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君たちが知っておくべきこと: 未来のエリートとの対話 単行本 – 2016/7/29
佐藤 優
(著)
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超難関高校生たちに伝授する世界基準の勉強法、知識の使い途、そして人生哲学。誰も教えなかった〈エリート帝王学〉講義を完全収録!
- 本の長さ234ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2016/7/29
- ISBN-10410475210X
- ISBN-13978-4104752102
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2016/7/29)
- 発売日 : 2016/7/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 234ページ
- ISBN-10 : 410475210X
- ISBN-13 : 978-4104752102
- Amazon 売れ筋ランキング: - 47,436位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10,903位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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元外交官で文筆家。ロシア情報収集・解析のエキスパート。魚住昭/ジャーナリスト。ノンフィクションに著作多数。青木理/ジャーナリスト。元共同通信記者。『日本の公安警察』『絞首刑』など著作多数。植草一秀/経済学者。日本経済、金融論が専門。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻 (ISBN-13:978-4838721566)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
空気を読むとかノリがどうとかいうのとは別世界。知性や人間形成に真摯に向き合う若者たちとの対話に、背筋が伸びる。
2017年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同じ時間努力しても、A君は、相対的に成績が良くて、B君は悪い。
前者は、頭が良いと言われ、後者は、悪いと言われる。
これが多数回繰り返されるのが、日本の教育です。
つまり日本の教育や学校は、一種の検査装置です。
そして、この本で登場する「生徒」は、もちろん前者です。
またA君は、A君みたいな子が集まる集団で、B君のようになる可能性もある。
しかし、A君は、既に受験競争の勝者(TOP 0.1%)なので、
その中で似たような競争をしても、他との優位性を保つことは難しい。
だから、新たな価値観を見つけなければいけない。
この本は、佐藤氏が、新たな価値基準のヒントをA君とその仲間に、レクチャーしています。
受験社会というのは、偏差値が全てです。ある意味でわかりやすいですが、
多くの人が、この呪縛から逃れらないようになります。
つまり、人や自分を知る、もしくは評価する上での、価値基準のバランスが悪くなります。
今の社会は、言語的思考能力、数学的論理能力、空間把握能力などが、
長けてる人に有利な社会です。有利とは、豊かな生活を実現できる、
もっとおおっぴろげに言うと、社会的ステータスが高く、
年収が高い職業につける可能性が高いということです。この灘の生徒達は、まさにその予備群です。
佐藤氏も指摘していますが、日本では、エリートという言葉に対して、
かなり否定的に捉えられています。それは日本社会の均一性によるものが大きいと思いますが、
エリートの能力を活用することは、国にとっては、死活問題であると個人的に思います。
この「生徒たち」が、自分の能力を、社会のために使ってほしいと思います。
自分の能力を自分のためだけに使っているエリートは、ごまんといます。
大概、チンケな悩みを抱えて、身の破滅に向かう人もいます。
かなり前ですが、ノーパン何やらや、最近では、貧困調査と称した卑猥な社会見学とか、
最近世間を賑わらせている家族置いてけぼりの不倫とか、、、
彼らには、そうなってほしくはないと、心から思います。
そのために学問をするというのは、非常に良いと思います。
彼らは、すでに社会的な使命を背負っています。
それは、凡人とは違った意味での人生になると思います。
しかし、彼らは、その凡人へ、想像力を働かす、
つまり他人を思いやれる人になってほしいと、
佐藤氏は述べています。
