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LAヴァイス: トマス・ピンチョン全小説 (Thomas Pynchon Complete Collection) 単行本 – 2012/4/27

4.7 5つ星のうち4.7 18個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2012/4/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/4/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 542ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4105372114
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4105372118
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.9 x 3.2 x 19.7 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 18個の評価

著者について

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トマス・ピンチョン
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年5月2日に日本でレビュー済み
ロサンゼルス(LA)の私立探偵 “ドック” ことスポーテッロの事務所に、昔の恋人シャスタがやってくる。シャスタは現在、キナ臭い噂の多い大富豪ミッキー・ウルフマンに愛人として囲われていたのだが、彼女いわく、ウルフマン夫人が不倫相手と一緒にミッキーに対する策謀をめぐらしているという。シャスタに真相を突き止めてほしいと依頼されたドックは、彼女への未練から依頼を引き受ける。しかし調査を開始したドックは殺人現場に遭遇してしまい、殺人容疑をかけられてしまう。そのうえミッキーもシャスタも失踪してしまい…。

原題は “Inherent Vice”。意味は海上保険用語でいう「固有の瑕疵」で、海上保険会社が保険の対象にしたくないモノの性質を指します(たとえば、卵などの割れやすく腐りやすいもの、故障が疑われる船などの性質)。

本作は、美女に依頼を持ち込まれた私立探偵が殺人事件に巻き込まれる、というハードボイルドの定型を踏襲しています。けれど異なるのは、舞台が1970年ごろのヒッピー天国のLA、主人公の探偵もヒッピー文化にどっぷり浸かったドラッグ・ジャンキー、という少しひねった設定。ハードボイルド小説に不可欠なワイズクラックもどことなくヒッピー・ライク。
“ ウォーターゲート事件 ” で有名なニクソンが大統領だった時代を舞台にしていることもあり、国家権力主導の監視社会に対する風刺もふんだんに盛り込まれています。たとえば作中で、インターネットの前身となったシステムによる情報収集の利便性に対して、ドックはいつかは国家からストップががかかるという。いわく、

「LSDで、オレたちに、連中のお気に召さないことが見えてしまったときどうなった。非合法化されただろ。情報だって同じさ、どこが違う?」(p.266)

こうした皮肉のきいた社会風刺もハードボイルドの醍醐味だし、そのなかにもヒッピー的感性がふくまれているのが本作の個性といっていいでしょう。
それでもやはり、国家機関のひとつである警察が権力を増してしまい、ハードボイルド小説を成立させていた土壌がやせ衰えていった時代です。そのことへの哀愁がうかがえるセリフもある。

「なんつっても私立探偵は消えゆく種族だ。何年も前からそうだ。映画やテレビを見れば分かる。昔は偉大な私立探偵が目白押しだった。フィリップ・マーロウ、サム・スペード、それに探偵の中の探偵、ジョニー・スタッカート。警官なんかよりずっと頭が切れて、プロ中のプロで、事件だって最後はきっちりきれいに解決した。そのあいだ警察は間違った手がかりを追っかけて足手まといになるばかりだ。」(p.136)

探偵から警察への「ヒーロー」の変遷を、ねじくれたかたちで象徴するのが、“裏” の主人公であるビョルンセン刑事、通称 “ビッグフット”。自称「ルネッサンス警官」であるこのインテリ刑事は、テレビの刑事ドラマにも出演する野心家でもありますが、どこか警察機構から外れてしまった存在である。そんなビックフットも、殺人事件がひとつの “見世物” であった時代が終わり、チャールズ・マンソン事件に代表されるように、陰湿で複雑化していく時代を嘆いてみせる。

「どいつもこいつもゲロい趣味に嵌りこんで殺人のフィールド全体が様変わりだ。バイバイ、ブラック・ダリア (中略)古き良きLAの殺人ミステリーの時代は終わったのよ。」(p.286)

また本作では、映画、テレビ、音楽といったポップカルチャーや、実在の人物や事件などの同時代ネタが、脚注でもカバーし切れていないほどふんだんに盛り込まれています。自分も読んでいてほとんど知らなかったし、よほどサブカルチャーもふくめたアメリカ近現代史に明るくなければわからないであろうネタばかりなのだけれど、そうした細部へのパラノイア的なこだわりは、LAを中心にしてアメリカの暗部をえぐる作家ジェイムズ・エルロイに似ているようにも思える(そういえば、エルロイのLA四部作の第一作も『ブラック・ダリア』だった)。

