プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,610¥1,610 税込
発送元: Amazon 販売者: PD-netShop30日間返品保証
¥1,610¥1,610 税込
発送元: Amazon
販売者: PD-netShop30日間返品保証
¥183¥183 税込
配送料 ¥240 6月5日-7日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥183¥183 税込
配送料 ¥240 6月5日-7日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ビッグバン宇宙論 (上) 単行本 – 2006/6/22
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,610","priceAmount":1610.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,610","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"E%2FpgcQiNs1wqJZHkIei6WhUa5bHZiKve8%2FBmLqGvWvs5rA5H984RoIjYr03vhAKg57VIAJdNfg42hDN6Zsz%2FeLa5L9gMrYNspM4aRdb1d3ghoxGYToMG0Ph1z8RXah2XhPbcCMfCfROlKRDUSNiyAvLV9pn7nGuqCNaa%2BzKwkdid6QDXaYq2Gw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥183","priceAmount":183.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"183","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"E%2FpgcQiNs1wqJZHkIei6WhUa5bHZiKveLydWikoA33kO%2FzXAvakvjbdq8YKMvk4kiKR3QymLNyAkB52Dbzm80ezCEOzZMvZCCcO8T5qqJDe2bTSZNaTSGJsi1FPYLOLPaWszODwhHnukZt9rM%2BP0K5ERs4UuDr1ewlIScsH5URDnV5blwpAGvg%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
人類最大の謎、「宇宙誕生」が証明された――。超難解な理論を解きほぐすことでは世界屈指の著者が描き出す、天才たちの苦闘の歴史、現代宇宙理論の到達点。
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2006/6/22
- ISBN-104105393030
- ISBN-13978-4105393038
よく一緒に購入されている商品
対象商品: ビッグバン宇宙論 (上)
¥1,610¥1,610
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
残り1点 ご注文はお早めに
¥1,620¥1,620
最短で6月5日 水曜日のお届け予定です
残り1点 ご注文はお早めに
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2006/6/22)
- 発売日 : 2006/6/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 304ページ
- ISBN-10 : 4105393030
- ISBN-13 : 978-4105393038
- Amazon 売れ筋ランキング: - 361,554位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 159位各種の天体
- - 600位宇宙学・天文学(一般)関連書籍
- - 98,013位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代ギリシャから最近の研究成果まで、知りたいことが分かって良かった。難しくて訳がわからないところも多々あったが、それでも大変面白かった。
2020年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新刊の1/4の価格であるため不安であったが、綺麗で問題なく読むことができた。
2016年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代のビッグバン宇宙論に至るまでの天文学の発展やそれに寄与した理論と技術について、紀元前からの歴史的な流れに沿って書かれた本です。
それらは、ただ事実の羅列ではなく非常にストーリー性に富んで書かれているので読んでいて全く飽きません。非常に有益な情報をこれだけシンプルに文章化できる筆者の力量に驚きます。
それらは、ただ事実の羅列ではなく非常にストーリー性に富んで書かれているので読んでいて全く飽きません。非常に有益な情報をこれだけシンプルに文章化できる筆者の力量に驚きます。
2006年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本(以下上下巻をまとめて扱う)は,著者のこれまでの名著(Fermat's Last Theorem 等)に比べると長い.その理由は,主題の性質上,抽象化も省略もせず,なまの素材を用いたことによる.しかし読んでみると全く快調で長くなんかない.まず定石的に Eratosthenes の地球の大きさの測量から始めて,宇宙マイクロウェーヴ背景放射の非一様性の最終的確認まで,驚くほどの詳しさ (Gamow の ylem の語源など知らなかった)と劇的描写の連続 (Hoyle による質量数5のクレヴァスの克服 ! )で,人間はどこまでやってのけるのか息を呑む思いが続く.私たちは Alpher-Bethe-Gamow 論文には間に合わなかったが,Burbidge-Burbidge-Fowler-Hoyle (B2FH)論文の衝撃は昨日のことのように思い出す.でもその裏にHoyle 対 Fowler の駆引きがあったとは.今思えば,Hoyle の定常宇宙モデルは初めから負けだったけど,彼の建設的反対ぶりは見事だった.
一つだけ注文がある.この本に出てくる人名は,上に書いたようにまだ文献的に生きている.従って検索の便のために,ローマ字ではどう書くのか,短い索引が是非ほしい.それと110番元素 (図67) は darmstadtium (Ds)と命名された.
一つだけ注文がある.この本に出てくる人名は,上に書いたようにまだ文献的に生きている.従って検索の便のために,ローマ字ではどう書くのか,短い索引が是非ほしい.それと110番元素 (図67) は darmstadtium (Ds)と命名された.