この本は、私とこのレビューを読んでいる凡人達には、あまり関係ない世界ですが、
日本の若い、それも15歳前後のエリートがどういうことが考えているかは、
話しのネタぐらいには、なります。
前者は、頭が良いと言われ、後者は、悪いと言われる。
これが多数回繰り返されるのが、日本の教育です。
つまり日本の教育や学校は、一種の検査装置です。
そして、この本で登場する「生徒」は、もちろん前者です。
またA君は、A君みたいな子が集まる集団で、B君のようになる可能性もある。
しかし、A君は、既に受験競争の勝者(TOP 0.1%)なので、
その中で似たような競争をしても、他との優位性を保つことは難しい。
だから、新たな価値観を見つけなければいけない。
この本は、佐藤氏が、新たな価値基準のヒントをA君とその仲間に、レクチャーしています。
受験社会というのは、偏差値が全てです。ある意味でわかりやすいですが、
多くの人が、この呪縛から逃れらないようになります。
つまり、人や自分を知る、もしくは評価する上での、価値基準のバランスが悪くなります。
今の社会は、言語的思考能力、数学的論理能力、空間把握能力などが、
長けてる人に有利な社会です。有利とは、豊かな生活を実現できる、
もっとおおっぴろげに言うと、社会的ステータスが高く、
年収が高い職業につける可能性が高いということです。この灘の生徒達は、まさにその予備群です。
佐藤氏も指摘していますが、日本では、エリートという言葉に対して、
かなり否定的に捉えられています。それは日本社会の均一性によるものが大きいと思いますが、
エリートの能力を活用することは、国にとっては、死活問題であると個人的に思います。
この「生徒たち」が、自分の能力を、社会のために使ってほしいと思います。
自分の能力を自分のためだけに使っているエリートは、ごまんといます。
大概、チンケな悩みを抱えて、身の破滅に向かう人もいます。
かなり前ですが、ノーパン何やらや、最近では、貧困調査と称した卑猥な社会見学とか、
最近世間を賑わらせている家族置いてけぼりの不倫とか、、、
彼らには、そうなってほしくはないと、心から思います。
そのために学問をするというのは、非常に良いと思います。
彼らは、すでに社会的な使命を背負っています。
それは、凡人とは違った意味での人生になると思います。
しかし、彼らは、その凡人へ、想像力を働かす、
つまり他人を思いやれる人になってほしいと、
佐藤氏は述べています。
この本は、私とこのレビューを読んでいる凡人達には、あまり関係ない世界ですが、
日本の若い、それも15歳前後のエリートがどういうことが考えているかは、
話しのネタぐらいには、なります。
2021年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
佐藤優さんと灘高校の生徒の対談を書籍化した一冊。
読んでいてまず感じるのが灘の学生さんの優秀さとそもそも優秀であるとはどういうことかという点。
関西でトップ校に在籍している彼らは、日本の教育では相当に高く評価された人たちで、
本人たちももちろんそこは認識しているが、それで気持ちよくなるのではなく、
一方で日本の教育というものに懐疑的な目を向けている。
マグナカルタは何年?と聞かれて即答できる彼らが、日本の教育がどんな人材を作ろうとしているのかを知ろうとし、そこを超えて世界を広げようと考えている意識の高さに感銘を受けた。
自分の能力は、個人のためだけにあるのではなく、社会のためにあるとの潜在意識が若いころから培われているのを感じる。
他特に刺さったこととしては以下。
・信頼の問題として、約束したことは守る。できないことは約束しない。
・人の気持ちになることは、その人が生きてきた文化拘束性があるため、言うほど簡単ではない。
大民族だと複雑なコンプレックスを抱えながら思いを言語化できない少数民族の気持ちはわからない。
特に思考の鋳型にはめられた人は、自分自身とも向き合わないと分かり合うことは難しい。
・一番になるための椅子取りゲームはやりだすときりがない。大切なのは棲み分けること。
・日本型のエリート教育を極めるとどうなるかは、山口真由さんの本を読むとわかってくる。
彼女は合理主義というべきか。
まえがきにあるように、トップ校に入るメリットは「こいつには絶対かなわない」というクラスメイトに出会い、努力すればなんとかなるという幻想から抜け出せることだと。
この本もそのような出会いを与えてくれる一冊だった。
読んでいてまず感じるのが灘の学生さんの優秀さとそもそも優秀であるとはどういうことかという点。
関西でトップ校に在籍している彼らは、日本の教育では相当に高く評価された人たちで、
本人たちももちろんそこは認識しているが、それで気持ちよくなるのではなく、
一方で日本の教育というものに懐疑的な目を向けている。
マグナカルタは何年?と聞かれて即答できる彼らが、日本の教育がどんな人材を作ろうとしているのかを知ろうとし、そこを超えて世界を広げようと考えている意識の高さに感銘を受けた。
自分の能力は、個人のためだけにあるのではなく、社会のためにあるとの潜在意識が若いころから培われているのを感じる。
他特に刺さったこととしては以下。
・信頼の問題として、約束したことは守る。できないことは約束しない。
・人の気持ちになることは、その人が生きてきた文化拘束性があるため、言うほど簡単ではない。
大民族だと複雑なコンプレックスを抱えながら思いを言語化できない少数民族の気持ちはわからない。
特に思考の鋳型にはめられた人は、自分自身とも向き合わないと分かり合うことは難しい。
・一番になるための椅子取りゲームはやりだすときりがない。大切なのは棲み分けること。
・日本型のエリート教育を極めるとどうなるかは、山口真由さんの本を読むとわかってくる。
彼女は合理主義というべきか。
まえがきにあるように、トップ校に入るメリットは「こいつには絶対かなわない」というクラスメイトに出会い、努力すればなんとかなるという幻想から抜け出せることだと。
この本もそのような出会いを与えてくれる一冊だった。
2018年3月29日に日本でレビュー済み
佐藤氏も指摘しているように、欧米のエリート教育は、「思考する・論じる」力をあげることに、注力している
本書を欧米エリートとの対比で描いていくならば、
考え・論じる力をあげる土台として、「知っておくべきこと」を定義することは、困難(もしくは知っておきたいことは無限)であるし、
「未来のエリート」として、灘出身メンバーが残っていく保証もない (いまの教育スタイルでOxBridgeのトップ層と勝負できるかは・・・? またそこに留学生を多数送り出す中国のトップ層とも勝負できるかは・・・?)
「”未来のエリート候補たち”との対話を通じて」
ぐらいが、本書にふさわしいタイトルではないか。
本書を欧米エリートとの対比で描いていくならば、
考え・論じる力をあげる土台として、「知っておくべきこと」を定義することは、困難(もしくは知っておきたいことは無限)であるし、
「未来のエリート」として、灘出身メンバーが残っていく保証もない (いまの教育スタイルでOxBridgeのトップ層と勝負できるかは・・・? またそこに留学生を多数送り出す中国のトップ層とも勝負できるかは・・・?)
「”未来のエリート候補たち”との対話を通じて」
ぐらいが、本書にふさわしいタイトルではないか。
2018年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
灘高生と佐藤氏の対話(佐藤氏による講義の形態で2013/4/1、2014/4/5、2015/4/1実施)という企画は、灘高生を客寄せパンダに仕立てた営業という面があると思いながらも、面白そうなので購読してしまいました。内容は決して低くなく、書名の通り、優秀な高校生への彼なりの誠意あふれたメッセージであり、かつ、一般社会人にも興味深い提言をしているものでした。佐藤氏の毒のある個性も十分発揮されていて、楽しめます。
まず驚くのは、灘高生のレベルの高さ。教科書に書いてあることは当然理解し記憶しており、その上、高校生向きではない佐藤氏の著作を多数読みこなして、質問することに意味のある質の高い質問を用意し、佐藤氏と対話しています。佐藤氏は灘高生に好意的に惜しむことなく知識を披露しています。気持ちよかったでしょうね。
過去の佐藤氏の著作に頻繁に言及していて、提出された情報の新しさはやや限定的ですが、それでも面白い点は以下のように多数:
第一章「真のエリートになるために」
竹中平蔵元大臣を引用し、日本のエリート教育は大量の知識を記憶している官僚養成を重視している点で後進国的と言っています。
佐藤氏は、東大文科二類を受験したそうです。受験勉強に価値があるといいながら、当時はあまり受験勉強をしなかったようです。それは後悔されているらしいです。第二章で、こまめにメンテナンスすることで「受験段階で得た知識を一生維持していくこと」を提言しています。
自著「読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門」に指摘したように、再度、「鳩山元首相の『マルコフ連鎖』」の段で、鳩山が、何にマルコフ連鎖の考え方を適用したら良いかわかっていない、具体的には政治的判断をする際に「何が可能で何が不可能なのか」わからない人、政治家でありながら行き当たりばったりの決断をする人間である、つまり、大馬鹿であると揶揄しています。
鈴木宗男氏や森元首相のエピソードを紹介し、「政治家の引力」と表現できる魅力が政治家にあることがあるといっています。政治家の評価は安易に結論付けず、もっと総合的にした方がいいと思いますけどね。
