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起死回生 単行本 – 2003/3/1
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- 本の長さ411ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2003/3/1
- ISBN-104104519022
- ISBN-13978-4104519026
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
みずほ銀行の支店長を辞めたばかりの著者が書き下ろした『非情銀行』に続く第2弾。中堅アパレルメーカーの再生に奮闘する銀行OBの姿を通して銀行員の誇りを問う。(聞き手は田村 俊一)
銀行マンへの「遺言」
――この3月末でみずほ銀行を退社して、直前に2作目の『起死回生』が上梓されました。銀行を辞めたのはどうしてですか。
本当は銀行員を全うしたかったですよ。しかし、銀行は本当に変わってしまった。銀行の仕事というのはもっと誇りを持ってできるはずのものだったのに、今はそれもない。昨年の12月にみずほ銀行の本店に支店長が集められ、幹部から増資の話を聞かされたのですが、幹部の口から出たのは支店長たちの尻を叩くような言葉ばかり。自分たちの経営責任に言及し、「支店長の皆さん、頼みます」と頭を下げられることを期待していたのが、見事に裏切られました。
―― 何が変わってしまったのでしょうか。
私は旧第一勧業銀行出身です。第一勧銀は合併会社で、たすきがけ人事やら、旧2行の確執やらいろいろ問題があったことは確かです。けれども、行内風土は非常に自由なものだった。言いたいことが言える、そんな雰囲気があった。それが一変するきっかけになったのは、1997年の総会屋事件です。
あの事件の際、私は広報部次長でしたが、事件をきっかけに本当に銀行を変えたいと思った。何人もの逮捕者を出し、自殺者まで出したのですから、革命を起こさなければならないと思いました。だから我々が経営陣を突き上げた。「これは革命ではなく、クーデターだ」と吐き捨てた幹部もいましたが、コンプライアンス(法令順守)体制など、一定の成果はあったと思います。
ところがその後、経営陣が選んだのは3行統合という道です。統合の是非は経営判断ですから、とやかくは言いません。しかし結果として改革の道は閉ざされ、統合の成功だけが目的化し、その過程で経営陣にもの申すことができなくなってしまった。かつて幹部が言ったように、我々が総会屋事件直後に奔走した改革は、本当にクーデターで終わってしまった。残念です。
――前作の『非情銀行』(新潮社)では、銀行合併の真の意味と、銀行員の誇りがテーマでした。今回はどうですか。
先ほども言いましたが、銀行員の仕事は誇りを持ってできる仕事です。ところが今の支店の現状は、とても誇りを持って仕事をできる状況にはない。若手行員も悩んでいます。そうした若い人たちを元気づけたかった。
『起死回生』は銀行から事業会社に転籍した2人のOBの話です。1人は銀行の暗部をすべて引き受けるゼネコン(総合建設会社)の副社長。もう1人はバブル期の借金に苦しむが、まだまだモノ作りの力はあるアパレルメーカーの常務です。ゼネコンには役割を終えた企業を、アパレルメーカーには再生可能な企業を象徴させました。銀行員が誇りを持って取り組まなければならないのはもちろん、後者です。
――モデル企業があったのですか。
はい。私が支店長時代に再建を手伝った会社です。その会社に出向していた銀行OBと一緒になって再建に当たりました。今やスポンサーを得て立派に立ち直っています。再建途上では他行の支援はもちろんなかったし、本部も冷ややかでした。そのOBと2人で「こうなったら男の意地だよね」と言いながら、再建に奔走しました。
「担保をよこせ」「借金を返せ」が、銀行の仕事だとは思いません。「資金のことはこっちに任せろ。あなた方は本業に没頭してくれ」、これが理想でしょう。それを伝えたかったのです。
(日経ビジネス 2003/04/28 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2003/3/1)
- 発売日 : 2003/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 411ページ
- ISBN-10 : 4104519022
- ISBN-13 : 978-4104519026
- Amazon 売れ筋ランキング: - 602,993位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 328位経済・社会小説 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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一般文学通算839作品目の読書完。2012/10/05
この本を踏み台として、中小企業の再生に全力を尽くしたい。こんな個人的な事情が、評価に結びついたかもしれない。
銀行の来し方と現在とが丁寧に,かつやや偽悪的に書かれているので,
非業界人である私は,ふむふむ。なるほどなぁってな調子で,
どんどん作者の術中に嵌められて,一気に読まされてしまいました。
この本のもう1つのテーマは,組織人としての自己実現という永遠の難問でしょうか。
ただ,話がかなりナマナマしいので,ついつい実話っぽく読んでしまい,
そうすると,こんどは,実話としては類型的すぎる人物造形が物語としての深みを欠くなぁ,
などと勝手な感想を抱いてしまいます。
ともあれ,永遠の難問には各自の回答しかないわけで。(^_^)
例えば、建設業界でジョイントの負債を手助けした法律なども何故2005年頃の広大な株価の上昇をいろんな投資家に良い影響にならずに、リーマンショックと共に落ちていきながらも、現在のジョイントの負債は消えつつあり、また再上場すら伺うほど、理不尽な税金の使い方を政府が助長しているのか?・・新興不動産業界は衰退すべき時期にも銀行は法の下、融資をし続けてきた・・・・・・・・結果が1000兆円の債務につながり、意味の無いお金の貸借に輪をかけただけになっているのが、現在の政府にお金が無くなりつつある条件の一つになっている。そのあまり必要でない分野が会社更生法で立ち直って、良かったのだろうか???・・・
賞賛する事が出来なかった・・・・・・・
実際、2009年頃、路頭に迷っている人が背広を着てよたよた歩き疲れ、どこかの商店の配達中の叔父さんに声をかけ
「助けてくれよ・・・・・・」って言っていたのを偶然役所付近で見たことがある。
その背広から推測するに、サラリーマンだった感じで、面接からの帰りで、もう何処にも行くとこが無かった人だった様で・・・・地震災害の以前の出来事だった・・・・・・・・(自殺したかもしれない)
健全な貸借をするという事の意味が会社を維持する事だけになっているような気がして、本来の安定した生活をするという意味がなくなっているのでは無いかと・・・思う。
まあ・・・・・上場条件が現行のままだと、意味不明な商品で優越感に浸るだけの達成感で終わる事も理解しているかのような状態も予期されているのに・・・・・・ようするに北斗の拳の戦いに敗れたラオウの最後の言葉だけが彼を立たせているかの様な感じがする。
今回の作品はあまり面白くなかった。
ある意味で 素直な「勧善懲悪」であり 水戸黄門以来の日本人の好きなタイプの話である。但し冒頭の通り 実際に金融界を泳いできた著者が書き上げるだけに細部の迫力は相当なものである。
著者自身が 銀行改革に立ち上がり 志半ばにして銀行を去ったと思われる方だ。そんな方が描き出す銀行マンの姿は 著者の理想が籠められているのだと思う。しかし 中々「理想」は現実にならないのも 「現実」である。
そう考えると かように素敵な銀行マンというのも 実際には 中々居ないのだろうなという気もちょっとした次第だ。
金融という人間の生業もドラマに満ちている。古くは シェイクスピアの「ベニスの商人」も 要は貸付契約の細部に拘る経済小説だった。日本でも「金色夜叉」から始まり 今も 山崎豊子の「華麗なる人々」がテレビドラマ化されているわけだ。
それほどに 金融というのは「人間くさい」ドラマを生むということなのだと思う。その意味で 本書も その好例なのだと思った次第。