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阿修羅ガール 単行本 – 2003/1/1

3.9 5つ星のうち3.9 126個の評価

第16回(2003年) 三島由紀夫賞受賞

商品の説明

商品説明

『煙か土か食い物』でミステリー作家としてデビューし、第15回三島由紀夫賞候補作となった処女短編集『熊の場所』で、圧倒的な存在感を見せつけた舞城王太郎の長編小説。主人公による軽妙な口語体で、まくしたてるようにストーリーを展開させていく独特の手法はそのままに、『熊の場所』の重要なモチーフであった、危険で暴力に満ちた世界観を、現実と妄想、現世と冥界までをも巻き込んで、さらにダイナミックに押し広げた作品に仕上がっている。

好きでもないクラスメートの佐野明彦となぜか「やっちゃった」アイコは「自尊心」を傷つけられて、佐野の顔面に蹴りを入れ、ホテルから逃げ出す。翌日、佐野との一件で同級生たちにシメられそうになるアイコだが、逆に相手をボコって、佐野が失踪したことを知らされる。佐野の自宅には切断された指が送られてきたという。アイコは、思いを寄せる金田陽治とともに、佐野の行方を追うが…。

同級生の誘拐事件、幼児3人をバラバラにした「グルグル魔人」、中学生を標的とした暴動「アルマゲドン」。謎の男・桜月淡雪、ハデブラ村に住む少女・シャスティン、グッチ裕三に石原慎太郎。暴力的でグロテスクな事件とキャラクターたちが交錯する中を全力疾走するアイコの物語からは、限りなくピュアなラブ・ストーリーが垣間見えてくる。純文学やミステリーといったジャンルを遥かに飛びこえた、文学そのものの持つパワーと可能性を存分に味わっていただきたい。(中島正敏)

内容(「MARC」データベースより)

やべー泣きそうだ。泣きかけだ。半泣きだ。ううう、目が熱い-。恋するアイコがガーリッシュに悩んでる間にも世界は大混乱! 殺人鬼はグルグルだし、子供は街で大爆発。魔界天界巻き込んで繰り広げられる物語。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2003/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 284ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4104580015
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4104580019
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 126個の評価

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大暮 維人
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
好きです。スピード感も、登場人物の感情表現も。雰囲気も。好きです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『煙か土か食い物』でディープなインパクトを受けた舞城王太郎の長編第二作目。
 舞城王太郎というペンネームからして、どこか人をおちょくっていいるようで個性的ですが、その文体もペンネーム同様、おちょくっているようでいたって真面目でもある。
 町田康を初めて読んだ時を思いだしますが、町田康ともちょっと違う。
 女子高生愛子の一人称文体ですが、これがなんともいいですねえ。
 男性が書く女性一人称小説だと村上龍の『トパーズ』や古いところだと太宰治の短編なんかも味があっていいですが、本書愛子の語りはいかにも今風というか、嫌味のない語りです。
 『減るもんじゃねえだろうとか言われたのでとりあえずやってみたらちゃんと減った。私の自尊心』という冒頭の一文が素晴らしいですね。
 しかし、本書が三島由紀夫賞を受賞したのには驚きましたし、逆に「三島由紀夫賞、やるじゃん」と感心しました(宮本輝が猛烈に反対し、筒井康隆が高く評価した、という裏事情はなるほどそうだろうねと想像できますね)。
 個人的には、文体の魅力は女子高生愛子の一人称である本書に軍配が上がりますが、作品全体の構成としては『煙か土か食い物』の方がまとまりの良さを感じます。
 本書、第一部は猛烈に面白いです。
 その後第二部で「なんじゃ!どういうこと?」というぶっ飛んだ展開となり、第三部で第二部のぶっ飛びの意味は分かりますが、綺麗にまとめようとして、なんかちょっと消化不良な印象です。
 それでも魅力的な作品であることには間違いありません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第一部は傑作だ。2ちゃんねらー必読のネット掲示板を使った殺人事件である。
青春を送る若者の性生活、恋愛などがとても現実的に書いてあって、
非常に好感がもてる。
第二部の崖は面白いが、残念なことに、崖の次からは物語はあさっての方へ行ってしまう。
明確な結末もない。
完成度は少し低いけど、それでも、これほど文学している小説はそうはない。
日本人よ、舞城を読め。
「世界は密室でできている。」「阿修羅ガール」「SPEEDBOY!」を読め。
疾走する文体が描き出すちょっと非現実な世界がとても現実的に描かれている。
傑作だ。なんといって褒めていいのかわからない。とにかく読んでほしい。
舞城は、芥川賞なんてとらなくていいから、ノーベル文学賞をもらうべきだと思うよ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
DEEPでクレイジーな本ですね。

そういう意味では第一作目の「煙と土と〜」

のテイストも引き継いでるのかな、

とは思うのですが。

ただ、第一作目ほどのパンチドランカー的衝撃がなくなってしまったのは、残念です。

やや大衆向けになったってことなんでしょうかね。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大衆娯楽文学作品とライトノベルの双方が滲んだ部分にいる作品に見えます。が、両者が滲む部分など存在せず、ギリギリのところで明確な差があります。舞城のこの作品はギリギリラノベでしょう。実は精神疾患の治療法などを巧みにキャラ造りに組み入れていたり、奥深さを感じます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気に入った作家やメディアで絶賛されたものを読んでいます
諦めず最後まで読みましたが…厳しいです
勉強し直してきます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
舞城王太郎は、好きか嫌いかがはっきり分かれる作家だと思いますが、私は好きです。と言っても、私はおじさんなので主人公の語る言葉は外国語のように難解で、できれば巻末に単語の説明なんかがあればと思いました。それにしても都会の女子高生は皆こんなのでしょうか。これじゃあたまの出張で東京へ行っても、電車の中なんかでは俯いているしかないね。女子高生なんかと目があったらボコられたりして・・・(正しい使い方でしょうか)
舞城氏は、私と同じ北陸出身、しかも福井出身です。あの(失礼)福井弁からこのようなテンポの良い小説が生まれるとは、彼によほどの才能があったのか、早くに故郷を離れたのか・・・(また失礼)
どこが三島賞なのかはわかりませんが、特に舞城王太郎を読んだことのない方には、絶対オススメです。
最後に、舞城王太郎も凄いけど、カツララブ子もスゴイよ。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年2月25日に日本でレビュー済み
読んだのは10年近く前なのに
今でも内容覚えています。

すっごい怖いシーンもたくさん出てくるので
ホラーが苦手な方は覚悟して読んだほうがいいかも。

でも、全体的にすごく面白かったし、この小説を読んで
世の中の「理解も共感もできない」ことのいくつかが
「なんとなく理解はできるが共感はできない」に
変化した。

そういう意味で衝撃を受けた作品でした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート