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森見 登美彦
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太陽と乙女 単行本 – 2017/11/22

4.3 5つ星のうち4.3 126個の評価
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デビューから14年、全エッセイを網羅した決定版! 登美彦氏はかくもぐるぐるし続けてきた! 影響を受けた本・映画から、京都や奈良のお気に入りスポット、まさかの富士登山体験談、小説の創作裏話まで、大ボリュームの全90篇。台湾の雑誌で連載された「空転小説家」や、門外不出( !?)の秘蔵日記を公開した特別書下ろしも収録。寝る前のお供にも最適な、ファン必携の一冊。
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  1. 本の長さ
    408ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    新潮社
  4. 発売日
    2017/11/22
  5. 寸法
    13.3 x 2.2 x 19.2 cm
  6. ISBN-10
    4104645052
  7. ISBN-13
    978-4104645053
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2017/11/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/11/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 408ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4104645052
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4104645053
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.3 x 2.2 x 19.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 126個の評価

著者について

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森見 登美彦

森見 登美彦

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1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる(「BOOK著者紹介情報」より：本データは『 ペンギン・ハイウェイ　(ISBN-13: 978-4048740630 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

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上位レビュー、対象国： 日本

kuripoochi
5つ星のうち5.0 綺麗な状態で格安でした
2020年10月12日に日本でレビュー済み
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とても綺麗な状態で、梱包にも満足しています。長く愛読したいと思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
さいとお@宇都宮
5つ星のうち4.0 毒にも薬にもならないが実に愉快
2020年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
北白川時代と、東京で力尽き、奈良で復活する過程がぽこぽこと描かれており、狂大生が作家になっていった道筋が
「俺にはできんなあ」という感じとともに流れ込んできます。
まったくもって毒にも薬にもなりませんが、頭の箸休めにはなります。
親子とも狂大卒というのはずるいなあと思いつつ、親父さんの気苦労もちょっとわかります。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
A
5つ星のうち5.0 私にとって新しい読書方法を示してくれた、宝箱のような本
2017年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつもは短編集やアンソロジーなどでも、基本的に前から順番に読んでいましたが、こちらの本に関しては「どこから読んでもよいし、読みたいものだけ読めばいい。」とまえがきに書かれている通り、適当に開いて、気に入ったところだけを読むという風にしてみました。読み終わりもキリの良いところなどはあまり意識せず、よほど気にならない限りは途中でもやめたりして、栞紐なども挟まずにまた次は別のところから読む、という適当な読み方ですが、この読み方がとても楽しく気に入っています。
途中で読むのをやめているものもあるので、いつまでたってもまだ読んでいないところがあるかも…という宝探し感があり、毎回わくわくしながらページを開いています。
文章もちょっとかためのものから面白おかしいものなどバラエティーに富んでいて飽きません。
小説を書くプロセスやそれぞれの作品が出来上がった背景についてのお話もたくさんあり、より、森見さんに興味を抱きました。
森見さんの小説でまだ読んでいない物もたくさんあるので、それらも少しずつ読んでいきたいと思います！
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
ゆうけい
5つ星のうち4.0 モリミ―語りまくる！面白くないわけがない！
2020年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
　　モリミー（モリミンとも言う）こと森見登美彦の「太陽と乙女」です。（いろんな意味で）衝撃のデビュー作「太陽の塔」と（乾坤一擲待望の女性ファンを一気に増やした）代表作「夜は短し歩けよ乙女」を合体させたような題名ですね。となるとまたまた京大腐れ大学生と妄想不思議乙女が活躍するモリミー節全開の快作（怪作）かっ！？、と期待したそこのあなた、、、残念！

　　ご本人曰く、小説家として出発した2003年以来約14年にわたって様々な媒体に発表してきた、現時点での「森見登美彦エッセイ大全集」です。この現時点とは平成29年なのですが、今回（R2年）文庫化され、それに当たって親本刊行後に書いた文章を新たに二篇収録したそうです。この文庫版が「新潮文庫の１００冊２０２０」のリストに上がっており、この際なのでもう一度モリミーの売り上げに寄与すべく文庫版を買ってきました（恩着せがましい）。

　　いやあ、何度読んでも面白い！珍妙軽妙洒脱自虐のモリミー節が随所から立ち上り、抱腹絶倒とはいきませんが、クスクス笑えます。特に、奈良県人である私としては「西大寺は奈良県人にとっては駅名、西大寺からはどこへでも行ける、西大寺は世界の中心」説に拍手喝采でした。

　　ご本人まえがきで曰く、これほど「寝る前に読むべき本」としてぴったりのものはない。結構分量があるので、ぱらぱら少しずつ読んで毎晩安らかな眠りに落ちましょう。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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Tinyu Pan
5つ星のうち5.0 先生の読者を失望させないの作品です
2019年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毎晩寝る前に読みます。寝床の本を探している人におすすめます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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amazou@karakuchi
5つ星のうち5.0 登美彦氏という謙虚で正直な噓つきは小説家の始まり
2018年1月13日に日本でレビュー済み
これは、登美彦という筆名のキャラクター、謙虚で正直な噓つきについて書かれた小説です。
自叙伝風ではありますが、自叙伝では断じてありません、といち読者が著者に無断で断定してもしようがありませんけど。

