お届け先を選択
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

著者をフォロー

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

デスペレーション 単行本 – 1998/3/1

4.7 5つ星のうち4.7 11個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

ネヴァダ州の寂れた鉱山町の地底深く封印された正体不明の何かが、息を吹き返した。容赦ない殺戮。脱出と救済の鍵を握るのは、神に触れ力を授かった少年と落ちぶれつつある作家。神と人生の問題にまで分けいる渾身の力作。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (1998/3/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/3/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 551ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4105019031
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4105019037
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 11個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
スティーヴン・キング
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
11グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2017年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大好き!とは何故か言えず、スティーブン・キングかぁ〜と、ボヤキつつ映画はほとんど観ています。
あー面白かった!とも言うことも少なく、ちょっとどんよりした気持ちになったりしつつ、やっぱり次も観てしまいます。

キングの本を読むのはこれが初めてなのですが、やはりサクサクとは読み進めず、かといって読まずにもいられずという感じです。

理由は、「怖いし、読んでいてトホホな気分になる」「でも何とかなるんじゃないかという希望も感じられる」から。

そこがこの作者の魅力であり手腕なのでしょう。

まだまだ途中ですが、男の子(デヴィッド)が良くて、灯火のように先を照らしてくれているのが救いです。
私は荒木飛呂彦先生の「ジョジョの奇妙な冒険」が好きなのですが、そのストーン・オーシャンというシリーズのエンポリオ君とデヴィッドが重なります。

どーしようもない状況の中でも失われない希望、という点で両者は似ていて、そんなところが自分がキングに魅かれる理由かも、と読みながら思いました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アメリカの地方都市を訪れていた夫婦が警官に捕まり、その警官がやがて・・・というお話。
ここでキングが描いているのはアメリカの特に南部によくあったという暴力の歴史、小説で言うとフラナリー・オコナーやジム・トンプスンが描いた暴力の歴史を自己の中で独自にホラーとして咀嚼して描いたのではないかと思いました。元々アメリカという国がネイティヴから土地を略奪して出来た国で暴力で勝ち取った歴史をみれば判る通り、現在でも学校等で銃撃戦が行われたりとその暴力の病理に迫る為に本書を書いたのではないか、と思いましたがどうでしょうか。
世の中は金かファックか暴力で動いていると思いますが、偏見かもしれませんが特にアメリカではその傾向が他の国や地域よりも強いイメージがあり、テレビ等の暴力描写の規制は強いのに戦争ばかりしているというアメリカという国の総体を捉えようとしたのが本書の試みではないかと感じました。姉妹編の「レギュレイターズ」と違いこちらはキング名義のせいか神や信仰の問題にも触れているし、いかにもキングらしい作品だと思いました。
この時点でもかなりの数のホラーを書いているのに未だにホラーにこだわりその領域を広げようとしている所は偉大だと思います。上記のような深読みは別にしても単なるホラーとしても面白く読めるので、機会があったらご一読をお勧めしておきます。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
皆さん書いていますが、テーマは「神は残酷か?」です。
私は、肉親を理不尽に亡くした直後にこの小説に出会いました。
あの子が死ななければならなかったのはなぜなの、あの子が何かしたの、私が何かしたの?
怒りしかなかった私がこの本とであったのも、David が友人の怪我をきっかけに変わったことと何か似ている気がします。

単純にバイオレンスホラーとしても楽しめますし、Davidの迷い、怒り、そして祈りを自分に重ねるにも良書です。
最後のオチは日本語で読んでいるとわからなかったのですが、TV版をみて目からうろこでした("John"という名前がヒントです)。

ぜひ、オチのからくりも見つけ出してみてください。

God is Love.
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年3月7日に日本でレビュー済み
キングにハマるきっかけになった
私にとっての記念すべき作品。

冒頭から
ぐんぐん引き込まれる
不条理な恐怖。

怖さ、残忍さはさすがの超一級。

そして描かれる
人間の善と悪。

善を信じる、信じたいと願うのが人間だ、という
キングの希望を見た気がします。

そして、少年に対する深い、深い愛情。
筆者は、少年・少女にこそ
人間の善が宿っている、と言いたかったかもしれません。

やさぐれてしまった老いぼれ作家(だったかな!?)が
少年・デイビッドに感化され
気持ちが変わっていく様には
感動を覚えずにはいられませんでした。

映画下されてるようですが
本から読んで吉、だったんじゃないかな?

兄弟作の『レギュレイターズ』も
遊び心満載で楽しめました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年2月24日に日本でレビュー済み
楽しい旅行に出かけたはずの一家4人が、警官に停車を命じられ、砂漠のなかの田舎町に連れて行かれます。そこから始まる恐怖の物語、表紙の人形(持ち主の幼い娘は真っ先に殺されてしまいます)で怖さを感じた人は、読むのを止めたほうがよいと思います。町の人たちは1人残らず殺されますし、コヨーテ、ガラガラヘビ、サソリ、毒グモなど、怖いものがてんこ盛りです。ネタばれは避けますが、小説が書けなくなって大型バイクで旅に出た中年作家は、キングの分身のような気がします。ただし、神が出てくる話は、無信心者が多い日本では少し理解しにくいかも知れません。、
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2000年11月4日に日本でレビュー済み
 絶望という名の神の領域へ。もちろん案内役は地獄の警察官コリー・エントラジアン。単なる化け物を超越した存在の『それ』。 『IT』と『それ』は似て非なるもの。もしくは悪魔。砂漠で隔絶された町で繰り広げられる想像を絶する戦いは、神の啓示を受けた11歳の少年を非情にも巻き込みつつ、『神とは』『人生とは』と、ピットの奥にポカリと空いたブラックホールへ読者に有無を言わせず引き摺りこむのだ。キングの到達した血塗れの定義。すなわち、
 『神は残酷である』
 親子4人。夫婦連れ。書けなくなって旅に出たた中年作家。呼び出されたその作家のマネジャーと女性ヒッチハイカー。そしてデスペレーションの町の物言わなくなった人々。おおっと忘れちゃいかん。タック。キャン・タの中のキャン・タック。太古の昔に鉱山の奥深く封じ込められていた『それ』が目を覚ます。なぜ殺戮を繰り返すのか。なぜ少年らは生かされたまま牢獄!へ拉致されるのか。そして、なぜ彼らはそれと戦うのか。少ない登場人物と静か過ぎる町という状況設定のせいで読者は考える葦となり、登場人物は思索する。思索する間にも殺戮は続くのだ。神が与えたもうた試練。
 残虐の限りを尽くす『それ』。邪悪過ぎて怖さを忘れる存在。死屍累々の場面でも、読者はその背後に潜む神の意志を感じ取ろうと読み込むのだ。さらに奥深く。そして、キングは饒舌さの中に、読者のその欲求に確かに答えを出してくれた。感動のクライマックス。 中年作家の真の使命とは。ラストでヴィッドがつぶやいたその言葉にすべてが集約される。『神は…である』。キングの全作品を俯瞰する神の意志と言ってもいいかもしれない。
 そして鏡に映ったもう一つの世界へ。偽名癌で亡くなったリチャード・バックマンが描く『レギュレイターズ』。テーマは少年と悪。 それ=悪は少年をどこへ導いて行こうというのだろうか。もう一つのペンネームでキングは何を描きたかったのか興味は尽きない。分裂した最新作の同時刊行という離れ業はさすがキングと言う他ない。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート