迅速な対応ありがとうございました。
とても素敵な本でした。
日常の中にこそある宝物みたいな言葉のたち。
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針がとぶ Goodbye Porkpie Hat 単行本 – 2003/12/19
吉田 篤弘
(著)
LPの小さなキズ。聴けなくなった数小節。失われた時と想いにいま灯がともる。〈クラフト・エヴィング商會〉の物語作者が紡ぐ、響き合う七つの短篇。
- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2003/12/19
- ISBN-104104491020
- ISBN-13978-4104491025
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
パリッと月がくだけた夜、あたたかい記憶と物語の扉が開く-。クラフト・エヴィング商会の物語作者が紡ぐ、月と追憶と旅をめぐる七つのストーリー。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2003/12/19)
- 発売日 : 2003/12/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 203ページ
- ISBN-10 : 4104491020
- ISBN-13 : 978-4104491025
- Amazon 売れ筋ランキング: - 188,077位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,270位エッセー・随筆 (本)
- - 18,223位文芸作品
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年2月21日に日本でレビュー済み
新しく懐かしい本を発信し続ける作家の新作。
その洗練されたスローストーリーは現代ファンタジーの最先端。
今回も期待を裏切らない作品でした。
体温を感じるあったかいスロウな7つの物語が進むにつれて、何処かで繋がっていく。
最後の結末には、彼らしい暖かくやさしい衝撃が・・・。
読み終わった後には必ず幸福感で包まれます。
スローライフが注目される今、新しく懐かしいスローファンタジーはいかがでしょう。
その洗練されたスローストーリーは現代ファンタジーの最先端。
今回も期待を裏切らない作品でした。
体温を感じるあったかいスロウな7つの物語が進むにつれて、何処かで繋がっていく。
最後の結末には、彼らしい暖かくやさしい衝撃が・・・。
読み終わった後には必ず幸福感で包まれます。
スローライフが注目される今、新しく懐かしいスローファンタジーはいかがでしょう。
2020年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
みなさん高評価のようですが、私にはもう一つでした。つながりがあるようでとりとめのない、オシャレな短編集。しかし「オシャレ」である必要はなかったような。表層的に終わってしまった気がします。吉田篤弘さんでは「小さな男 静かな声」が圧倒的に好きです。
2004年1月2日に日本でレビュー済み
クラフト・エヴィング商會の一人吉田篤弘によって書かれた物語は、クラフト・エヴィング商會の他の作品と同じように、どこか不思議でなつかしく、そして新しい。
7つの短編とそっとはさみこまれた1つの掌編。いつもいる町の、あるいは遠い異国の物語。まったく知らない場所なのに知っているような気がするのはなぜだろうか。
それぞれ独立した物語があわさってまた違った物語が生まれてくる。まるで、いくつものピースが組み合わさって一枚の絵になるように・・・。ただ、その絵はどこか完成されていない余白の部分があるような気がする。その余白に、時々そっと「ミルリトン探偵局シリーズ」の二作が顔をのぞかせているような気がするが、気のせいだろうか。
せつなくなるようななつかしさと、ふっと包まれるような優しさを持ったこの作品は、必ず「針がとぶ」レコードのように、どうしても聞こえない部分がある物語なのかもしれない。
7つの短編とそっとはさみこまれた1つの掌編。いつもいる町の、あるいは遠い異国の物語。まったく知らない場所なのに知っているような気がするのはなぜだろうか。
それぞれ独立した物語があわさってまた違った物語が生まれてくる。まるで、いくつものピースが組み合わさって一枚の絵になるように・・・。ただ、その絵はどこか完成されていない余白の部分があるような気がする。その余白に、時々そっと「ミルリトン探偵局シリーズ」の二作が顔をのぞかせているような気がするが、気のせいだろうか。
せつなくなるようななつかしさと、ふっと包まれるような優しさを持ったこの作品は、必ず「針がとぶ」レコードのように、どうしても聞こえない部分がある物語なのかもしれない。
2004年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1つ1つ全く違う話のようで実はそれぞれの話がリンクしています。まるでミステリィを読むように登場人物の関係図を書きながら本を読み進めていくとまた、面白いです。
「針がとぶ」は亡くなった叔母の思い出達を捨てられずにいる姪の話。
「金曜日の本」はクロークに忘れられた運命の外套の話。
「月と6月と観覧車」はオープンしたての遊園地の駐車場のアルバイト5人と黒猫の話。
「パスパルトゥ」は画家とおかしな雑貨屋の話。
「少しだけ海の見えるところ」は叔母の日記。
「路地裏の小さな猿」は小説家と司書の話。
「最後から二番目の晩餐」は写真家(?)の女性と旅の途中にであったおばさんの話。
彼らがどのように繋がっているかは読んで確かめてください。
「針がとぶ」は亡くなった叔母の思い出達を捨てられずにいる姪の話。
「金曜日の本」はクロークに忘れられた運命の外套の話。
「月と6月と観覧車」はオープンしたての遊園地の駐車場のアルバイト5人と黒猫の話。
「パスパルトゥ」は画家とおかしな雑貨屋の話。
「少しだけ海の見えるところ」は叔母の日記。
「路地裏の小さな猿」は小説家と司書の話。
「最後から二番目の晩餐」は写真家(?)の女性と旅の途中にであったおばさんの話。
彼らがどのように繋がっているかは読んで確かめてください。
2007年9月17日に日本でレビュー済み
クラフト・エヴィング商會、物語担当者の連作短編集。
クラフト・エヴィング商會名義や、他の著作と同じく
欧風の香り漂う、日常からちょっと離れた非日常を描いている。
お洒落すぎて、生身の「人間」が感じられないという
物足りなさは残るが、毎度のことながらそのセンスには脱帽。
時折ごく小さな断片が他の作品と繋がっており
ファンにとってはにやりとさせられる。
クラフト・エヴィング商會名義や、他の著作と同じく
欧風の香り漂う、日常からちょっと離れた非日常を描いている。
お洒落すぎて、生身の「人間」が感じられないという
物足りなさは残るが、毎度のことながらそのセンスには脱帽。
時折ごく小さな断片が他の作品と繋がっており
ファンにとってはにやりとさせられる。
2004年7月19日に日本でレビュー済み
ひとつひとつの章がそれぞれ独立した物語のようでいて、実は全てひとつの物語のなかの出来事であるようだ。
全部を読み終えてから、頭の中でパズルのようにひとつひとつの章を結び合わせてみると、ひとつのストーリーがぼんやりと浮かんでくるのが面白い。
登場人物がそれぞれ魅力的で、読みながら読書欲や創作意欲をそそられた。
全部を読み終えてから、頭の中でパズルのようにひとつひとつの章を結び合わせてみると、ひとつのストーリーがぼんやりと浮かんでくるのが面白い。
登場人物がそれぞれ魅力的で、読みながら読書欲や創作意欲をそそられた。