ニクラス・ルーマンを紹介し、「複雑性を縮減するメカニズムは『信頼』だ」と、他社を信頼してしまうことで批判精神を失うことの危険を指摘しています。その視点から、日本の反知性主義を批判しています。反知性主義で権力を揮おうとする安倍首相を批判し、元外交官兼原信克氏の著作がでたらめと指摘しています。
岡田尊司の「マインドコントロール」を紹介し、受験勉強で優秀な人達の価値観がマインドコントロールを受けていると指摘しています。なるほど、あらゆる思い込みから解放されていることは重要です。
人生を椅子取りゲームにとどまらせないために、「棲み分けを『負けた者の論理』と見るのではなく、正真正銘棲み分ける」ことの価値を主張しています。
第二章「戦争はいつ起きるのか」
「自虐史観か他虐史観かという極端な二元論は乗り越えなくてはならない。」
文系学生が数IIIレベルまでの数学と論理学を履修することの重要性を説いています。
与那覇潤「翻訳の政治学」を褒めています。
第三章「僕たちはナショナリズムから逃れられない」
灘高出身の中田考氏のカリフ制復興運動に関連した活動を本書でも二度ほど批判しています。ただし、同氏の著作を優れていると評価しています。
「東大主席弁護士」山口真由氏の形式的なキャリア志向をからかっています。
ISISを含めた「中東全域が核保有する日」を懸念しています。
まず驚くのは、灘高生のレベルの高さ。教科書に書いてあることは当然理解し記憶しており、その上、高校生向きではない佐藤氏の著作を多数読みこなして、質問することに意味のある質の高い質問を用意し、佐藤氏と対話しています。佐藤氏は灘高生に好意的に惜しむことなく知識を披露しています。気持ちよかったでしょうね。
過去の佐藤氏の著作に頻繁に言及していて、提出された情報の新しさはやや限定的ですが、それでも面白い点は以下のように多数:
第一章「真のエリートになるために」
竹中平蔵元大臣を引用し、日本のエリート教育は大量の知識を記憶している官僚養成を重視している点で後進国的と言っています。
佐藤氏は、東大文科二類を受験したそうです。受験勉強に価値があるといいながら、当時はあまり受験勉強をしなかったようです。それは後悔されているらしいです。第二章で、こまめにメンテナンスすることで「受験段階で得た知識を一生維持していくこと」を提言しています。
自著「読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門」に指摘したように、再度、「鳩山元首相の『マルコフ連鎖』」の段で、鳩山が、何にマルコフ連鎖の考え方を適用したら良いかわかっていない、具体的には政治的判断をする際に「何が可能で何が不可能なのか」わからない人、政治家でありながら行き当たりばったりの決断をする人間である、つまり、大馬鹿であると揶揄しています。
鈴木宗男氏や森元首相のエピソードを紹介し、「政治家の引力」と表現できる魅力が政治家にあることがあるといっています。政治家の評価は安易に結論付けず、もっと総合的にした方がいいと思いますけどね。
ニクラス・ルーマンを紹介し、「複雑性を縮減するメカニズムは『信頼』だ」と、他社を信頼してしまうことで批判精神を失うことの危険を指摘しています。その視点から、日本の反知性主義を批判しています。反知性主義で権力を揮おうとする安倍首相を批判し、元外交官兼原信克氏の著作がでたらめと指摘しています。
岡田尊司の「マインドコントロール」を紹介し、受験勉強で優秀な人達の価値観がマインドコントロールを受けていると指摘しています。なるほど、あらゆる思い込みから解放されていることは重要です。
人生を椅子取りゲームにとどまらせないために、「棲み分けを『負けた者の論理』と見るのではなく、正真正銘棲み分ける」ことの価値を主張しています。
第二章「戦争はいつ起きるのか」
「自虐史観か他虐史観かという極端な二元論は乗り越えなくてはならない。」
文系学生が数IIIレベルまでの数学と論理学を履修することの重要性を説いています。
与那覇潤「翻訳の政治学」を褒めています。
第三章「僕たちはナショナリズムから逃れられない」
灘高出身の中田考氏のカリフ制復興運動に関連した活動を本書でも二度ほど批判しています。ただし、同氏の著作を優れていると評価しています。
「東大主席弁護士」山口真由氏の形式的なキャリア志向をからかっています。
ISISを含めた「中東全域が核保有する日」を懸念しています。
2019年7月10日に日本でレビュー済み
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佐藤勝の「君たちが忘れてはいけないこと」を店頭で読み、おもしろいと思い購入しました。氏の博学がどこから来ているかがわかりました。私には出来ませんが、こいいう生き方の人もいるのだと実感しました。
2017年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は,博覧強記で知られる佐藤優氏と私立灘高生との対談を記録したものである.
