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ケマル・パシャ伝 (新潮選書) 単行本 – 1984/5/1

3.8 5つ星のうち3.8 16個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (1984/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1984/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 246ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4106002655
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4106002656
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 16個の評価

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大島 直政
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上位レビュー、対象国: 日本

2017年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・サノーさん一言コメント
「世界大戦を戦い抜き、トルコを近代国家として生き残らせた革命家の道筋。明治維新との対比により、偉業の尺度を得る」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「複雑なトルコという国の成り立ちと、その要因を、一人の革命家の生涯から学びます」
【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】

・サノーさん、ウノーさん読書会

サノーさん(以下サ):この本を読むまでトルコで大革命を起こした「ケマル・アタチュルク」なる人物を全く知らなかった。
ウノーさん(以下ウ):タイトルの『ケマル・バシャ』とは「ケマル将軍」という愛称なんですね。
サ:一人の「可愛げのない子供」が軍人になり、革命を起こし、独裁者となった物語だな。
ウ:絶対的なイスラム教の教えから脱却し、政教分離と近代化を一人で推し進め、実現しちゃった人なんですね。
サ:明治維新との対比は、わかりやすくもあり、わかりにくくもあり。
ウ:確かに脈々と歴史を重ねた宗教国家という背景と、天下布武により成立した徳川幕府との違いは大きいですが「重い」「軽い」で論じるのは、ちょっと残念な気もしました。
サ:まあ、日本人用に書かれた本で、ケマル将軍の生涯のみが書かれていても、よっぽどのマニアにしか読まれないだろうから、読み手へのサービス、対称性をもった論旨を加えたかったんだろうな。
ウ:全く知らない歴史だから、それだけでも面白かったですけどね。キリスト教圏の列強侵略とイスラム教圏にある「聖法違反」のジレンマは、考えたこともありませんでした。
また、トルコが「大酒飲み」の国だとも知りませんでした。ロシアとの双璧って、よっぽどですよね。
サ:この歴史を知ると、現在のトルコが置かれた複雑な現状がよくわかる。
ウ:そうなんですよ。トルコが、様々なイスラム教国家のなかで、なぜ異質なのか、女性が尊重されているのか、なぜ親日なのか、合点がいきます。
サ:そしてなぜ揉めるのか、なぜ安定しないのかも、よく分かった。
一人の革命家がもたらした法律、社会制度、政教分離が当時から抱えていた「問題」は、宗教と人、宗教と社会という概念において、いまだに回答を得られない「問い」を含んでいるからだ。
ウ:そういう背景、思想社会のなかで、これだけの特異な人物が生まれ、支持を得たのは「突然変異」だったんですかね。
サ:坂本龍馬との比較も書かれているが、やっぱり「大きく考える」ことが出来たからじゃないか?宗派や思想がどうであろうと、同じ場所、同じ国に生まれた仲間として尊重しあおうとする姿勢が、受け入れられたのだろう。
ウ:誰に受け入れられたのです?国民ですか?
サ:いや、それを含めた集合意識にだろうな。でないと、こんな劇的な革命は起きない。
【了】
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トルコという国が、「生きるために」・「生まれ変わる為に」、天(時代)が生んだ英雄(鉄人)。

強烈な信念・鉄の意志・行動力を持ち、祖国を再生させた(ルネッサンス・宗教革命・産業革命)。

見習うべき点。

●:他者を味方につける(率先垂範・権限移譲)。

●:段取り八分(ツキがくることを確信し、十分な準備をし、確実に掴み生かし切る)。

●:出自による門閥主義でなく、能力主義(才能ある者に、相応しい権力・地位を)。

●:潔さ(時流に合わなくなったら、自ら引退する)。

●:利他の心(己を空しくし、全ては、国の為、国民の為)。

●:艱難汝を玉にす(正しいと思ったことは、いかなる邪魔・妨害にも屈せずやり抜く)。

●:将来を見据えた投資(女性の社会進出・教育制度の充実・政教分離・工業化)。

●:交渉力(引く時は引く、譲れない時は頑固に)。

酒と女性に、だらしない所は、ご愛嬌(英雄も、人の子)。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第一次世界大戦でイギリスの司令官チャーチルがトルコを降伏させるために絶対の自信をもって立てた作戦、ゲリボル半島上陸作戦。戦略上の要衝ゲリボル半島に英仏軍の大軍が押し寄せる。

トルコの中でケマルただひとりあらかじめイギリスの作戦を見抜いた。手勢を率いてゲリボル半島で待ち構える。
英仏軍に対し数も武装も圧倒的に不利な状況にもかかわらず地形を熟知しているのを利とし必死で防衛する。

