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啖呵こそわが稼業 会津家本家六代目・坂田春夫 単行本 – 2003/12/17

3.5 5つ星のうち3.5 5個の評価

靖国神社や新宿花園神社で露天商をする集団・會津家の親分が、威勢の良い口上「啖呵」を引提げ、香具師の仕事の内実や失われた縁日の風景を語り尽くす。

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

靖国神社や高田馬場の穴八幡を庭に露天商を営んできた会津家。その6代目の親分が、威勢の良い口上「啖呵」を引提げて、「夜店屋」の内実や失われていく縁日と祭りの風景を語り尽くす。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2003/12/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/12/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 299ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 410449402X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4104494026
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 5個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
5グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の文化とも言える露天商の肩身が狭くなって行くことに、この国の衰退を感じています。
反社会的勢力として一括にされているようですが、どこが社会に迷惑をかけているのでしょうか?
逆に社会の為に貢献している職業の一つとして誰もが認めているのでは無いでしょうか?
国民から先ずは問題提起して早く目を覚ましましょう!
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年12月15日に日本でレビュー済み
本の内容は素晴らしいが販売する中古屋が購入利用者に対し最低最悪の対応。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年9月30日に日本でレビュー済み
 香具師(テキ屋)の親分の語りの聞き書きである。香具師は縁日の夜店でなじみのある職業だが、これまでその世界はよく知りえなかった。どちらも一家を名乗ったりしてテキヤとヤクザの違いさえもよくわからなかった。露店で商売をするのが香具師、賭博に関わるのが博徒(やくざ、暴力団)と、もとははっきり棲み分けができていたそうな。著者は様々な職人の聞き書きで著名な作家であり、語り口を生かした平易で読みやすい文になっている。縁日の立つ日が減少し、道路交通法や暴対法による規制等の影響もあり、香具師という職業もしだいに絶滅危惧種となりつつあるようだ。そういう意味ではこれは香具師の世界の民俗を伝える貴重な書でもある。
 坂田氏は昭和五年にテキ屋の夫婦の家に生まれ、戦後、大学を出て厚生省職員を二年勤めた後に、家業の香具師に転じたという変わりダネである。香具師と言えば、映画の「フーテンの寅さん」が最もなじみある存在だが、坂田氏もズボン、万年筆,甲州印伝などの啖呵売り(露店で商品を口上で売るやり方)をやりながら、青森や北海道を渡り歩いたこともあるそうだ。二十三、四歳より見習いをやり二十六歳頃から三十歳くらい昭和三十五年まで、品質の良くない怪しげな商品を巧みな口上で売りさばく、啖呵売りに本格的に取り組んだそうである。今日私たちが啖呵売りを目にする機会はまずないが、消費者心理を読みながらそこにつけこむ啖呵売りのノウハウは、テレビショッピングやテレビ通販のCMの口上に生かされているらしい。
 香具師の業界の内部事情や父から継いだ六代目の苦労話も興味深いが、巻末の坂田氏の母親の語りはいっそう面白い。香具師の世界に最初に飛び込んだのは、五代目の父ではなく母親のほうだというのは驚きだった。家族の生活を支えるために露店商として様々な工夫を講じながら、啖呵売りもしたという明治生まれの女のたくましい生活力が、ひしひしとこちらに伝わってくるからだ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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