センセーショナルな「すごい」方法でなされる葬式が多々示されてあることを期待するなら、ガッカリするにちがいない。世界の特殊と思える葬送の仕方をいくらかでも知る方であれば、さして「すごい」と思わないことだろう。それでも、くず野菜から堆肥をつくるように、死体から堆肥をつくるコンポストの話しなどでてくる。日本の新しい葬送事例もとりあげられる。
著者は葬祭業を営む女性だ。アメリカも日本同様、家族・身内の者が故人を悼むゆったりとした時間をもつことができなくなっている。病院から葬儀屋へ、流れるように進む。葬儀屋は、遺体を自宅に安置させることなく、「悲しみにくれる遺族を故人と隔離する」のがその業態となっている。そうした中、著者は、かつての姿を取り戻そうと願う。
著者は、いう。「私たちは西洋の葬儀業界を改革し、現状ほど利益優先ではない仕組み、遺族の参加を促すような仕組みを導入していく必要がある。しかし、・・略・・自分たちのやり方だけが正しく、“ほかの人々”のやり方はどれも敬意を欠いて野蛮であるという誤った信念を持ち続けているかぎり、改革はおろか、現在の葬送システムに疑問を抱くことさえできないだろう。」
著者は、そのような思いから、「“ほかの人々”のやり方」を知るために異文化への旅にでる。本書は、その旅の報告である。センセーショナルな死体の取り扱いだけに興味がある方には、冗長に感じられるにちがいない。旅先も限られ、決して世界全体に及んでいるわけではない。しかし、そうではあっても、故人を身近に置いて悼む時間をどのように持っているものか異文化理解の一冊として読んでソンはない。
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世界のすごいお葬式 単行本(ソフトカバー) – 2019/2/27
ケイトリン・ドーティ
(著),
池田 真紀子
(翻訳)
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こんな弔いあり! ?
簡単安上がり、みんな同じの
葬送のファスト化にもの申す!
かつて自宅で家族の手で葬られた死者は、
今やビジネスとして画一的に扱われる存在になった。
それならばと、葬儀会社を営む著者は旅に出る。
インドネシア、メキシコ、ボリビア、スペイン、アメリカ、日本──。
そこで出会ったのは、住民参加の野外火葬、秘境でのミイラとの暮らし、
テクノロジーを駆使する納骨堂……
風変わりだが本気で死を悼む優しい弔いの形でした。
はじめに
住民参加の野外火葬
──アメリカ・コロラド州クレストン──
トラジャ族、秘境の水牛とミイラ
──インドネシア・南スラウェシ──
ガイコツと花の祝祭の陰に
──メキシコ・ミチョアカン──
死体で肥料を作る研究
──アメリカ・ノースカロライナ州カロウィー
地中海の陽光あふれる葬儀社
──スペイン・バルセロナ──
高齢化と仏教とテクノロジー
──日本・東京──
頭蓋骨が取り持つ信者と神のあいだ
──ボリビア・ラパス──
理想の死に方、葬られ方
──アメリカ・カリフォルニア州ジョシュアツリー──
おわりに
簡単安上がり、みんな同じの
葬送のファスト化にもの申す!
かつて自宅で家族の手で葬られた死者は、
今やビジネスとして画一的に扱われる存在になった。
それならばと、葬儀会社を営む著者は旅に出る。
インドネシア、メキシコ、ボリビア、スペイン、アメリカ、日本──。
そこで出会ったのは、住民参加の野外火葬、秘境でのミイラとの暮らし、
テクノロジーを駆使する納骨堂……
風変わりだが本気で死を悼む優しい弔いの形でした。
はじめに
住民参加の野外火葬
──アメリカ・コロラド州クレストン──
トラジャ族、秘境の水牛とミイラ
──インドネシア・南スラウェシ──
ガイコツと花の祝祭の陰に
──メキシコ・ミチョアカン──
死体で肥料を作る研究
──アメリカ・ノースカロライナ州カロウィー
地中海の陽光あふれる葬儀社
──スペイン・バルセロナ──
高齢化と仏教とテクノロジー
──日本・東京──
頭蓋骨が取り持つ信者と神のあいだ
──ボリビア・ラパス──
理想の死に方、葬られ方
──アメリカ・カリフォルニア州ジョシュアツリー──
おわりに
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2019/2/27
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104105070916
- ISBN-13978-4105070915
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2019/2/27)
- 発売日 : 2019/2/27
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 240ページ
- ISBN-10 : 4105070916
- ISBN-13 : 978-4105070915