2019年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【子供の宇宙観】 今60歳を超える世代は、1960年頃から始まるテレビの宇宙SFアニメに夢中だった。『鉄腕アトム』、『宇宙エース』、『宇宙少年ソラン』、『宇宙パトロールホッパ』、『スーパージェッター』、『宇宙戦艦ヤマト』など。その頃の子供たちは、小中学校理科の授業よりも早く確実に宇宙の知識をアニメから得ていた。この子達が、現在の日本宇宙航空開発JAXAを推進するトップ世代となっている。一方、2004年小学4年生アンケート調査結果では「4割が天動説が正しい」と考えていることが分かった。しかし驚く必要は無い。素直な常識目線である。
【空白の時代】 大人でさえ天動説が正しいと信じたのはごく自然だろう。西欧では、2世紀ローマ時代のプトレマイオスが「アルマゲスト」で天文幾何を著してから、16世紀コペルニクスが地動説「天球の回転について」を流布するまで、1500年もの間(空白の時代)地球中心説を信じこまされていた。しかし、歴史に埋もれた奇想天外な人もいる。プトレマイオスよりも600年も前の紀元前450年ギリシャ時代、ピロラオスは、ピタゴラス教団の秘密であった地動説「自然論」を漏洩し、紀元前270年頃アリスタルコスが、その理論を推し進め、驚くべき正確さで地球の自転・公転の仕組みを解き明かした。ギリシャ時代の正しい理論を、ローマ時代以降の西欧哲学者・聖職者が見事に捨て去ったのだ。
【トレド図書館からギリシャ回帰が始まる】 イスラム帝国黄金期のアラブ学者が、ギリシャ時代の書をアラビア語に翻訳し、スペインのムーア人町トレドの図書館に保管していた。ギリシャ時代の書は戦乱や宗教的焚書によって灰になり、アラビア語翻訳書しかなく西欧人には読めなかった。12世紀になってクレモナのジェラルドが、ラテン語へ翻訳し、ヨーロッパの天文学が活気付いた。当時、モンゴル帝国によるユーラシア征服で、極東からイスラム世界を貫通し東欧まで、自由に人々の流通ができるようになり、アラビア科学、インド数学、中国技術が西欧へ伝わり、ルネサンスが興った。そしてその翻訳書の写本を手にしたコペルニクスが、ギリシャ回帰「地動説」を成し遂げた。
【西欧中心の自作自演史】 西欧人は、ギリシャ時代の高度な「地動説」を、聖書に反すると隠蔽し焼き払った。その間イスラム帝国のアラブ学者が書籍を引き継ぎ後世へ伝えた。西欧人は、そのアラビア学者の書籍から、ギリシャ時代のアリスタルコス「地動説」を復活させた。上記の義務教育的理科授業は、「あたかも西欧人が初めて発案したかのように」知識として教えるだけで、歴史ドラマを教えない。これでは、将来を決定付けるような啓発を成し得ない。ちなみに、西欧史ルネサンスの三大発明「羅針盤・火薬・活版印刷術」も、古代中国の4大発明「紙・印刷術・羅針盤・火薬」がアラビア語圏を経由し伝わり改良されたものである。
【空白の時代】 大人でさえ天動説が正しいと信じたのはごく自然だろう。西欧では、2世紀ローマ時代のプトレマイオスが「アルマゲスト」で天文幾何を著してから、16世紀コペルニクスが地動説「天球の回転について」を流布するまで、1500年もの間(空白の時代)地球中心説を信じこまされていた。しかし、歴史に埋もれた奇想天外な人もいる。プトレマイオスよりも600年も前の紀元前450年ギリシャ時代、ピロラオスは、ピタゴラス教団の秘密であった地動説「自然論」を漏洩し、紀元前270年頃アリスタルコスが、その理論を推し進め、驚くべき正確さで地球の自転・公転の仕組みを解き明かした。ギリシャ時代の正しい理論を、ローマ時代以降の西欧哲学者・聖職者が見事に捨て去ったのだ。
【トレド図書館からギリシャ回帰が始まる】 イスラム帝国黄金期のアラブ学者が、ギリシャ時代の書をアラビア語に翻訳し、スペインのムーア人町トレドの図書館に保管していた。ギリシャ時代の書は戦乱や宗教的焚書によって灰になり、アラビア語翻訳書しかなく西欧人には読めなかった。12世紀になってクレモナのジェラルドが、ラテン語へ翻訳し、ヨーロッパの天文学が活気付いた。当時、モンゴル帝国によるユーラシア征服で、極東からイスラム世界を貫通し東欧まで、自由に人々の流通ができるようになり、アラビア科学、インド数学、中国技術が西欧へ伝わり、ルネサンスが興った。そしてその翻訳書の写本を手にしたコペルニクスが、ギリシャ回帰「地動説」を成し遂げた。
