色んな形の11編の恋愛短編集であるが「冬の一等星」は特にユニークな作品である。
主人公映子は8歳の冬、車の後部座席にいたため文蔵という青年に「誘拐」される、
そして文蔵は車のなかで映子の話を聞き、色々教えてくれる、なぜか二人の交流は読者
を高速道路のドライブに誘う気分にさせる。
映子が大人になり文蔵と見た夜空を思い起こすラストのフレーズが、8歳の時の文蔵との
思い出、そして文蔵に対する想いが伝わってくる。
「8歳の冬の日からずっと強く輝くものが私の胸の内に宿っている。夜道を照らす、ほの
白い一等星のように、それは冷たいほど遠くから不思議な引力をまとっていつまでも私を
守っている。」
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きみはポラリス 単行本 – 2007/5/1
三浦 しをん
(著)
- 本の長さ301ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2007/5/1
- ISBN-104104541052
- ISBN-13978-4104541058
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2007/5/1)
- 発売日 : 2007/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 301ページ
- ISBN-10 : 4104541052
- ISBN-13 : 978-4104541058
- Amazon 売れ筋ランキング: - 169,450位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,254位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1976年、東京生まれ。2000年、『格闘する者に○』でデビュー。以後、『月魚』『秘密の花園』『私が語りはじめた彼は』『むかしのはなし』など、小 説を次々に発表。2006年、『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。他に、小説に『風が強く吹いている』『仏果を得ず』『光』『神去なあなあ日常』な ど、エッセイに『あやつられ文楽鑑賞』『悶絶スパイラル』『ビロウな話で恐縮です日記』などがある。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 星間商事株式会社社史編纂室 (ISBN-13:978-4480804204)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あっいう間に読んだ
2012年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず初めに書いておくと、有川浩さんの作品が大好きです。
三浦しをんさんの作品を初めて読んだのですが、私のようなタイプには合わなかったです。
お…重い…。
基本的に純粋で普通っぽい大人の(なおかつベタ甘)恋愛話が好きなので、凝った設定は読んでいてツラかったです。
文章は上手だと思いますが、話が複雑だと全く共感できないし全く入り込めませんでした。
私は普通の恋愛をしてきたので、んー理解できなかったですね。
有川浩さんタイプが好きな方、ベタ甘が好きな方はオススメしません。
三浦しをんさんの作品を初めて読んだのですが、私のようなタイプには合わなかったです。
お…重い…。
基本的に純粋で普通っぽい大人の(なおかつベタ甘)恋愛話が好きなので、凝った設定は読んでいてツラかったです。
文章は上手だと思いますが、話が複雑だと全く共感できないし全く入り込めませんでした。
私は普通の恋愛をしてきたので、んー理解できなかったですね。
有川浩さんタイプが好きな方、ベタ甘が好きな方はオススメしません。
2022年7月30日に日本でレビュー済み
私にとって、ものすごく大切な1冊です。
特に『骨片』というタイトルのお話の、私が先生に「明日からは餡をこねるのです」と打ち明けたあとの、先生のお話はほんとうにほんとうに大好きです。
同じく文学を学んできたものとして、幾度もこの文章に救われました。
これからも、何回も読み返して、前を向いていくのだと思います。
しをんさん、心が豊かになる素敵な物語をありがとうございます。
紙の本も単行本・文庫本と持っていますが、待望の電子版も登場したということで、こちらも手元に置いていつでもどこでも読み返せるようにします!
特に『骨片』というタイトルのお話の、私が先生に「明日からは餡をこねるのです」と打ち明けたあとの、先生のお話はほんとうにほんとうに大好きです。
同じく文学を学んできたものとして、幾度もこの文章に救われました。
これからも、何回も読み返して、前を向いていくのだと思います。
しをんさん、心が豊かになる素敵な物語をありがとうございます。
紙の本も単行本・文庫本と持っていますが、待望の電子版も登場したということで、こちらも手元に置いていつでもどこでも読み返せるようにします!
2020年3月5日に日本でレビュー済み
不思議な日常生活の短編集11話。手紙ではじまり、手紙で終わる。怖い話あり、恐ろしい話あり、暗い話あり、黒い話あり。ポラリスはポールが極という意味で、北極星のことを指す。北極星は、北半球では夜空で動かない。これらの話では、誰が動かないのだろう。著者と助産師さんは動じない。登場人物を操っている。「私(助産師)がポラリス」が本当の題名かも。あるいは「きみは(産婦)がポラリス)」で合っているのかも。解説:中村うさぎ
2022年7月26日に日本でレビュー済み
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インパクトはあるけど、だから何的な話が多いかなぁ。読後に特に何も残らない。残念です。
2020年5月3日に日本でレビュー済み
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「俺はお前が好きなんだ」と岡田君が胸の内で言葉にした。
お前こと、寺島君はフラれまくるのに女の子が大好きだ。
こりゃ、平行線。
岡田君は永遠に「俺の心の中でひそかに囁く」だけだ。
読後、小坂明子さんの「あなた」の曲が頭の中で流れた。
恋は星の数ほどあれど、
ハッピーエンドは天文学的確率かも。
だから掴んだものは幸せモンだ。
お前こと、寺島君はフラれまくるのに女の子が大好きだ。
こりゃ、平行線。
岡田君は永遠に「俺の心の中でひそかに囁く」だけだ。
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恋は星の数ほどあれど、
ハッピーエンドは天文学的確率かも。
だから掴んだものは幸せモンだ。
2012年12月17日に日本でレビュー済み
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11の様々な恋愛。どれもが愛おしく、特に『わたしたちがしたこと』では、「解るよ、仕方ないよね」と思わず俊介を肯定してしまう「男目線」の自分にビックリ! でも、それって本当に朋代を愛していたことになるのか!? 「後悔していない」なんて本当か!? やりきれない思いがいっぱいのひとつの「愛の形」。朋代の目線で書かれているけれど、私はなぜか俊介の「心」を思う。