ、雰囲気が読んでて心地よいです。
2006年7月13日に日本でレビュー済み
「OKAGE」や「黄泉がえり」など、著者自身の在住する土地、熊本を舞台にした作品が近年特に多いのですが、これもそんな作品の一つ。
全体のテイストはなんだか「OKAGE」に通じるものがあるように思いました。ハードカバーで重厚な装丁ですが中身は読みやすいです。「せいれいたんてい」となってますがカジシン先生的には「しょうろうたんてい」と読ませたいらしいのでそのようにお願いします。「しょうろう」をいう読みのほうが物語りにしっくりくるのは確か。ラストで「そういうことか!!」と、うなること請け合い。
キャラクターが生きてますねえ。押しかけ探偵助手の小夢ちゃん、「そめちめ」のオーナー夫妻、ホームレスの荒戸。みんな「良い人」なんですよねえ。日常的な会話でキャラクターを魅せるという手腕は黄泉がえりでも際立っていましたが、この「精霊探偵」でもうまいですねえ。そして舞台が熊本、しかも自分にとって馴染み深い場所が舞台とあって、非常に臨場感がありますよ。熊本の方、または熊本に土地勘のある方は、更に一味違ったたのしみが得られますね。「ああ、これはあそこか」と、ほくそ笑む快感(笑)カジシン先生に熊本SF書かせたら世界一ですね(笑)
そして、特筆すべきは「猫」の存在。梶尾作品、特に熊本が舞台の作品にはこれまでもエピソードの端々に結構猫が登場していたのですが、今回は猫大活躍です。犬派か猫派かと問われれば即答で「猫派」と答える私にとってはこれは嬉しいですね!
全体のテイストはなんだか「OKAGE」に通じるものがあるように思いました。ハードカバーで重厚な装丁ですが中身は読みやすいです。「せいれいたんてい」となってますがカジシン先生的には「しょうろうたんてい」と読ませたいらしいのでそのようにお願いします。「しょうろう」をいう読みのほうが物語りにしっくりくるのは確か。ラストで「そういうことか!!」と、うなること請け合い。
キャラクターが生きてますねえ。押しかけ探偵助手の小夢ちゃん、「そめちめ」のオーナー夫妻、ホームレスの荒戸。みんな「良い人」なんですよねえ。日常的な会話でキャラクターを魅せるという手腕は黄泉がえりでも際立っていましたが、この「精霊探偵」でもうまいですねえ。そして舞台が熊本、しかも自分にとって馴染み深い場所が舞台とあって、非常に臨場感がありますよ。熊本の方、または熊本に土地勘のある方は、更に一味違ったたのしみが得られますね。「ああ、これはあそこか」と、ほくそ笑む快感(笑)カジシン先生に熊本SF書かせたら世界一ですね(笑)
そして、特筆すべきは「猫」の存在。梶尾作品、特に熊本が舞台の作品にはこれまでもエピソードの端々に結構猫が登場していたのですが、今回は猫大活躍です。犬派か猫派かと問われれば即答で「猫派」と答える私にとってはこれは嬉しいですね!
2005年10月9日に日本でレビュー済み
私には、梶尾真治の背中にM・ナイト・シャマラン監督の霊が
乗っているのが見えます(監督まだ生きてますよ?)。
最後のサプライズもシャマラン監督作よりヒネリが効いていますし、
物語の鍵を握る「謎のカード(&その正体)」も、ディック的な
ファンタジーSFのB級ガジェット扱いで楽しめました。
TVの30分SF怪奇ドラマを2時間の長篇映画に仕立て上げる
シャマラン監督のように、梶尾真治お得意の、微妙にダークな短編の
枝葉を拡げに拡げて長篇へと拡大させた作品と言っていいでしょう。
そして黒猫が可愛い。
乗っているのが見えます(監督まだ生きてますよ?)。
最後のサプライズもシャマラン監督作よりヒネリが効いていますし、
物語の鍵を握る「謎のカード(&その正体)」も、ディック的な
ファンタジーSFのB級ガジェット扱いで楽しめました。
TVの30分SF怪奇ドラマを2時間の長篇映画に仕立て上げる
シャマラン監督のように、梶尾真治お得意の、微妙にダークな短編の
枝葉を拡げに拡げて長篇へと拡大させた作品と言っていいでしょう。
そして黒猫が可愛い。