【西欧中心の自作自演史】 西欧人は、ギリシャ時代の高度な「地動説」を、聖書に反すると隠蔽し焼き払った。その間イスラム帝国のアラブ学者が書籍を引き継ぎ後世へ伝えた。西欧人は、そのアラビア学者の書籍から、ギリシャ時代のアリスタルコス「地動説」を復活させた。上記の義務教育的理科授業は、「あたかも西欧人が初めて発案したかのように」知識として教えるだけで、歴史ドラマを教えない。これでは、将来を決定付けるような啓発を成し得ない。ちなみに、西欧史ルネサンスの三大発明「羅針盤・火薬・活版印刷術」も、古代中国の4大発明「紙・印刷術・羅針盤・火薬」がアラビア語圏を経由し伝わり改良されたものである。
2015年6月28日に日本でレビュー済み
私たちは天動説が誤りで地動説が正しいことは知っているし、ちょっと勉強した人はビッグバンで宇宙が生まれたことも知っている。
しかし、宇宙というのはあまりに遠くて観測できるものもたかが知れているし、まして宇宙の初めなど見に行くことも出来ない。
では、どのようにして人類は宇宙の知識を獲得してきたのだろうか。
本書は、豊富なエピソードと先人たちが明らかにしてきた宇宙像とを分かりやすく解説してくれる。
タイトルとは裏腹に、ビッグバンの話は上巻ではあまり出てこない。
古代ギリシャにおいて地球の大きさや月までの距離を求める方法を考える話、コペルニクスやガリレオの地動説などが最初に出てくる。
しかし考えてみると、地球の大きさや月までの距離をどのように測るか、というのは人工衛星もない時代には非常に難しい問題である。
天動説は今でこそ誤った説とされているが、当時は地動説よりも予言能力は高く、より実験事実に合う理論だったというのは見逃すべきではない点であろう。
予言が合わなかったのは、地動説が円軌道を仮定していたからで、楕円軌道を見つけ出すケプラーの8年の努力は並大抵ではない。
(本書には出ていないが、中心の星は一つだけなのに焦点が二つある楕円軌道を描くというのは直観的には非常に奇妙で、実際ケプラーも円の次には卵型軌道を考えた。大半の観察は説明できたものの、卵型ではわずかに観察結果とあわず、ティコの精密な観察を知っていたケプラーはそこで卵型軌道を捨てたという。これについてはハンソン『 科学的発見のパターン 』に詳しい)
その後ガリレオが木星の衛星を発見したり、金星の満ち欠けについての予言を導き、これが地動説の結果を支持することで、地動説の優位性が決定づけられる。
続いてマイケルソン・モーレーの実験からアインシュタインによる相対論とエーテルの否定へとつながる。
彼の一般相対論は重力による宇宙の収縮を導くので、最初彼は宇宙定数を付け加えてしのごうとした。
その後、ビッグバンという動的な宇宙のモデルが出てくるものの、多くの科学者は静的な宇宙を自然と捉えていた。
銀河の観測技術も年々進歩していた。
銀河の距離を測る方法(これも非常に面白い!)を考えだし、それを用いてさまざまな銀河の距離が求められていった。
そして、ハッブルが、光のドップラー効果を利用し、銀河が遠ざかっていること、特に遠くの銀河ほど早く遠ざかっていることを発見した。
宇宙が動的であることは確実になったが、宇宙の始まりについては二つの立場の論争が続いた。
最初に大爆発で始まったとするビッグバンと、間で少しずつ宇宙が生まれることで常に定常的状態を保っているという定常宇宙論である。
観測技術がないためになかなか決着がつけれなかった。
しかし、若い銀河の分布については異なる予言を行っており、電波銀河の観測により、遠くほど若い銀河が多いという、ビッグバンを支持する結果が得られた。
また、初期宇宙の痕跡である宇宙マイクロ背景放射の存在をビッグバン理論は予言し、それは実際に観測された。
さらに、宇宙にある元素の合成とその比率についても、ビッグバン理論は非常に正しい予言を行った。
宇宙の元素合成についての最後の突破口(炭素の未発見励起スペクトルの予測と実証)を与えたのが、定常宇宙論の頑強な支持者であったホイルだというのはなかなか皮肉でもある。
人類が宇宙についての理解を深めていく過程が生き生きと描かれており、非常に面白い。
宇宙に関心がない人でも読みやすいように書かれており、多くの人におススメしたい本である。
しかし、宇宙というのはあまりに遠くて観測できるものもたかが知れているし、まして宇宙の初めなど見に行くことも出来ない。
では、どのようにして人類は宇宙の知識を獲得してきたのだろうか。
本書は、豊富なエピソードと先人たちが明らかにしてきた宇宙像とを分かりやすく解説してくれる。
タイトルとは裏腹に、ビッグバンの話は上巻ではあまり出てこない。
