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さよなら渓谷 単行本 – 2008/6/1

3.4 5つ星のうち3.4 91個の評価

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購入オプションとあわせ買い

どこまでも不幸になるためだけに、私たちは一緒にいなくちゃいけない……。

きっかけは隣家で起こった幼児殺人事件だった。その偶然が、どこにでもいそうな若夫婦が抱えるとてつもない秘密を暴き出す。取材に訪れた記者が探り当てた、 15年前の"ある事件"。長い歳月を経て、"被害者"と"加害者"を結びつけた残酷すぎる真実とは――。『悪人』を超える純度で、人の心に潜む「業」に迫った長編小説。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2008/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 199ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4104628042
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4104628049
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 91個の評価

著者について

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吉田 修一
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1968年9月14日、長崎県生まれ。法政大学経営学部卒。

1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞。同作が第117回芥川賞候補となる。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で第127回芥川賞を立て続けに受賞し、文壇の話題をさらう。2007年『悪人』で大佛次郎賞と毎日出版文化賞を受賞した。

他に『東京湾景』『長崎乱楽坂』『静かな爆弾』『元職員』『横道世之介』など著書多数。

カスタマーレビュー

星5つ中3.4つ
5つのうち3.4つ
91グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
複雑ではなく頭に入りやすいストーリー。
長編作品に読み疲れた後でもサラッと読む事ができます。でも内容は考えさせられ、読み応えアリでオススメです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ものすごい小説。
生きることの苦しみを突きつけられる。
だけど、それで苦しくなるわけじゃない。
むしろ、何か突き動かされるものがある。

こういう小説でこれだけ心を動かされるのは
きちんと苦しんできたからだと思った。
辛いことを経験すればするほど、
新しい出会いが味わい深くなるのだと実感した。

数少ないけれど、
恋愛をしてきてよかったと思った。
辛いこともあったけれど、
それがなければ、
この小説は記憶にも残らなかったかもしれない。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期待して読んだのですが、何だか段々とわからなくなって、物語について行けなかった
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
悪人の内容の濃さを思うと
とんでもなく薄いと感じてしまった。
隣家の子供殺害をした母親との
心理的な絡みなどがあるのかなと思えば
そうでもないし、ミステリー要素が
もっと濃くなるのかなと言えばそうでもない。
若気の至り(で括るには残忍過ぎるが)で
しでかしたレイプという犯罪に対して
意識の薄い人間とそうでない人間の対比を
もっと掘り下げる方が面白くなった気もする。
主犯格がここまで懺悔できるかなぁ。
そんな良心的な思考の持ち主が
レイプに走るかなぁという印象もある。
おまけにそんな残忍なことやった奴が
どれだけいい奴になって
罪の意識に苛まれていようが
クズであることに変わりはないので
感情移入もできないし、
世間から見放された男女が
傷を舐め合う形で一緒にいることになった
という構図は理解出来ても
相手が自分の素性を分かっているのに
セックスをしているカナコにも疑問。
(私は相手がカナコの素性を分かっていないと
最初思っていたので)

いろんな意味で登場人物の思考に
寄り添えなかったから余計に薄い内容と
感じたのかもしれない。
面白いか面白くないかで言えば、
それほど面白くない、かな。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
描写や比喩が細かいのだけれども、その表現をうっとおしく感じてしまいました。
物語が遅々として進まず、また不必要な(効果的とは思えない)人物、会話が多過ぎて、なんのことを、誰のことを話しているんだ?ってな感想を持ちました。
その物語も、わりと一本調子で、ぼくには、ちょっと合わない本でした。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初からどっさりと登場人物が出てきて、ちょっと混乱しましたが、読み進めるうちに、大体把握でき、その後はすっと読めました。
ただ、ミステリとして読みたいと思う方にはあまりお薦めはできません。叙述トリックが一応は入ってはいますが、きっとあらすじを面白いものにするためのスパイスみたいなもので、作者の方もあまりそこには無頓着というか、それありきの物語ではないという印象を受けましたので。
重要なのは、集団レイプを受けた被害者と加害者とのその後のこと。大学生活において、このようなことは表沙汰にならないだけで結構身近にあることだと思うし、自分も昔のことを思いだし、結構考えさせられました。
性的な被害者はいつも女性で、加害者の男性は比較的、社会は簡単に許してくれます。全くその通りだな、と。
作中の被害者の女性のように不幸の連鎖が断ち切れない方も当然いらっしゃるのでしょう。
よくこういう過去があるけど、今はバリバリ仕事頑張ってます!みたいな警察小説なんかがありますが、結局はそれって綺麗事なのかな、とも感じました。作品としては前向きで面白いのですが…。
この作品に出てくる女性は、不幸の最先端みたいな被害者で、実際そこまで…?と大袈裟にも感じましたが、小説だからこそ、そこは問題提示としてここまで追い詰められる可能性もあるんだよ、と。
性的なことをあまりにも容易に考えている男性にこそ読んでもらいたい作品です。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最高です、かなり楽しめました映画を見た後読みましたが、より細かくキャラの心情を理解できました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画とほぼ同じ内容です、普通原作の方がより繊細に緻密に描いているのでしょうが、この作品はほぼ同じで期待するほどではなかったです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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