ケマルは後方で指揮を執るのではなくなんと弾丸が飛び交う最前線で指揮。そのほうが状況を正確に把握でき的確で臨機応変な指揮ができるからだろう。

敵への突撃の号令をかけるときケマルはひとりまっ先に塹壕から飛び出した。敵の銃弾が彼の腕時計を砕いた。
しかしケマルは全く動じず右手を大きく上げる。「全員突撃!!」と叫んだ。トルコ兵たちはケマルの勇気に感激し、危険をものともせず敵に突撃した。

英仏は大損害。チャーチルは敗戦の責任を取って辞任。「作戦は完璧だった。しかしケマルという人物の存在を計算に入れていなかったことだけが失敗だった」と言った。

ケマルは奮戦した。しかし一司令官に過ぎず、トルコは第一次大戦で敗退。そしてセーヴル条約というトルコを滅亡させる条約にトルコ皇帝は保身のためサインする。

そのときケマルがたった一人で立ち上がる。軍隊を集め自分たちこそトルコの正式な政府だとしてセーヴル条約を破棄。なんと列強の軍隊を実力でトルコから追い出したのだ。新たに条約を結んだが、なんとそれまでの治外法権を撤廃させた。敗戦国なのに逆に不平等条約を破棄させたのだ。たった一人でトルコの独立を守った。

その後ケマルは独裁者になるが、これは皆に支持されての独裁。トルコの改革を行いそれにめどがつくと、信頼している部下に、「お前野党をつくれ」という。政権を譲ると言うのだ。自分から独裁者の地位を降りようとした。
私利私欲などなかったのだ。独裁者で自分を大きく見せようとするひとは沢山いるが、なんとなく胡散臭いものを感じる。しかしケマルに対してはなぜか自然に頭が下がる思いがする。

歴史上の人物の伝記を読むことはあるが読んでいてこれほど感動の連続が襲ってくる伝記は珍しい。なんど鳥肌が立ったことか。この偉大な人物は日本の明治維新を尊敬していたという。なんと光栄なことか!!
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
四分の一しか読まずに諦め、他のケマルの伝記を購入した。
理由は:
1.ストーリーが展開していない時、急に他の話題に飛んだ。
例え一番最初「ケマルが母親の意見に逆らって軍人になった」ということを述べたばかり、すぐ「軍人はトルコという騎馬民族のロマンティック」を何ページでも紹介した。
もしかして読者は人物の国と民族とかを全然詳しくないなら、この本を読む理由もないだろう。でも著者は本当にゼロから紹介して、読むと凄く疲れます。
2.政治な観点が大変多い
例え「ケマルは汎トルコ主義を認めない」ということを述べてから、「「神州日本」という論点は汎トルコ主義と似ている」をまた何ページで議論した。
汎トルコ主義は現実ではないマボロシであることを伝えたら十分でしょう、他のことで類推しても、読者もケマルのことをこれ以上知らず、逆に変な感じがする。

自分の水準は、人物伝記ならちゃんとその人のやったこと、その人の考えたこと、その人が残ったことを紹介するもので、この「ケマル・パシャ伝」はそうでありません。
2018年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トルコ旅行に行ってきた際にこの本を読んでいきました。歴史がわかると観光がより面白くなります。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年12月11日に日本でレビュー済み
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中学生も読める伝記です。日本ではアタチュルクの伝記そのものが少ない。それを考慮すればバランスのとれた本だと思います。ただ、発行年月日が古い。1984年です。32年前の本です。でも、アタチュルクを知る上で問題は小さいことです。現在のトルコでもアタチュルクは英雄です。星5を付けた理由はアタチュルクの時代の知識を得るうえで問題が小さいからです。それでいいと思います。トルコ人に聞いても、さして問題はありません。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年4月11日に日本でレビュー済み
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トルコ共和国建国の父の自伝。日本が海に囲まれた島国であるのと反対にトルコはヨーロッパ・アジア・イスラム圏にまたがる場所にある。常に他国との衝突にある中で現代トルコを作り上げたのがケマル・パシャである。世界史の教科書ではローマ字導入の印象しかなかったが、カリフ制度の廃止、民法の改正など時代に合わせた抜本的改革を行なった。世界史史上でも稀にみる偉人。地理、国力、時代の状況を加味して、国をここまで変えられた人物は唯一無二かもしれない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年3月21日に日本でレビュー済み
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ケマル・アタチュルクの評伝の中でも、当時一緒に戦った元兵士の声を元に、できるだけ忠実に人物と功績を記述しようとしている点で、信頼性が増しており、好感が持てる。明治維新との対比も面白い。イスラムの法に縛られていた国から世俗主義に転向させる苦労は、明治維新にはなかった。一人の英雄によって動く民族性ゆえに成し遂げられたのだと思った。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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