古代ギリシャにおいて地球の大きさや月までの距離を求める方法を考える話、コペルニクスやガリレオの地動説などが最初に出てくる。
しかし考えてみると、地球の大きさや月までの距離をどのように測るか、というのは人工衛星もない時代には非常に難しい問題である。
天動説は今でこそ誤った説とされているが、当時は地動説よりも予言能力は高く、より実験事実に合う理論だったというのは見逃すべきではない点であろう。
予言が合わなかったのは、地動説が円軌道を仮定していたからで、楕円軌道を見つけ出すケプラーの8年の努力は並大抵ではない。
(本書には出ていないが、中心の星は一つだけなのに焦点が二つある楕円軌道を描くというのは直観的には非常に奇妙で、実際ケプラーも円の次には卵型軌道を考えた。大半の観察は説明できたものの、卵型ではわずかに観察結果とあわず、ティコの精密な観察を知っていたケプラーはそこで卵型軌道を捨てたという。これについてはハンソン『 科学的発見のパターン 』に詳しい)
その後ガリレオが木星の衛星を発見したり、金星の満ち欠けについての予言を導き、これが地動説の結果を支持することで、地動説の優位性が決定づけられる。
続いてマイケルソン・モーレーの実験からアインシュタインによる相対論とエーテルの否定へとつながる。
彼の一般相対論は重力による宇宙の収縮を導くので、最初彼は宇宙定数を付け加えてしのごうとした。
その後、ビッグバンという動的な宇宙のモデルが出てくるものの、多くの科学者は静的な宇宙を自然と捉えていた。
銀河の観測技術も年々進歩していた。
銀河の距離を測る方法(これも非常に面白い!)を考えだし、それを用いてさまざまな銀河の距離が求められていった。
そして、ハッブルが、光のドップラー効果を利用し、銀河が遠ざかっていること、特に遠くの銀河ほど早く遠ざかっていることを発見した。
宇宙が動的であることは確実になったが、宇宙の始まりについては二つの立場の論争が続いた。
最初に大爆発で始まったとするビッグバンと、間で少しずつ宇宙が生まれることで常に定常的状態を保っているという定常宇宙論である。
観測技術がないためになかなか決着がつけれなかった。
しかし、若い銀河の分布については異なる予言を行っており、電波銀河の観測により、遠くほど若い銀河が多いという、ビッグバンを支持する結果が得られた。
また、初期宇宙の痕跡である宇宙マイクロ背景放射の存在をビッグバン理論は予言し、それは実際に観測された。
さらに、宇宙にある元素の合成とその比率についても、ビッグバン理論は非常に正しい予言を行った。
宇宙の元素合成についての最後の突破口(炭素の未発見励起スペクトルの予測と実証)を与えたのが、定常宇宙論の頑強な支持者であったホイルだというのはなかなか皮肉でもある。
人類が宇宙についての理解を深めていく過程が生き生きと描かれており、非常に面白い。
宇宙に関心がない人でも読みやすいように書かれており、多くの人におススメしたい本である。
2006年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
暗号解読、フェルマーの最終定理の著者、サイモン・シンの第3作目。前2作、特に暗号解読は、僕の生涯ベスト3に入る名著だったため、ちょっと期待しすぎてしまったか、新鮮な驚きはありませんでした。
じっくりと秩序だてて宇宙創造という複雑なテーマを、その背後にある人間ドラマとともに書き上げているのは確か。僕自身もずいぶんと頭の整理になりました。宇宙論の入門編としてはとてもよいです。でも目新しいものはなし。
良くできたガイドブックではあるけれど、穴場案内やマニア垂涎のお宝紹介までは含まれていません。うーん、ちょっと残念。
じっくりと秩序だてて宇宙創造という複雑なテーマを、その背後にある人間ドラマとともに書き上げているのは確か。僕自身もずいぶんと頭の整理になりました。宇宙論の入門編としてはとてもよいです。でも目新しいものはなし。
良くできたガイドブックではあるけれど、穴場案内やマニア垂涎のお宝紹介までは含まれていません。うーん、ちょっと残念。
2011年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ビッグバンから宇宙が誕生したのは常識だと思っていた。理解してないけど、そういうものと思っていた。それがつい最近多数派になった理論で、アインシュタインすら最初は否定していたとは。全てに言えるが、今、常識となっている事の99%以上理解してないものだらけ。常識を理解するのは面白い。サイモンシンの本はそういった満足を常に与えてくれる。