本作のエルロイとの類似点はほかにも、アメリカ建国以来続く白人至上主義への苛烈な批判が挙げられるでしょう。本作では薬物問題や黒人をはじめとする人種問題など、アメリカ白人史の暗部が激越なタッチで、しかしながらエルロイとは異なり滑稽さをにじませながら描かれています。
そしてピンチョンにとって、その暗部を抱えるLAこそが “inherent vice” なのです。というのは作中で、海上保険関係を専門とする弁護士の友人と話しながらドックが、(カリフォルニアの地震源であるサンアンドレアス断層に乗っかっている)LAを船に見立てれば、「固有の瑕疵」ではないかと言う場面があるからです。くわえて、その直前にドックが意味を勘違いして「それって原罪みたいなものか?」と問う場面があるように、“inherent vice” を直訳すれば、「あるものに生まれつきから備わっている悪」です。したがって本作で描かれるのはアメリカ白人社会の抱える、LAという「固有の瑕疵=内在する悪」といっていいでしょう。
その描き方の偏執狂っぷりはすさましく、読んでいてヤク中の主人公ドックと一緒にピンチョンの世界にトリップしてしまうかのようです。

といっても本作は人におすすめしたくなる小説ではありません。長いし冗長だし、登場人物が多すぎるうえに頻繁に過去のエピソードが挿入されるので混乱しやすいし、ハードボイルド風味なわりに「ミステリー」としてのデキは悪い(そもそもジャンルものとしての「ミステリー」としては作られてはいないのですが)。けれど不思議な中毒性を持った作品だということは間違いないし、ハマる人には間違いなくハマる小説です。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『v』をやっと読了して、難解な小説かと覚悟して読み始めたところ、スピーディーな展開でサクサク進めました。
映画化、納得です。
時代背景など難しい部分もありますが、キャラが立っているので勢いで読めちゃいます。
ピッピーブームがあった、くらいのことが分かればなんとかなるかも。
楽しかったです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年12月14日に日本でレビュー済み
「LAヴァイス」(トマス・ピンチョン:栩木玲子、佐藤良明 訳)を読んだ。この人の本は2冊目。どうもいまひとつ私はトマス・ピンチョンという作家の文学的価値について理解できずにいる。でもまあ今回は少なくとも「競売ナンバー49の叫び」よりは面白かったと言える。
私の好みから言えば無駄に饒舌だったり、センチメンタリズムが少々鼻についたりするけれど、登場人物(ちょっと多過ぎるけど)がいきいきしてる。特にLAPDの『ビッグフット』がすごくいいな。
82頁2行目がどうにも理解できなかったのだが、出版社に問い合わせをしてとりあえず納得。
読み出はあるけれど、お勧めです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年5月7日に日本でレビュー済み
ピンチョンの小説がわかりにくく感じるのは所謂小説的な構造が明確ではなく「テーマ」「ストーリー」「主人公とその敵対者」があいまいだからだと思う。それでもこれはピンチョンとしてはストーリーが明確なほうだが。
ピンチョンの魅力とは何だろう?何かを構造的に語るのではなく、語ること自体で1つの完結した世界を生み出していること。生み出された1960〜1970年代のLAはパラノイアと妄想と謎とマニアックな細部に満ちたリアリティのある世界だ。
つい、この時代のLAに生きてみたいと思ってしまう。途方もなく魅力的な小説世界であると思った。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常にとどくのが遅いと思っていたところ、割と早く届きました。ビニールのカバーと帯も付いていて満足です。本そのものはこれから読みますが、きっと面白いと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シラフのときなんてほとんどない!しかも、会社の名前もLSD探偵社っておーい!というツッコミどころ満載のヒッピー探偵ドック。
そんな彼の元に来た小さな依頼を調査しているうちに、知らず知らずに大きな事件に巻き込まれていく。

ついページを急いでしまいたくなる気になる展開、軽快な文章が作り出すドライブ感、随所に張りめぐらされたユーモア、もうこれすいすい読み進めてしまう!
ピンチョンでこんな読みやすかったっけ?いや、ほんとピンチョンの長編小説の中ではいちばんわかりやすいんじゃないだろうか。
終始おふざけコメディタッチのサスペンスなんだけれども、ここがやはりピンチョンと言うべきか、通底にはしっかりと社会を見据えたテーマがある。

「この世をほのかに照らすと思われたサイケデリック・シックスティーズの光も結局ついえて、すべては暗黒へ還っていくのか・・・
闇の中から何やら恐ろしい手が伸びてきて<時代>が収奪されるというのも、マリファナ吸いから煙るクサを奪ってもみ消すぐらい簡単なことなのか。」

これ、『ヴァインランド』にも立ちこめていた空気。LOVE&PEACEが強欲な資本主義に呑み込まれていく。愛と平和が金と権力に屈していく。
70年代のニクソンで傾き、80年代のレーガンには息の根を止められてしまう。そう、アメリカの自由を失っていくプロセスが描かれているのである。
原題は "Inherent Vice" 訳すと「内在する欠陥」。これきいてなるほどと思ったね、ピンチョンはアメリカの「内在する欠陥」を描き続けてきてるんだな、と。
まあ、とても簡単に言ってしまうと「資本主義に対して笑いながらなんとかやってこうとおもうけどやっぱりつかれるよね」ってことかな。
2014年、ポール・トーマス・アンダーソンが映画化するんやて、こりゃ楽しみだ。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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