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トガニ: 幼き瞳の告発 単行本 – 2012/5/31

4.7 5つ星のうち4.7 43個の評価

この小説が、韓国社会を震わせた。現実の性虐待事件を描く戦慄のベストセラー! その学園は、偽善と倒錯のるつぼだった――障害児学校に赴任した若き教師カン・インホが見たのは、想像を絶する光景だった。無垢な生徒を次々に襲う残虐な魔手。告発に立ち上がったインホたちを阻む権力の壁。子どもたちに救いの日は来るのか?韓国の警察、政治をも動かした衝撃のサスペンス。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2012/5/31)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/5/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 286ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4105055534
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4105055530
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.7 x 2.2 x 19.6 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 43個の評価

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蓮池 薫
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画を何年か前に見て、「観てよかったけど心が抉られすぎてもう二度と観たくない」と打ちひしがれてしまったものの、最近再視聴してやっぱりずっと辛くて泣いてしまったのですが、改めて原作が読みたくなり購入に至りました。
やっぱりすごく辛いけど、これだからこそ人々を動かしたんですね。
法改正を経て司法も動かしたことを考えても本当に意義ある一冊。
だけど日本も韓国も、もっともっと厳罰化してほしい。
2022年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前、映画を見ていて衝撃を受け本を探していました。実際に起きてしまった事件、辛く苦しくなることもありますがその先に見えた明るい世界がこれからも続いていくように祈っています。
2021年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かったです
2012年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あっという間に分厚い本を読み終えてしまいました。
後半は涙を流しながら読みました。

こんな事が現実にあったなんて…。
例えあったとしても犯罪者に
それなりの罰が与えられたのならまだ納得がいくものの
世の中は真実や正義だけでは解決しない事がまかり通るのかと思うと
心底うんざりしました。

この書籍をキッカケにいい方向へ動いたとのこと。
本当に良かったと思いました。

この書籍を読むにあたり
「たとえ」が多すぎる印象が強かったです。
いちいちローラーで押しつぶされるような…とか
まるで〇〇の△△が□□になったかのようなとか(笑)

読者はその時の情景を思いうかべやすいのはやすいけど
肝心な部分だけでなく
さまざまな部分まで事細かに例えてくるので
読んでてそこだけがすごく気になりました。

きっとこの本が厚いのも
例えが多すぎたからでは?と思ってしまうほど(笑)

今度は映画を観てみたいと思いました。
韓国の映画はかなり表現が日本とは違ってリアルなので
きっと見ごたえがある作品になるかなと思っています。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中古でしたが傷もそんなに目立たず、思っていた以上に良かったです。
配送も早くて、配送開始メールが届いてから4日後には届きました。
ありがとうございました。
2012年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の舞台となった聾学校では、1人の平凡な教師による内部告発を発端として、生徒に対する性的暴行の事実が明らかになっていく。
それは簡単な決断ではなかっただろう。
教師自身と家族の生活の安全と安定も脅かされていく。
困難をきわめた戦いの末、裁判まで持っていったものの、目指した結果を勝ち取ることはできなかった。
そして事件は風化していく。
しかしその裁判結果を読んだ作者はこの事件を忘れ去ることができず、この小説を書く。

閉鎖的な環境、とくに障害者や病人、高齢者施設での経営者や職員の不正・暴力・職務怠慢などの問題は世界中どこにでもあるだろう。

日本でも、つい数十年前までは、多くの障害者が劣悪な環境で、充分な介助も受けることができない環境に閉じ込められていた。
外部に知られることなく、虐待が繰り返されていた老人施設もあった。
もう感染のおそれもないのに何十年も施設に閉じ込められていたハンセン病患者の解放のニュースも耳新しい。
しかし、それらの事実はひとつひとつ明るみに出され、改善されてきた。
その発端はいつも、ひとりまたは数人の、勇気ある苦しい決断による告発だったのだと思う。

もし自分がそんな不正にさらされている人を目にしたとき、自分には進んで手を差し伸べる勇気があるだろうか。
その不正によって何らかの利益を得ている人間や組織に懐柔され、取り込もうと働きかけられ、脅されて、なお無関係の被害者のために自分の持っている安全を放棄して尽力できるだろうか。

できるかどうかではなく、しなくてはならない、それが人としての道だから。
不当に苦しい目に逢っている人に、迷わず手を差し伸べられる人間でありたい。
そんな気持ちを強く確認することができた小説だった。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年8月18日に日本でレビュー済み
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ひどい霧の街の、聴覚障害児学校に、赴任した主人公が子どもたちへ、この小説を象徴する詩を黒板に。
 暗闇のなか、三本のマッチを擦る/最初のマッチはおまえの顔を見るために/二本目はおまえの目を見るために/最後のマッチはおまえの口を見るために/そして迫りくる大きな暗闇を前に/おまえを両腕に抱き、そのすべてを記憶するために

 人間が人間として存在できる条件、人間信頼の根本を問い続ける。学校も、教育委員会も、教会も、警察も、「あってはならないこと」を「あってもないこと」にしてしまう体制的な恐ろしさに、我が国の「いじめ」問題が重なる。小説は、一筋の光明を投げかけて終わる。主人公が、相手側弁護士から過去の過ちを暴露され学校を去る弱点にリアリティーを感じ、仲間から温かい言葉がかけられ救われる。
 後書きで「人生について多くのことを知れば知るほど、人間に対する愛着が冷め…、愛着が冷めれば冷めるほど、人間に対する畏敬のようなものが共存していく」という作者の言葉が、この本の読後感でもある。
 訳者の「(作者は)『変わりたくない』『良心を守り続けたい』という当たり前の思いを持つ人たちが、家族や生活という状況で、悪に目をつぶらず、自分にできることをする。それがひとつに集まれば、社会の大きな不条理に対抗していけるという」言葉も、蓮池薫氏の来歴を説明するまでも無く重く深い。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年9月30日に日本でレビュー済み
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障害を持つ生徒に性的暴行を繰り返してきた学校側と、彼らと癒着して暴行や生徒の
自殺に目をつぶっていたチャン警視や教育長、
そしてファン弁護士に判事は、みな暴行があったということをわかっていても、絶対に認めない。
自分の人間としての品格や誇りを捨てて、魂を売ってまで、既得権益と自分達の地位を守ることの方が大事だからです。
私利私欲・保身という鎖でつながれた権力の壁は高く、弱者達が束になったところで簡単に勝てるものではありません。

だけど暴行を見て見ぬふりをする大人しか知らなかった子供達が、赴任してきたカン・インホという講師、人権運動センターの
ソ・ユジン幹事、チェ牧師という信じられる大人と出会ったことは、希望となって子供達が闘っていく上での
支えとなります。
弱者がどんなに声をあげても、判決は変わらないかもしれない。だけど闘ったという事実は必ず残るんですね。
この聾学校が偽善と倒錯のトガニ(るつぼ)だとしたら、舞台となった霧津市は不義・不条理のトガニです。
本書を読んでいくと、やっぱり人生ってこんなものなのかなぁと失望しつつ、最後にソ・ユジンのメールで救われました。
どんなに理不尽な事が多い世の中でも、人間は捨ててはいけないもの、忘れてはいけないものがあるんだよなぁと
思いました。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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