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ビューティフル・マインド 天才数学者の絶望と奇跡 単行本 – 2002/3/15

4.0 5つ星のうち4.0 35個の評価

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商品の説明

メディア掲載レビューほか

ビューティフル・マインド 天才数学者の絶望と奇跡
本の存在を知ったのは映画からである。下馬評の高かった他の候補作品を押しのけて「作品賞」「監督賞」「助演女優賞」など、2002年のアカデミー賞の4部門を受賞した同名の映画だ。良い映画だった。しかし高い評価を得ているのは映画だけではない。本そのものも伝記部門でピュリツァー賞の最終候補となり、全米批評家協会から大賞を受賞している。4年の歳月を費やしただけあって、取材は綿密で、読みでのある本だ。

映画は主人公の天才数学者、ジョン・フォーブス・ナッシュ本人の生涯と同時に、夫人らとの家族愛を前面に出したもので、それがテロ後の米国が求めるものと一致して多くの賞を取った。映画の原作になったこの本は、より詳細にナッシュが歩んだ壮絶な人生の軌跡を追い、彼の人生を彩った人々を描写している。

ナッシュは、国際貿易理論など経済学の分野のみならず、生物学、政治学など幅広い分野に大きな影響を残した人物である。1994年にはノーベル経済学賞も取った。しかし、そこに至る道は数奇だ。「ナッシュ均衡」「ナッシュの交渉解」などから彼の名前を知っていても、彼の人生の壮絶さはこの本か映画で知った人が多かったのではないか。評者もそうだった。

ナッシュは子供の頃から「どう見ても異質な存在」だったという。彼への形容詞は、「冷淡」「高慢」「気味悪い」「閉鎖的」などが並ぶ。後に発病する病気の前兆だったのだろうか。しかし彼は、「特殊な閃光を放つタイプ」の天才として20代にゲームの理論、幾何学、解析学など広い分野で優れた業績を残す。ノーベル賞もこの時期の業績に対して贈られたものだ。広く知られる理論が、このような狂気との境目を生きた人間から出てきたことに改めて驚く。

病気が始まったのは30歳の時。妄想型精神分裂症とされた。精神病の中でも最も激しく変化し、不可解極まりない難病とされる。それはまさに米マサチューセッツ工科大学(MIT)の教授昇進が決定する寸前だった。それからほぼ40年にわたって彼は短い正気の期間を除いて、「プリンストンの幽霊」と呼ばれながら過ごす。普通ならそのまま廃人となりかねない。しかし、妻アリシアの献身的な努力もあって、そこから奇跡的に正気に回帰し、栄光を手にする。その辺の描写が実に見事だ。

天才が持つ正気と狂気、ひらめき。そして一面では悲しみと驚き、そして喜びに満ちた生涯を正面から取り上げたもので、翻訳もうまい。彼はまだ実在の人物にもかかわらず書かれた伝記だが、読む者を飽きさせない。

(住信基礎研究所主席研究員 伊藤 洋一)
(日経ビジネス 2002/05/13 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
--
日経BP企画

著者からのコメント

この本は、天才と言われた数学者、ジョン・フォーブス・ナッシュの数奇な半生を描いたノンフィクションです。彼はアインシュタインやフォン・ノイマン、ノーバート・ウィーナーといった超・超有名人が集まっていた50年代初期の「数学者の楽園」プリンストンで大学院生活を送り、生意気にも彼らに論争をふっかけたりしていた型破りな数学者でしたが、30代に入って精神を病み、以降30年以上、この病に苦しみ続けることになります。若い研究者からは「プリンストンの幽霊」と呼ばれ、大学構内を彷徨しては黒板に殴り書きをするような日々を送るようになってしまった彼でしたが、ある日を境に、完治は稀と言われた病から劇的な復活を遂げ、ついにはゲーム理論に関する論文でノーベル賞経済学賞を受賞することになるのです――。

なかなかドラマチックな人生だと思いませんか?

90年代に入るまでその存在を無視されてきたナッシュでしたが、このノンフィクションが世に出たことで俄然注目を浴び(この作品自体もピュリッツァ賞の最終候補となり、全米批評家協会賞を受賞しています)、彼の業績を再評価しようという動きがあらわれています。また、本書のペーパーバック版はアメリカでベストセラーリスト入りを続け、ロン・ハワード監督、ラッセル・クロウ主演で製作された映画は、今年のゴールデン・グローブ賞で最優秀作品賞を含む主要4部門を受賞、アカデミー賞にも8部門でノミネートされました。彼の歩んだ、一読圧倒されるほど数奇な運命がこうした現象を生み出したのでしょうが、編集者としてはむしろ、ここに描かれる彼の快復に注目していただければと思っています。きっと、同じ病気に苦しむ多くの患者さんやその家族の方に、希望を与えるものだ思うからです。

ジョン・ナッシュは2002年の今も健在です。映画の撮影現場にも現れたそうで、彼の役を演じるラッセル・クロウに、開口一番こう言ったそうです。「あなたも、私が経験したありとあらゆる変化を経験しなければならないんですよ!」

人生のさまざまな局面に立ち会った彼ならではの、ユーモア溢れた言葉だと思います。どうかご一読下さい。
――編集者からのコメント

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2002/3/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/3/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 616ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4105415018
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4105415013
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 35個の評価

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シルヴィア・ナサ−
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
>はじめに< 「ご存じのとおり夫は長いこと病気で苦しみましたが、いまは快復しました。どうして快復したのかは簡単にはわかりません。静かな人生を送るにあたっては、それはどうでもよいことです」という言葉にナッシュの人生のすべてが表れるのではないだろうか。天才が天才であるが故に苦しみ、人並みの人生を送れるようになったそんな話だと思う。 >狂気と天才< 「天才とは狂気そのものである」なんてことを誰かが言っていた気がする。医学の一部門である病跡学では、天才とはある精神疾患、そうナッシュがかかった統合失調症を患っているものたちが病故に天才たりうるとみなしてきた。実際に20世紀最高の知性の1人Gödelはパラノイアで餓死したし、19世紀最高の知性の1人Galoisは決闘で死んでいる。本当に天才であると皆が認めるものにはどこかの異常性がある。学問に魅入られた(魅入られてしまったといったほうがいいのかもしれないが)者達には、全員がそうではないとはいえ何らかの異常さ、時に不幸がその裏に付きまとうのではないか。 >天才と生活< そんな天才たちはその異常さ故にまともな生活を送るのが難しいのではないだろうかと感ずる。一歩進んで言えば、まともな生活を送るには、「協力者」が必要なのではないだろうか。Gödelは妻の作ったごはん以外食べなかったことで有名だし、日本が誇る天才岡潔も創造的な期間の生活は破綻し、奥さんにおんぶにだっこだった。本書は、ある天才がまともな生活を送れるようになるまでの物語だと感じた。幸せな生活を(再び)送れるようになる、そんな物語だと。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容は良かったのですが、
単行本ということもあり、
読みにくかった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年6月14日に日本でレビュー済み
「ナッシュはどう見ても異質な存在だった。『冷淡』、『高慢』、『無感情』、『つき合い
にくい』、『気味悪い』、『自閉的』、『偏屈』、というのがおおかたの見方だった。
同僚たちとは親しく交わるというよりは、ただ付き合っていたにすぎない。自分だけの
関心に心を奪われていて、誰もが気にする世俗の問題にはおよそ無頓着のように
見えた。……そうかと思うと、宇宙や地政学の話になると憑かれたようにしゃべり
まくったり、まるで子どもじみたいたずらにふけったり、だしぬけに怒りをぶちまけたり
する。たびたび起こすそのような感情の爆発も沈黙と同様に謎めいていて、周囲との
距離感はますます強まり、いつしか、『あいつはおれたちとは別だ』という仲間うちでの
ナッシュ評が定着していった。……本書はジョン・フォーブス・ナッシュ・ジュニアの
伝記である。それは、人生で三つの局面を体験した稀有な人間の物語だ。すなわち、
天才、狂気、再生という三つの局面の――」。

「精神医学者や伝記作家が従来から明らかにしているように、感情面で人と溶け
合わない内向的な気質が、科学的創造性を促進した例は少なくない」。
 例えば
G.ペレルマン 、例えば E.マヨラナ 、そんな世に遍く孤独な天才科学者像の
典型をあたかもテンプレートをなぞるかのごとく表現した評伝。
 とはいえ、こうした作品が往々にしてそうあるように、主人公の不可視の内面を
鮮やかに描き切ったというよりは、その存在をプリズムにして、彼を取り巻く世界を
見事に映し出したことにこそ本書の達成はあるように見える。
 例えば彼が属した黎明期のプリンストンやMITの発展の歴史、冷戦下での米軍
シンクタンクRANDの実態、あるいは同時代の臨床精神医学、そしてノーベル賞
受賞に至る舞台裏の種々の波紋……雄弁に口を開いてくれるでもないナッシュとは
およそ対照的に――それゆえ没交渉に過ごした「狂気」の季節をめぐる記述は、
半ば空白期間として相対的に淡白なものとならざるを得ない――資料も揃えば、
関係者の多くも今なお存命ということで、そちらの記述が専ら充実してしまうのも
必然なのだろう。
 そして、そんな豊富な取材を単に情報の羅列に埋没させることなく、軽やかに
読めるテキストへと仕上げた筆者の手腕にはただただ見事と唸らされるばかり。

 フィクショナルなカタルシスを求める方にとっては、あるいは消化不良との感が
もたらされることがあるかもしれない。明確なターニングポイントを持つでもなく、
気づいてみれば舞い降りていた「寛解」の時、生身の人間の生涯を辿るとき、
概してそんな分かりやすい起承転結に従うでもないのはその通りなのだろうが、
本書の裏表紙WSJの書評「読み終えるのに3枚のハンカチを必要とする」との
煽り文句からすれば、文庫では異例の900ページ越えの大著の結末としては、
いささかの肩すかし感は否めない。