一気に読んでしまうほど、面白過ぎる、面白いにもほどがある、と心では感じられるものの、顔からは血の気が引いて白んでくるような、それほどの、四百頁を超えるデタラメ長大作です。よく言えば「無意識」に長引いた大作、と言うべき本です。正直者の読者が言うのですから、本当です。嘘ではありませんので、読んでみてください。おすすめします。

この本は、大人気小説家「森見登美彦」氏自身の手になる、実はエッセイ集です。
ほぼ総集編「森見登美彦エッセイ大全集」の刊行予告のような、メイキング映像のようなワクワク感があふれる、貧乏くさいがキマジメな自虐的暴露本になってます。
ぽんぽこたぬきのおとぎばなしのようにドロンとどんでん返しする文章、そして文句なしに笑える化けばなしだけを厳選してほぼ網羅した、過去の寄稿短篇を寄せ集めた昔話本（ボン）です。ただし、「日記」の章だけは書き下ろしでした。
夜な夜な著者を訪ねてくる狸とのステキな夜の恋の旅路の本とも読めます。ちんちん自転車でぶらぶら探検した近所のママチャリ紀行文集とも言えます。
「言い訳ばかりで書いていいわけ？」の叱責にも笑って許してのオヤジぎゃぐ的な自伝本といえる癒し本です。
登美彦氏の謙虚かつ尊大な憎めないぼうげんと素直な（自慢にならない）自慢が入り混じったコミカル自叙伝とも読めます。これまでの雑誌寄稿文が巧みに分類、編集された、雑文集でもあります。

とにかくいろいろ好きなように勝手に読んでみてください、といっているようなたたずまいの本です。
中でも、表紙カバーの装画（絵：川原瑞丸）は、この本の色々な読み方すべてを網羅してレイアウトしています。
特に、裏表紙の右下の「背を向けて去り行く乙女」は、いろいろ雑多なことがあったけど結局は…と、この本の結論のようでないようで読者の心に響いて、これ以上やっていられないくらい余韻として残ります。

さてと、なかみに行く前に、この本のタイトル『太陽と乙女』の「太陽」とは？
登美彦氏の童貞作『太陽の塔』の太陽かもしれないし、著者が尊敬する唯一のヒーロー男の「明石君（仮名）」のことかも。太陽って、確かに明るく燃える偉大な石ですもんね。

しかし、である。太陽は太陽。「たとえ私が小説を書かなくても、太陽はのぼり、また沈む」（403頁）とヘミングウェイを気取った登美彦氏が書いているとおり、ただの太陽に過ぎないのかも。
読者の目からは、ヒーローなんかではない、ただの小説家の登美彦氏こそ、この本のタイトルでいう「太陽」なんである、と確信できました。

それなら、「乙女」とはいったい誰でしょう？
シャーロック・ホームズになった気分で、虫眼鏡を持って本書の中を探してみましたが、乙女（狸？）の足跡のみで、乙女の去り行く後ろ姿さえ見つけられませんでした。

証拠物件：　乙女の足跡
「古書の迷宮に消えた乙女」（11頁）。「麗（うるわ）しの乙女」（11頁）。「宿で出会った黒髪の乙女」（114頁）。
「夜は短し歩けよ乙女」（116頁）。「危うし乙女！」（121頁）。「文章の中にしか存在しなかった『乙女』」（122頁）。
「道行く乙女」（159頁）。「子狸のようにキラキラしている乙女な瞳をさらにキラキラさせて」（181頁）。
「麗しの乙女」（252頁）。「腹の部分がぽよよんと飛び出していて乙女を抱いてやる」（260頁）

いのちみじかあし、こいせよーおとめ。近所のおじいさんが酔っぱらってものがなしく歌いながらおばあさんのもとへ帰っていきます。

巻末の「森見登美彦著作リスト」を見ながら、うなっています。さて、どの作品から読もうかと。
決めました。『ペンギン・ハイウェイ』から読んでみます。
「『ペンギン・ハイウェイ』は、住宅地に生きる少年と、スタニスワフ・レムの『ソラリス』というＳＦ小説を結びつけることから始まった」（384頁）とあったからです。それでは、さっそく。
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ふるい達
5つ星のうち5.0 納得
2020年8月17日に日本でレビュー済み
この頃、小説を読んでいないので、
作者の本を初めて読んだ。
森見登美彦氏の小説を全く知りませんでした。
この本は、作者の17年間のエッセイが収められている。
「まえがき」の最後に、
このエッセイ集の主張（読み方）みたいなものが書いてあり、
賛同した。

この頃、（ゆっくりと読みたいために）3頁から4頁の完結した内容を読むことにしているからだ。
長い文章は、だんだん敬遠してきた。
このエッセイ集も、
どこからでも読むことができ、
3頁から4頁以内のエッセイから読むことができる。
ストレスなしに読めるからいいかなあと感じている次第です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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意見者
5つ星のうち4.0 森見氏をこそこそ見るハレンチな本
2020年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
森見氏をこそこそ見るハレンチな本。大好きな著者が言いそうな言葉を借りると実に表現できてると思う。太陽と乙女、タイトルを読むと不思議な物語りが始まりそうな感じだが、森見氏の目線から見る日常や読み終えた本について語る本。私は楽しかった！
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