なぜ人は簡単に騙されるのか
むしろ騙されたがるのか
なぜ疑うべきなのか
この本のテーマの一つ
もう一つが
『現実にこそ浪漫が有る』
異星人だの架空の古代文明だのなんぞに頼らなくても、宇宙は謎と神秘とロマンで満ち溢れている
そこに美すら感じられる事を教えてくれる
アシモフ、ファインマンと共に、素人に対する素晴らしい教師の一人、セーガンの遺作
老若男女誰にでも勧められる傑作
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カール・セーガン科学と悪霊を語る 単行本 – 1997/9/1
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- 本の長さ438ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1997/9/1
- ISBN-104105192035
- ISBN-13978-4105192037
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
超能力、火星人、心霊術…人はなぜエセ科学に騙されるのか。ロズウェル事件やカルロス事件など数々の実例を挙げ、エセ科学の「闇」を徹底的に撃つ。惜しくも亡くなった宇宙物理学者による長編科学エッセイ。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1997/9/1)
- 発売日 : 1997/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 438ページ
- ISBN-10 : 4105192035
- ISBN-13 : 978-4105192037
- Amazon 売れ筋ランキング: - 447,929位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,647位科学読み物 (本)
- - 79,272位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は10日ほど前、朝起きた時なぜか急にセーガン博士が気になり、この本を購入しました。セーガン博士が育った家庭環境は私の家と良く似ていました。私の母は着物(和服)の仕立てをしていました。この本を読でいくと、いろいろな所で私の思いと通ずるところが多くありました。科学が集金マシンになることを警告しています。科学する人達にとりましてこの本は「聖書」のような存在です。スぺースX社の皆様にお願い。長期間の人間の宇宙旅行は人体に大変危険です。宇宙放射線に人体は耐えられません(もう少し素直な心で考えればすぐ分かることです)。人間は夢の中で宇宙旅行ができます。私からの提言,火星への平和の使者はソフトバンクの「ペッパー君」を送ってみたらどうでしょう。Eさん達がコンタクトして来るかも(エイリアンはお友達?)。それからもう1つ重要なこと、宇宙船(地球も)には絶対に爆弾を乗せないよううに・・・・HAL9000より
2008年8月20日に日本でレビュー済み
この本は、著者最後の本である。想いがあふれ、大部のの本となった。この世にある、ものの見方を、二つに分けている。確実に検証可能であるもの。検証可能ではないが、人びとが信じたいと思うこと。
科学を語りつつ、”疑うこと、疑うこと、疑うこと”を勧めている。最終的に、揺るがぬものがあることそれが真実に最も近いということ。
「自分の頭で考え、権威に対して積極的に異議を唱えなければ、我々は、権力を握るものの言いなりになるしかない。一方、市民が教育を受け、自分の意見を形成するようになれば、その時、権力を持つものも、我々のためになることをする。」
上記は著者のことばである。子供たちへの教育、科学的な物事への対し方、それらがいかに大切か?人びとは、UFO、ミステリーサークル等、不思議と思えることが大好きである。しかし、UFOは、不明な点も多いが、ミステリーサークルについては、はっきりと英国人二人の仕事と結論がでている。しかし、人びとは、不思議なものを信じたい。そこに、間違いがおきる。世界を見るとき、”疑うこと”を忘れぬように…
科学を語りつつ、”疑うこと、疑うこと、疑うこと”を勧めている。最終的に、揺るがぬものがあることそれが真実に最も近いということ。
「自分の頭で考え、権威に対して積極的に異議を唱えなければ、我々は、権力を握るものの言いなりになるしかない。一方、市民が教育を受け、自分の意見を形成するようになれば、その時、権力を持つものも、我々のためになることをする。」
上記は著者のことばである。子供たちへの教育、科学的な物事への対し方、それらがいかに大切か?人びとは、UFO、ミステリーサークル等、不思議と思えることが大好きである。しかし、UFOは、不明な点も多いが、ミステリーサークルについては、はっきりと英国人二人の仕事と結論がでている。しかし、人びとは、不思議なものを信じたい。そこに、間違いがおきる。世界を見るとき、”疑うこと”を忘れぬように…
2015年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
心霊、宇宙人、UMAなどにワクワクを感じる人にっとて、夢がなくなる一冊です。
博士は、客観的かつ論理的にこれらの話の問題点を指摘していきます。
ただ、本書は「否定」することを目的としているのではありません。
科学者の視点から、真実見極める目を養うステップの例題としてこの題材を選んでいます。
博士の提案する「とんでも話検出キット」は、特殊詐欺、カルト集団、政治家など
現代の亡霊と戦うための武器として、我々が習得しなければない基本スキルと言えます。
さて、私は本書には非常に感銘を受けたのですが、
数日後に博士の仕掛けた意地悪問題にあっさり引っかかていることに気づきました。
「とんでも話検出キット」の項目に「権威のある人の言うことだからといってあてにしないこと」とあります。
カールセーガン博士という権威者の言うことだからと「盲信」してしまった......。
博士は、客観的かつ論理的にこれらの話の問題点を指摘していきます。
ただ、本書は「否定」することを目的としているのではありません。
科学者の視点から、真実見極める目を養うステップの例題としてこの題材を選んでいます。
博士の提案する「とんでも話検出キット」は、特殊詐欺、カルト集団、政治家など
現代の亡霊と戦うための武器として、我々が習得しなければない基本スキルと言えます。
さて、私は本書には非常に感銘を受けたのですが、
数日後に博士の仕掛けた意地悪問題にあっさり引っかかていることに気づきました。
「とんでも話検出キット」の項目に「権威のある人の言うことだからといってあてにしないこと」とあります。
カールセーガン博士という権威者の言うことだからと「盲信」してしまった......。
2013年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めて宇宙に興味を持ったのが、図書館で借りたセーガンの著書でした。
それ以来、セーガンの本はたくさん読んできましたが
その中でも、これほどまでに宇宙や科学全般に対しての熱い思いを語っているものはないと思います。
もうとにかく科学を愛してやまない人だというのがビシビシ伝わってくる内容です。
中盤まではほぼ、証明されていないエセ科学に関しての批判が主です。
ニューエイジ思想を盲目的に信じることは危険だという表現が度々出てきます。
考える力を失わせるものだとも言っています。
とことん懐疑的に、批判精神をもって証明していくことが大切だと語っており
日常的 ・ 科学的なことに関して、いろいろな角度から考察しているのも面白い。
後半は奥さんであるア・ドルーヤンとの共著が多い。
マクスウェルやファラデー、ファインマン、アインシュタインなどの話がてんこ盛りで
特に面白かったのは、マクスウェル方程式を素人でも分かるように説明してあることでしょうか。
また、イエズス会の僧侶シュペーによる魔女裁判の悪魔的性質に関する記述も面白かった。
内容がとても濃いので、好奇心を揺さぶられながら楽しく読める良書かと思います。
それ以来、セーガンの本はたくさん読んできましたが
その中でも、これほどまでに宇宙や科学全般に対しての熱い思いを語っているものはないと思います。
もうとにかく科学を愛してやまない人だというのがビシビシ伝わってくる内容です。
中盤まではほぼ、証明されていないエセ科学に関しての批判が主です。
ニューエイジ思想を盲目的に信じることは危険だという表現が度々出てきます。
考える力を失わせるものだとも言っています。
とことん懐疑的に、批判精神をもって証明していくことが大切だと語っており
日常的 ・ 科学的なことに関して、いろいろな角度から考察しているのも面白い。
後半は奥さんであるア・ドルーヤンとの共著が多い。
マクスウェルやファラデー、ファインマン、アインシュタインなどの話がてんこ盛りで
特に面白かったのは、マクスウェル方程式を素人でも分かるように説明してあることでしょうか。
また、イエズス会の僧侶シュペーによる魔女裁判の悪魔的性質に関する記述も面白かった。
内容がとても濃いので、好奇心を揺さぶられながら楽しく読める良書かと思います。
2019年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全く文章が面白くない
ただただ、だらだらと面白くない文章が続いているだけである
血脇、肉踊る内容が感じられない、駄文中の駄文である
これでは、翻訳者も翻訳が辛かっただろうにとさえ思う
よくぞここまでの面白くも無い438ページの本を訳したものだとさえ思う
この作業が出来ればいいかなる駄本でも翻訳が出来るとさえ思う
殆ど翻訳者が修行僧状態の本に思う
読むのが辛い。お金返して下さい。
ただただ、だらだらと面白くない文章が続いているだけである
血脇、肉踊る内容が感じられない、駄文中の駄文である
これでは、翻訳者も翻訳が辛かっただろうにとさえ思う
よくぞここまでの面白くも無い438ページの本を訳したものだとさえ思う
この作業が出来ればいいかなる駄本でも翻訳が出来るとさえ思う
殆ど翻訳者が修行僧状態の本に思う
読むのが辛い。お金返して下さい。
2009年1月10日に日本でレビュー済み
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最も影響を受けた本の一つです。
以前は、50%以上の確率で、UFOの存在、血液型による人の性質の違い、星座による人の相性の良し悪しなどを信じていましたが、目が覚めました。
もっと早く読んでいたら、人生が少し変わっていたかもしれません。
未読の方は、是非一読されることをお勧めします。
以前は、50%以上の確率で、UFOの存在、血液型による人の性質の違い、星座による人の相性の良し悪しなどを信じていましたが、目が覚めました。
もっと早く読んでいたら、人生が少し変わっていたかもしれません。
未読の方は、是非一読されることをお勧めします。
2008年7月28日に日本でレビュー済み
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徹底したオカルト批判を貫いてはいますが、内容は人間味あふれる部分も多いです。特に両親の思い出を語り、実を言えば私は今すぐにでも死後の世界を信じてしまいそうな部分があると語るところや、「お墓の前で死んだ夫と話をしてきたという女性を笑う気になど私は慣れない」など。それでも、懐疑精神を放棄するわけにはいかないと宣言します。読み終わってから、氏が故人であることを知り、本当に惜しい方が逝ってしまうものだなあと感じました。現代の医療水準ならご存命でも不思議はない訳ですし。批判とは言うものの、ユーモアに溢れた表現が多く、くすりとしてしまう部分もありました。
「それにしても、よりにもよってトルティヤなどに奇跡が現れるだろうか」
「アレクサンダー大王は自分の墓のありかを教えてくれないし、フェルマーは最終定理について語らない。ソフォクレスやデモクリトスやアリススタルコスはなぜ失われた著作を口述してくれないのだろうか」(チャネリングに対する批判、あるいは皮肉)
物の見方、考え方を養うと言う点では、下手な自己啓発系の本よりもよっぽど説得力があります。
「それにしても、よりにもよってトルティヤなどに奇跡が現れるだろうか」
「アレクサンダー大王は自分の墓のありかを教えてくれないし、フェルマーは最終定理について語らない。ソフォクレスやデモクリトスやアリススタルコスはなぜ失われた著作を口述してくれないのだろうか」(チャネリングに対する批判、あるいは皮肉)
物の見方、考え方を養うと言う点では、下手な自己啓発系の本よりもよっぽど説得力があります。