 いかに孤高の天才といえども、時代の呪縛を逃れることなどできやしない。
 ジョン・ナッシュの底流を貫く時代精神の表現として優れた一冊。 
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハーバードではなく数学の町プリンストンにきたことから、すべてが
はじまった。
ウイーンのメンガー学団、ヒルベルトのゲッチンゲンに勝るとも劣ら
ない天才たちの住む町にナッシュはやってきた。

ジーグフリートの本を含め、ゲーム論関連のほかの著者の書き物には書
いてないナッシュの高校生時代から、カーネギー大学での勉学のこと、
そしてプリンストンでのナッシュの野心的で思考する生活が実にいきいき
と書かれている。

これまでのあらゆる伝記作品に勝る作品になっている。
著者のシルビアナサーの才能のなせる業である。
塩川氏の翻訳も正確で、読みやすい。

中心は、20歳の頃、のちにノーベル賞をうけた交渉理論の作成をめぐる
はなしであろう。
ナッシュはフォンノイマンという巨人の肩にのって、数学と経済学の世界を
見たのだが、ナッシュがノイマン・モルゲンシュテルンのゲーム理論の弱点
をどこに見ていたのか、それを(ノイマンの方法に添って)どのように発展さ
せたかが、じつに明快に書かれていた、
ナサーの驚くべき知的努力の痕跡をたどることができる。

ゲーム論と経済学について、いろいろなアイデアを喚起してくれる名著だと
思われる。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年11月10日に日本でレビュー済み
精神分裂病でノーベル賞をとるとは驚きだった。
ナッシュは人づきあいが悪く、一人を好んだ。学生時代も化学の授業など、紙もペンもなしで、先生の黒板を見て、問題をすぐに頭の中で解いた。天才と言われる所以が若者の時からすでにあった。
数学者だがゲーム理論でノーベル賞をとる。経済学にも通じる。
 精神病院に入れられ、インシュリン療法を無理やりさせられ、本人はこのおかげで抜群に記憶力が減退したと、嘆く。ナッシュの息子も遺伝で同じ精神武烈病にかかってしまったことと妻もうつ病を患い、一家そろって、精神的な病に陥ったが、そんな病気を抱えた妻は一家をよく支えた場面が印象的だった。
 ナッシュにノーベル賞を出すかどうか、委員会で大騒動が起こる。授賞式に精神分裂病が起こり、奇怪な行動するかもしれないではないかと。また、ナッシュは戦後まもなくランド研究所で水爆の実験にも携わり、ノーベル賞などとんでもないと。しかし、最終的に業績を評価されノーベル賞をとる。若き頃の実績を評価されて。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
丹念に描いた力作だと思う。容易に礼賛、批判などの概念に落ち込むことなしに。
ジョン・ナッシュという人間の歩んだ道と、その背景を実に膨大な資料、インタビューをもとに描いているのがうかがえる。また数学のトピックスや精神分裂病についても著者なりに咀嚼して書こうとしているように思える。この本から何を読み取るかは読み手の仕事だ。
では私が感じたことを二つほど。
息子の精神分裂病にナッシュ夫妻が悩まされるくだりで「ノーベル賞は何の役にも立ちません」という夫人の言葉が心に残る。ノーベル賞受賞、それはなんと輝かしい言葉だろう。私たちはそこに何かとても素敵な世界があるように勝手に想像する。しかしそこにいるのは日々の生活を生きている我々と変わらない(ある意味)人間たちだ。
また「天才」たちがいかにわがままで問題児であるかにも正直驚いた。彼らの行ういたずら、奇行は私などからみれば、行き過ぎと思えるものばかりで、こんな人間が近くにいればまず間違いなく
「あいつは社会的に不適格者だ」
と判を押し、それでおしまいにしてしまうだろう。しかしその人間たちが発揮した才はすばらしいもの。私の考えは狭量に過ぎるのだろうか、、など等。読み終わった後でもいろいろ考えるネタを与えてくれる本だ。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
社会問題を真摯に扱う
日本でもこのような映画が数多く作られることを願っています。
偏見や差別に負けずに戦い続ける人々に拍手喝采です。夫を支え続けた奥様の貢献は日本人が忘れた姿です。

病者といえども人間です。全ては人間扱いすることによって解決するんだと思います。
まだまだ偏見と差別に満ちた日本の社会ですが、奇跡ではなく、日常的なものになっていく努力を重ねていく勇気がいただけました。
日本もこのような映画を作って世界に誇れる内容豊かな国に向かって欲しいものです。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アマゾンのメール広告でこの本があるのを知りました。
映画もいいですが、原書もいいです。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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