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真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-B 単行本 – 2004/10/29

4.6 5つ星のうち4.6 15個の評価

商品の説明

著者からのコメント

前作『FINE DAYS』から、一年七ヶ月ぶりの単行本となりました。今回は、長編の恋愛小説です。内容に関しては、著者としてはもう「読んでみてください」と言うしかないのですけど、それでは話が終わってしまうので、一言紹介させていただきます。
 これは恋愛関係でなく恋愛感情を書いたエンターテインメント小説です。
 と言われても、わかりにくいですよね。ええと、いわゆる「純愛もの」を期待されると、少し違った印象を受ける小説だと思います。それを期待されている方には「こういう恋愛小説はどうでしょう?」と挑むつもりで書きました。逆に「純愛って、いや、ちょっと」という方には、「わかる。僕もそうだから。じゃ、これならどう?」と、そう言いたい小説です。
 小説を書くときはいつもそうなのですが、今回もきっちりと構成を組んでから書き始めたわけではありません。これを書いている間、「これは本当にエンターテイメント小説として成立するのだろうか」という迷いを常に抱えていました。原稿用紙にして三百枚を越え、四百枚を越えても物語の終わり方が見えず、「これが小説として成立しなかったら、次に本を出せるのはいったい何年後だろう」と暗澹とすることもしばしばでした。その原稿を自分としては納得のいく物語に仕上げることができて、今はただただほっとしています。今度は、この物語を読んでくれた方々がその中に何を描き上げてくれるのか、著者としてとても楽しみにしています。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2004/10/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/10/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 171ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4104716022
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4104716029
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 15個の評価

著者について

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本多 孝好
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1971年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。94年、「眠りの海」で第16回小説推理新人賞を受賞し、作家デビューする(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 正義のミカタ (ISBN-13: 978-4087465761 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
15グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2004年11月24日に日本でレビュー済み
いきなり僕の彼女が亡くなっている
前回でも亡くなった彼女がキィワードだったが、今回も僕の心を開かせた彼女が列車事故で亡くなっている
こいつの彼女は何人死ぬんや?!
正直、最初読書の興味を失いそうになった
僕はside-Aから2年間の間に、双子の彼女・広告代理店の仕事・小金井さんと失った
小金井さんの居ない新しい職場で、倍にもなった給与でこなす仕事には情が無い
      不在となった存在
      苦い自己嫌悪
連続して心を開いた彼女が亡くなる
僕は人としての感情を再び持てるのか・・・・・
生きていくなかで、心が固まって傷ついても、新たに誰かを求める気持ち
合理的に生きようとしても、膿を吐き出すかのように自己嫌悪で自分が揺さ振られる
心が傷ついて壁が出来ても、自分が認められない
弱音を吐けず、涙がはるか遠くに消えて、そのつっかえが心に壁をつくる
傷を心の結晶にまで持っていく僕
私はこの作品がどんな評価を受けようとも好きだ
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
side-Aで、あまり身近にいなさそうな主人公の人間性になぜか惹かれてしまった。side-Bではどう変化を起こしてくれるのか?
そんな期待を持って読み進めていった。が、相変わらず魅力的な人間の心の描写が素晴らしいと思う。きっと冷たさ、温かさを両面感じられる事ができるだろう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年7月9日に日本でレビュー済み
この著者の本を読むのは三作目でしたが、
一貫して感じる事は「あまりに子供じみた大人の描写」です。

十代後半の少年、少女が抱くような、自意識過剰の大人。
主人公の設定が20代後半なのですが、とても自分より年上とは思えないような、
感情を壊した登場人物たち。
20代後半ともなれば折り合いが付くものだと思うのですが…

(追記:本棚において置いたのを再度読みました。初投稿から月日が経ち、
自分自身も20代後半になりましたが、やはり、リアルな20代後半はここまで子供ではありません。)

と、批判的な意見を書きましたが、切なさに関しては流石。という感じです。
「この小説は…(出来に関して)どうなんだろう?」と思いつつ読んでいましたが、
最後の1ページは秀逸だったと思います。

著者の年齢が若い事もあり、「大人」が書けていない作品が多いと思っていますが、
これから40代、50代になられた時の作品が楽しみです。
2008年8月7日に日本でレビュー済み
多作品の特長である
現実とわずかに違う温度を感じさせる 

不思議さ 

みたいなものが、今回もあった。
それが後々まで読むものにまとわりついて離れない。
この感覚が面白い。だからこそ本多氏の作品がすき。

「 一卵性双生児の  すみれ と ゆかり 」
己の存在に疑問をいだき
また、一方を失うことで
更に己の存在についてを悩む姿が
狂気を予感させた。

さらさらと一気に読んでしまう作品。
2006年10月17日に日本でレビュー済み
正直に言えば、あまり面白くなかった。

なんていうか。

この作者は大人を描くのが下手だと思う。

大人になりきれていない大人とか、

思春期の子供とか問題のある人とか。

そういう人を書くのは得意なのに。

どうもイマイチ乗り切れなかったというか。

残念だ。

また不思議もの書いて欲しいな。

そうだなぁ、ALONE TOGETHERみたいな、さ。
2007年3月29日に日本でレビュー済み
続きも期待を裏切らない一冊です。

特に昔の彼女を連想するシーーンは涙を誘います。

哀しいくらい人を好きになって、幸せを目指した人が

とるべき決断は・・・・・・・・・・・・・・・・

もし自分が主人公だったらどうしたか?ということを

考えさせられた作品でした。

読み終えてた時、この表題は最高だと感じることでし

ょう。

最近発表されたものであったらなら、間違いなく何か

の受賞作になっていたと思います。
2005年2月22日に日本でレビュー済み
 心地よい文章の小説だな、というのが第一の感想。この書き手は日本語の語感が潜在的に持っている軽やかさや美しさというものをよく知っていて、だからこそ綴れる魅力的な日本語がここにはあると感じました。
 では物語そのものはというと、主人公の「僕」の大いにふてくされた感じは「side-A」以来、相変わらずです。ただし、私は「side-B」の「僕」のほうに、ちょっぴり大人びた印象を持ちました。二年の歳月というものは、どんな若者にも少しは成長を促すものだなという思いを抱かせます。
 ですからほんのわずかではあるけれども、「side-B」のほうに好感が持てたといえます。二年の歳月の些細な描き分けはまずまずお見事といえるでしょう。
 しかし、物語の末尾でゆかりが見せる行動は、残念ながら私には奇異という言葉でしか形容することが出来ないものでした。その唐突で戸惑いを与えるばかりの彼女の行動に、「僕」が返した反応は至極まっとうなものです。「僕」の成長をこうしたところにも見ることができるといえるかもしれません。その成長に安堵を覚えたほどです。
 それでも、物語の流れとして果たしてこういう展開がよかったのかどうか、私は首をかしげてしまうのです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月16日に日本でレビュー済み
以前、愛した人のお墓の前でつぶやいた言葉、
「なあ、今の君に今の僕はどんな風に見える?」
でジーンときた。

一度愛した人を簡単に忘れられるはずがない。
死んで何も感じないわけはない。
自分が愛した記憶のある人はこれからもずっと愛し続ける。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート