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オウエンのために祈りを 下 (John Irving Collection1989-1998) 単行本 – 1999/8/1
- 本の長さ460ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1999/8/1
- ISBN-104105191047
- ISBN-13978-4105191047
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ヴェトナム戦争が泥沼の様相を呈しはじめるころ、オウエンは小さな陸軍少尉として任務につく。そしてぼくは、またもや彼のはからいによって徴兵を免れることになる。オウエンがみる謎の夢は、ぼくらをどこへ導くのか-。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1999/8/1)
- 発売日 : 1999/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 460ページ
- ISBN-10 : 4105191047
- ISBN-13 : 978-4105191047
- Amazon 売れ筋ランキング: - 246,629位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いくつかのエピソードを たくみに組み合わせ構築されたまさに職人芸!! 人生とは 果すべき役割とか 神が与えた運命とか難しい事を考えながら読むのも勿論 よいですが なんにも考えずに ただただ ストーリーに没頭する時間を与えてくれる物語であることは間違いないです。
2004年9月20日に日本でレビュー済み
TVで小説家の小川洋子さんが「大人が泣ける本」として紹介していました。“リトルリーグの試合中にファウルボールが当たってチームメイトの母親を死なせてしまった少年が、それをきっかけに成長していく物語”とのことでした。
実際に読み始めてみると、この紹介から私が持ったイメージとは全く違っていたので、逆に興味を持ち、戸惑いながらも読み進めました。アーヴィングファンなら、そんなことはなかったのでしょうが、私は本書が初めてだったのです。映画『サイモン・バーチ』の原作であることも後で知りました。
翻訳小説独特の読みにくさに、宗教観・アメリカ社会の抱える問題・時代背景などが加わり、上巻の半分ぐらいまでは正直読みづらかったです。それが、やがてどんどんとこの風変わりな世界に引き込まれるようになります。
常に明確な結末を提示しながらも、読む者を驚かせるアーヴィングの筆力は圧巻でした。
奇妙な啓示によってなされる、さりげなく、しかし、確実に反復される主人公オウエンの行動。それが最後の数ページでみごとなひとつの像を結ぶ時、宗教観の違いや文化・風俗の違いを飛び越えて、心がオウエンのために祈りを捧げるのです。
実際に読み始めてみると、この紹介から私が持ったイメージとは全く違っていたので、逆に興味を持ち、戸惑いながらも読み進めました。アーヴィングファンなら、そんなことはなかったのでしょうが、私は本書が初めてだったのです。映画『サイモン・バーチ』の原作であることも後で知りました。
翻訳小説独特の読みにくさに、宗教観・アメリカ社会の抱える問題・時代背景などが加わり、上巻の半分ぐらいまでは正直読みづらかったです。それが、やがてどんどんとこの風変わりな世界に引き込まれるようになります。
常に明確な結末を提示しながらも、読む者を驚かせるアーヴィングの筆力は圧巻でした。
奇妙な啓示によってなされる、さりげなく、しかし、確実に反復される主人公オウエンの行動。それが最後の数ページでみごとなひとつの像を結ぶ時、宗教観の違いや文化・風俗の違いを飛び越えて、心がオウエンのために祈りを捧げるのです。
2004年10月9日に日本でレビュー済み
何故オウエンにこれほど惹かれ、オウエンの声がまるで聞こえるかのように、思うのか。
この本を読んだ人ならば誰でも、オウエンに祈るだろう。オウエンには祈られて当然なところがある、どうしても祈ってしまうだろう、彼のためになら。
オウエンという奇跡。神というもの。戦争というもの。奇跡というもの。そして信仰。
全編につきまとう死。タビサの死ではない、オウエンの死だ。そりゃあ面白かった。何度も泣いた。感動もした。けれど、悲しすぎる。悲しすぎるのだ。だがどんなに悲しすぎても、やっぱり私はこの本を愛している。
この本を読んだ人ならば誰でも、オウエンに祈るだろう。オウエンには祈られて当然なところがある、どうしても祈ってしまうだろう、彼のためになら。
オウエンという奇跡。神というもの。戦争というもの。奇跡というもの。そして信仰。
全編につきまとう死。タビサの死ではない、オウエンの死だ。そりゃあ面白かった。何度も泣いた。感動もした。けれど、悲しすぎる。悲しすぎるのだ。だがどんなに悲しすぎても、やっぱり私はこの本を愛している。
2008年1月17日に日本でレビュー済み
正直長い話です。馴染みの無いキリスト教に関する内容も多く、読み進めるのに時間がかかる箇所もありました。
それでもなおこの話を薦めたいのはラスト20ページの圧倒的な衝撃があるからです。
甲高いオウエンの声、予兆としての両手の過失(人台、マグダラのマリア像・・・)、特殊なシュート練習など、
物語の中にちりばめられた様々なモチーフ、エピソードが一気に集約されるラストは本当に圧巻、下手なミステリーよりも衝撃度が高いです。
このために長い話が必要だったんだなーとしみじみ感じられます。
それでもなおこの話を薦めたいのはラスト20ページの圧倒的な衝撃があるからです。
甲高いオウエンの声、予兆としての両手の過失(人台、マグダラのマリア像・・・)、特殊なシュート練習など、
物語の中にちりばめられた様々なモチーフ、エピソードが一気に集約されるラストは本当に圧巻、下手なミステリーよりも衝撃度が高いです。
このために長い話が必要だったんだなーとしみじみ感じられます。