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
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トップレビュー
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2020年6月8日に日本でレビュー済み
素晴らしい1冊。ただそれだけに「世界のすごいお葬式」という安っぽいタイトルは残念。
このタイトルだけを見て、B級C級のバラエティ番組のように「すごいお葬式」の「奇異」な部分ばかりを面白おかしく茶化した内容を「期待」される方は本書を手に取らない方が良い。また、「世界のお葬式」のサンプルをたくさん集め、その文化的な違いを比べるという内容ともちょっと違う(そういうニーズの方にはイカロス出版「世界の葬送」がお薦め)。ちなみにこの本の原題は「FROM HERE TO ETERNITY」。
なるべく「キャッチー」なタイトルで人目を惹きたいという「商売上の都合」を理解出来ない訳ではないが、本書の中々に深遠な内容と日本語版タイトルの放つ何とも「軽薄」な響きの間の乖離が大きすぎ、このタイトルが本書にとってプラスになったとは到底思えない。
著者のドーティ氏は1984年生まれ。大学卒業後からずっと葬儀の仕事に関わり、自ら葬儀会社を立ち上げた人。葬儀の現場で揉まれ、多くの死者たちと向かい合ってきた著者の言葉には大きな説得力がある。しかも内容は決して「お堅い」ものではなく、女性らしいカラッとしたユーモアもあちこちに散りばめられ、興味深く読み進む事が出来る。
著者が遭遇した様々な「弔いの形」には、確かに一見「奇異」な要素も多い。米国に野外火葬場が存在するのは驚きだし、インドネシア・スラウェシ島のタナ・トラジャの空中墓地や葬儀は(「地球の歩き方」に載っている位有名ではあるが)多くの「文明的」な人々にとって衝撃的なものに違いない。ドーティ氏は、「エキセントリックなお葬式」に接した際の自身の驚きや一種の戸惑いを決して隠す事はしない。一方でその「奇異」さをただ「野蛮」であると決めつけたり、表面的に面白がったりもしない。彼女はそれらの葬儀の「やり方」に人々が込めたものを深く掘り下げ、その「思い」を理解しようとする。それは彼女が実際に葬儀の仕事に携わり、またあまりにも「商業化」された米国の葬儀産業の在り方に疑問を持って自らの葬儀社を立ち上げた心意気にも通じるものだろうが、この著者の姿勢が本書を極めて魅力的なものとしている。ちなみに本書の一章は「東京」に充てられているが、そこでとり上げられる日本の葬儀の慣習、例えば(日本独特の慣習である)火葬後の「骨上げ」などは、原著の読者の米国やその他の海外の読み手には、タナ・トラジャの葬祭と全く同じレベルで「野蛮」で「グロテスク」なものに映るかもしれないと感じさせる。巻頭のヘロドトスの著作にまつわるエピソード(P.14)でも指摘されているが、「文化の違い」とはそういうもので、自分たちが当たり前と思い込んでいる物事が、違う文化の人々には非常に奇怪に見える可能性は常にあるのだと再認識させる。
個人的に最も印象的だったのはタナ・トラジャ、そしてボリビアのラパスに関する章。
タナ・トラジャではミイラ化した家族の遺骸を数年に一度墓から取り出し、掃除と着替えをさせて、また墓に戻す。これだけ書くと、まさに「猟奇的」な情景にしか思えないが、書中で描かれる先だった家族と久々に「再会」する人々の様子を読みながら、私は胸が熱くなるのを禁じ得なかった。この章の結びで著者がこの一見「野蛮」にも見える習慣はトラジャの人々にとって「死者に対して生者ができるもっとも敬意にあふれたこと」である(P.77)と記しているのには「そうだよねえ」と心から共感する。
ラパスの「生者と死者を取り持つ特殊な力を持った頭蓋骨」(P.186)ナティタスも非常に奥深い。「人間の頭蓋骨なら必ずナティタスになれるわけじゃない」(P.186)そうだが、一体どうすれば「ただの頭蓋骨」から「ナティタスに昇格」出来るのか興味深くもある。またそれぞれのナティタスには「一つずつ個性と特技が設定されている」(P.187)そうで「健康上の悩み」や「子供の問題」などの「得意分野」を持っているとの事。ボリビアは国民の大多数がカトリックの国であり、カトリック教会にとってナティタス信仰は快い存在では無いが、ラパスの人々のナティタスへの信仰は根強く、最近は教会も「共存」を認めざるを得ない状況のようだ。ナティタスへの根強い信仰の陰には、カトリック教会が女性やマイノリティの人々にとって必ずしも「優しい」存在ではない実態があるという指摘には色々と考えさせられる。
全体を通し、池田氏の翻訳も中々良い。翻訳本にありがちな生硬な感じが全く無く、非常に読みやすくこなれた文章になっているし、推測ではあるが、原著の文章のニュアンスを日本語に上手く活かす事に訳者が苦心、工夫したのであろう。傍点の使い方も非常に上手い。