灘高生は,佐藤氏の著作を読む中で直接話をしたいという思いから対談を申し込み,普段はお断りをする佐藤氏が,ある縁と想いから高校生と対談するに至った.
この本では,おもに次の特徴がある.
・受験勉強で終わりは迎えない,その先の大学での学び.そしてその意義.
・学ぶことの意義と世界情勢.日本国内政治情勢に対する洞察.
・そして,高校生との対談形式.
とくに,3点目の対談形式をまとめたこの本は,佐藤氏のほかの著作に比べても格段に読みやすく頭に浸透してくる要素となっているため,本の厚さに対して非常に手軽に読めてしまう.(しかし,内容を完璧に租借するには一度の通読では難しい)
本作の内容は,これを読んだ人だけが得られる新しい視点であり,読むことでその特権を得られると思う.
したがって,内容的な特徴はともかく,買って読んで得があるということを強調できる.
大学受験勉強に疲弊した挙句,大学での学びを疎かにし,遊びほうける大学生になりたくなければ
本作は有効な今後の指針となると私は思う.
灘高生は,佐藤氏の著作を読む中で直接話をしたいという思いから対談を申し込み,普段はお断りをする佐藤氏が,ある縁と想いから高校生と対談するに至った.
この本では,おもに次の特徴がある.
・受験勉強で終わりは迎えない,その先の大学での学び.そしてその意義.
・学ぶことの意義と世界情勢.日本国内政治情勢に対する洞察.
・そして,高校生との対談形式.
とくに,3点目の対談形式をまとめたこの本は,佐藤氏のほかの著作に比べても格段に読みやすく頭に浸透してくる要素となっているため,本の厚さに対して非常に手軽に読めてしまう.(しかし,内容を完璧に租借するには一度の通読では難しい)
本作の内容は,これを読んだ人だけが得られる新しい視点であり,読むことでその特権を得られると思う.
したがって,内容的な特徴はともかく,買って読んで得があるということを強調できる.
大学受験勉強に疲弊した挙句,大学での学びを疎かにし,遊びほうける大学生になりたくなければ
本作は有効な今後の指針となると私は思う.
2019年11月8日に日本でレビュー済み
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この本の対象となる”君たち”と同じ年頃の孫を持っています。私が学生の頃は60年安保の世代で、ろくな勉強もせずただただ周りの激動に流されたという強い後悔の念を持っています。この年になるまでひたすら本を読み続けてきました。政治に絶望し、個人的な不幸の経験もあって、宗教にも深く立ち入りました。佐藤優氏の著作を多数読むにつれ、いかに自分が不勉強であったかということが思い知らされます。
孫たちには、そんな後悔をして欲しくないのです。今は生意気ざかりなので、すぐには受け入れないでしょうが、いつかこの本について語り合うひ日がくることを願っています。
孫たちには、そんな後悔をして欲しくないのです。今は生意気ざかりなので、すぐには受け入れないでしょうが、いつかこの本について語り合うひ日がくることを願っています。