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こどもにも分かるニュースを伝えたい ぼくの体験的報道論 単行本 – 2005/5/17
経済、政治、国際情勢──。複雑でむつかしいニュースを、分かりやすく面白く伝えるために、お父さんはこんな工夫と苦労をしてきた!NHK「週刊こどもニュース」の顔として親しまれた池上彰氏が語る「テレビ・ジャーナリズム論」──。
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/5/17
- ISBN-104104762016
- ISBN-13978-4104762019
商品の説明
出版社からのコメント
32年間のNHK記者、キャスター経験を通じてたどり着いて結論は、子どもにも理解できる「やさしさ」だった。
IT革命による情報の氾濫、「9.11事件」後さらに混迷の度合いを深めている国際情勢、高度化・複雑化し続ける経済・金融問題、「失われた10年」を経て展望が見えないどころか正確な現状分析もままならない日本社会──。こうした状況を背景として日々、様々なメディアが伝えるニュースは、ますます難解なものとなっています。そして、それに拍車をかけるのが溢れる専門用語とカタカナ、横文字です。
NHK「週刊こどもニュース」の“お父さん”役を11年間勤めた池上彰氏は、子どもにも理解できる「やさしさ」「わかりやすさ」を主眼として、むつかしい言葉をいっさい使わずにニュースとその背景を基礎解説するスタイルで報道することにチャレンジ。数年の試行錯誤を経て、「こどもニュース」という新たな報道のジャンルを築き上げることに成功しました。
しかし、こうしたニュースは子どもに限らず、難解なニュースの氾濫にうんざりしていた大人たちも待ち望んでいたものだったのです。そのために「週刊こどもニュース」は日本で一番分かりやすい報道番組として、年齢を問わず様々な層から大きな支持を受けるようになりました。
本書は、そんな池上氏がNHKに入局以来、ジャーナリストとして、どんな道を歩んできたのかを描いた自伝です。時に大組織の一員として人事に翻弄されながら、それをむしろチャンスに変えて、テレビジャーナリズムに真摯に取り組んできた姿は、「報道論」を越えて「仕事論」として、多くのビジネスマンの共感を集めることは間違いないでしょう。
著者について
1950年、長野県生まれ。1973年、NHKに記者として入局。松江、呉を経て東京の報道局社会部。32年間にわたり、記者として、キャスターとして、事件・事故・災害・教育問題・消費者問題などさまざまな分野のニュースを取材。1994年からは11年間、「週刊こどもニュース」のお父さん役として、日本と世界の大きなニュース、むずかしいニュースをこどもにもわかるように伝える仕事に専念。2005年3月、NHKを退職。フリーランスのジャーナリストに。『そうだったのか!現代史』(集英社)、『相手に「伝わる」話し方』(講談社)、『池上彰の情報力』(ダイヤモンド社)など著書多数。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/5/17)
- 発売日 : 2005/5/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4104762016
- ISBN-13 : 978-4104762019
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,371,854位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,717位ジャーナリズム (本)
- - 6,091位自伝・伝記
- - 346,802位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
ジャーナリスト。1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。1994年から11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーに。今さら聞けないニュースの本質をズバリ解説。テレビでも大活躍中(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 池上彰の知らないと恥をかく世界の大問題37 イラスト図解版 (ISBN-13: 978-4047318229 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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解説のコラムも間に入って、誰でも読み易く。同じジャーナリストの方々にとっては良書かもしれません、ジャーナリズムの「光と影」の存在や、池上さんの苦労話が書かれています。
「組織あっての記者でなく、一記者として」発言には、その頃の若々しさや情熱といった所も窺えたりします。この方は予習も復習もする、非常に努力家な方なんだなと思います。それがアイデアを生み出し、私たち公共に情報となって「解り易く」提供してくれているわけで。有り難いことです、本当に。
本から引用しますが難しい専門用語、カタカナや横文字が氾濫している世の中、そういう言葉を一切使わずニュースの背景の基礎から解説するNHK番組『週刊こどもニュース』では、内部告発なんかについても子どもからの「何でばれちゃったの?」という問いかけに、悩んでの回答をしていて。
難しいよなぁ、どう答えたらいいのかと同感して自分も思います。
「政府」と言われても、「政府とは?」「内閣とは?」「大臣とは?」ともし自分が尋ねられたら、どう答えるべきか。その説明をするためには、言葉や内容に対する深い理解が要ります。わぁ大変。
「ニュースというのは、極めて相対的なものである」
「そして、報道は間違えることがあるという、当たり前の事実だ」
メディアを読み解く力のことをメディアリテラシーというらしいですが、メディアに接するときの姿勢は、こうであってほしいと願い、理想を掲げ、事実を見て。
記者としてのこだわり、もあれば。
番組を降りた理由も、それに関係して書かれていて。
読みながら、日航機墜落事故やライブドア事件等の大事件を懐かしく思いながら、『週刊こどもニュース』のお父さんでお馴染みだった池上彰さんの、記者として、ジャーナリストとして、伝え手としての半生を振り返りながらの。とても面白い本でした。
良かったです。
伝える力 (PHPビジネス新書)
かえる構成になっている。失敗の体験談も含め、非常に分かりやすく書かれている。
「週刊こどもニュース」のお父さん役の時には難しいニュースを非常に分かりやすく
説明してあって感心したが、彼が記者として十分経験しているからこそ出来たこと
なのだと納得した。
「これ以上キャスターを続けると記者で無くなる、とのことからキャスターを辞任」
したことからもわかるように記者(ジャーナリスト)としての意識の高さに感心した。
今の日本のニュース番組ではアナウンサーとキャスターの区別が曖昧であるが、
彼のような経験豊かなキャスターにニュースを伝えてほしい、と思う。