読み終わって「生と死とは一体何なのか」「弔いとは一体何なのか」等々、様々な事を考えさせてくれる「読んでよかった」と実感させる良書だった。だから尚更、本書の「チープ」なタイトルが、本当にこの本を手に取るべき読者を遠ざける事にならないか・・と気にかかる。
このタイトルだけを見て、B級C級のバラエティ番組のように「すごいお葬式」の「奇異」な部分ばかりを面白おかしく茶化した内容を「期待」される方は本書を手に取らない方が良い。また、「世界のお葬式」のサンプルをたくさん集め、その文化的な違いを比べるという内容ともちょっと違う(そういうニーズの方にはイカロス出版「世界の葬送」がお薦め)。ちなみにこの本の原題は「FROM HERE TO ETERNITY」。
なるべく「キャッチー」なタイトルで人目を惹きたいという「商売上の都合」を理解出来ない訳ではないが、本書の中々に深遠な内容と日本語版タイトルの放つ何とも「軽薄」な響きの間の乖離が大きすぎ、このタイトルが本書にとってプラスになったとは到底思えない。
著者のドーティ氏は1984年生まれ。大学卒業後からずっと葬儀の仕事に関わり、自ら葬儀会社を立ち上げた人。葬儀の現場で揉まれ、多くの死者たちと向かい合ってきた著者の言葉には大きな説得力がある。しかも内容は決して「お堅い」ものではなく、女性らしいカラッとしたユーモアもあちこちに散りばめられ、興味深く読み進む事が出来る。
著者が遭遇した様々な「弔いの形」には、確かに一見「奇異」な要素も多い。米国に野外火葬場が存在するのは驚きだし、インドネシア・スラウェシ島のタナ・トラジャの空中墓地や葬儀は(「地球の歩き方」に載っている位有名ではあるが)多くの「文明的」な人々にとって衝撃的なものに違いない。ドーティ氏は、「エキセントリックなお葬式」に接した際の自身の驚きや一種の戸惑いを決して隠す事はしない。一方でその「奇異」さをただ「野蛮」であると決めつけたり、表面的に面白がったりもしない。彼女はそれらの葬儀の「やり方」に人々が込めたものを深く掘り下げ、その「思い」を理解しようとする。それは彼女が実際に葬儀の仕事に携わり、またあまりにも「商業化」された米国の葬儀産業の在り方に疑問を持って自らの葬儀社を立ち上げた心意気にも通じるものだろうが、この著者の姿勢が本書を極めて魅力的なものとしている。ちなみに本書の一章は「東京」に充てられているが、そこでとり上げられる日本の葬儀の慣習、例えば(日本独特の慣習である)火葬後の「骨上げ」などは、原著の読者の米国やその他の海外の読み手には、タナ・トラジャの葬祭と全く同じレベルで「野蛮」で「グロテスク」なものに映るかもしれないと感じさせる。巻頭のヘロドトスの著作にまつわるエピソード(P.14)でも指摘されているが、「文化の違い」とはそういうもので、自分たちが当たり前と思い込んでいる物事が、違う文化の人々には非常に奇怪に見える可能性は常にあるのだと再認識させる。
個人的に最も印象的だったのはタナ・トラジャ、そしてボリビアのラパスに関する章。
タナ・トラジャではミイラ化した家族の遺骸を数年に一度墓から取り出し、掃除と着替えをさせて、また墓に戻す。これだけ書くと、まさに「猟奇的」な情景にしか思えないが、書中で描かれる先だった家族と久々に「再会」する人々の様子を読みながら、私は胸が熱くなるのを禁じ得なかった。この章の結びで著者がこの一見「野蛮」にも見える習慣はトラジャの人々にとって「死者に対して生者ができるもっとも敬意にあふれたこと」である(P.77)と記しているのには「そうだよねえ」と心から共感する。
ラパスの「生者と死者を取り持つ特殊な力を持った頭蓋骨」(P.186)ナティタスも非常に奥深い。「人間の頭蓋骨なら必ずナティタスになれるわけじゃない」(P.186)そうだが、一体どうすれば「ただの頭蓋骨」から「ナティタスに昇格」出来るのか興味深くもある。またそれぞれのナティタスには「一つずつ個性と特技が設定されている」(P.187)そうで「健康上の悩み」や「子供の問題」などの「得意分野」を持っているとの事。ボリビアは国民の大多数がカトリックの国であり、カトリック教会にとってナティタス信仰は快い存在では無いが、ラパスの人々のナティタスへの信仰は根強く、最近は教会も「共存」を認めざるを得ない状況のようだ。ナティタスへの根強い信仰の陰には、カトリック教会が女性やマイノリティの人々にとって必ずしも「優しい」存在ではない実態があるという指摘には色々と考えさせられる。
全体を通し、池田氏の翻訳も中々良い。翻訳本にありがちな生硬な感じが全く無く、非常に読みやすくこなれた文章になっているし、推測ではあるが、原著の文章のニュアンスを日本語に上手く活かす事に訳者が苦心、工夫したのであろう。傍点の使い方も非常に上手い。
読み終わって「生と死とは一体何なのか」「弔いとは一体何なのか」等々、様々な事を考えさせてくれる「読んでよかった」と実感させる良書だった。だから尚更、本書の「チープ」なタイトルが、本当にこの本を手に取るべき読者を遠ざける事にならないか・・と気にかかる。