ドストエフスキーの常人離れした脳 そして 感性は
作品を読めば 圧倒的に 知れる
そして そのようなドストを 掘り下げていくからだろうか
江川卓氏の 洞察 分析も 圧巻である
天才が天才を呼ぶのでしょうか
レビューをみると 内容への賛否が分かれる傾向が高そうですが
翻訳者が これほどきちんと訳して下さっているというのは
何と言っても 有難いし 感動です
ドストファンには 読んで損はないと思います
お薦めです!
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謎とき『カラマーゾフの兄弟』 (新潮選書) 単行本(ソフトカバー) – 1991/6/24
江川 卓
(著)
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- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1991/6/24
- 寸法12.8 x 2 x 19.1 cm
- ISBN-104106004011
- ISBN-13978-4106004018
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対象商品: 謎とき『カラマーゾフの兄弟』 (新潮選書)
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価格 | ¥1,540¥1,540 | ¥1,980¥1,980 |
【新潮選書】江川卓 作品 | 主人公はなぜラスコーリニコフと名づけられたのか? 666の謎とは? ドストエフスキーを愉しむために、種明かしする作品の舞台裏。〈読売文学賞受賞〉 | 黒、罰、好色、父の死、セルビアの英雄、キリスト。カラマーゾフという名は多義的な象徴性を帯びている! 好評の『謎とき「罪と罰」』に続く第二弾。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1991/6/24)
- 発売日 : 1991/6/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 304ページ
- ISBN-10 : 4106004011
- ISBN-13 : 978-4106004018
- 寸法 : 12.8 x 2 x 19.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 132,753位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 126位ロシア・ソビエト文学 (本)
- - 379位ロシア・東欧文学研究
- - 29,334位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロシアに「カラ〇〇〇」という苗字の友人がいる。彼女から、カラはチュルク語で「黒」を意味する、と聞いて、調べてみると確かに、カラクルム(黒い砂礫)、カラムジン(「黒い貴族」を語源とする苗字)、カラコーゾフ(苗字「黒い目」)など、次々と出てくる。それがきっかけで、「黒」をイメージしつつ「カラマーゾフの兄弟」を読み始めたところ、原作中でスネギリョーフの妻が「チェルノマーゾフ」と言い間違えるシーンに出くわし思わず膝を打った。登場人物の迫真の心理描写に圧倒されながら原作を一気に読破した後、きっと読み落とした内容があるはずと思い手に取ったのが本書。
中世の西洋絵画鑑賞にアトリビュートの理解は欠かせないが、ドストエフスキーも作品中の人物や場面に多岐にわたるイメージを仕込んでいる。「カラマーゾフの兄弟」は、主要登場人物たちの対決・対立・対比が軸となり、ときに聖典のエピソードを辿るようにストーリー展開していく。それだけに、「ロシア語」「正教会」「帝政末期のロシア社会」に縁遠い多くの日本人にとって、著者の水先案内は大いに役立つ。主観が先走っている箇所もあるが、原作に登場する象徴、対比、符合が日本人にも概ね分かりやすく咀嚼されている点で一読の価値がある。
勿論、こうした「蘊蓄」を知らずとも原作の小説はそれ自体で楽しめる、むしろ、自由に読書を楽しみたい人にとっては、余計な固定観念を押し付けられるようで有難迷惑かもしれない。ただ本書は、読者が原作者の思惑を理解し、世に出なかった続編について想像を膨らませるのによき助けとなる。
それにしても、今でこそ語義や語源は容易に調べられるようになったが、ネットが使えなかった執筆当時、他学者の研究成果の借用もあるとはいえ、限られたリサーチからこれだけの「謎とき」を展開した著者には脱帽。
中世の西洋絵画鑑賞にアトリビュートの理解は欠かせないが、ドストエフスキーも作品中の人物や場面に多岐にわたるイメージを仕込んでいる。「カラマーゾフの兄弟」は、主要登場人物たちの対決・対立・対比が軸となり、ときに聖典のエピソードを辿るようにストーリー展開していく。それだけに、「ロシア語」「正教会」「帝政末期のロシア社会」に縁遠い多くの日本人にとって、著者の水先案内は大いに役立つ。主観が先走っている箇所もあるが、原作に登場する象徴、対比、符合が日本人にも概ね分かりやすく咀嚼されている点で一読の価値がある。
勿論、こうした「蘊蓄」を知らずとも原作の小説はそれ自体で楽しめる、むしろ、自由に読書を楽しみたい人にとっては、余計な固定観念を押し付けられるようで有難迷惑かもしれない。ただ本書は、読者が原作者の思惑を理解し、世に出なかった続編について想像を膨らませるのによき助けとなる。
それにしても、今でこそ語義や語源は容易に調べられるようになったが、ネットが使えなかった執筆当時、他学者の研究成果の借用もあるとはいえ、限られたリサーチからこれだけの「謎とき」を展開した著者には脱帽。
2023年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読書・哲学が好きな、40代のサラリーマンです。海外在住です。
数ヶ月前にカラマーゾフの兄弟を再読(2度目)し、感銘を受けました。ドストエフスキーが最も訴えたかったことは、よく理解したつもりですが、さらに細かいところまで知りたいと思い、本書を手に取りました。
さすが、ロシア文学の翻訳を手掛けた文学者の解説です。ドストエフスキーが、これほどまでにキリスト教を意識して細部(例えば数字に対するこだわり等)まで書き上げたことに驚きました。そしてそれらは、本当に熱心な信者によるものであると感じました。
カラマーゾフの兄弟を読んだ際には、どちらかというとミーチャとアリョーシャに意識が向きましたが、本書ではイワンとスメルジャコフの関係に関する記述が印象に残りました。
はじめは、イワンにとってスメルジャコフは単なる「作品」であったにも関わらず、最後には立場が逆転してしまう。これを江川先生は、イワンの「傲慢さ」が引き起こしたものであると解説していますが、これは私自身も心するべき点であります。(ただし、この逆転は、人間社会では必ず起こる現象なのかとも思います。)
そして何と言っても、一番気になるのは、結局書かれることのなかった、カラマーゾフの兄弟の続編に関してです。
これが一番の「謎」であり、通説は決まっているものの、江川先生にも本書で細かく触れてほしかった箇所であります。
本書に載っているカラマーゾフの兄弟の本文の一部は、どれも考えさせられるものばかりです。
また今度、カラマーゾフの兄弟を再読してみたいです。
数ヶ月前にカラマーゾフの兄弟を再読(2度目)し、感銘を受けました。ドストエフスキーが最も訴えたかったことは、よく理解したつもりですが、さらに細かいところまで知りたいと思い、本書を手に取りました。
さすが、ロシア文学の翻訳を手掛けた文学者の解説です。ドストエフスキーが、これほどまでにキリスト教を意識して細部(例えば数字に対するこだわり等)まで書き上げたことに驚きました。そしてそれらは、本当に熱心な信者によるものであると感じました。
カラマーゾフの兄弟を読んだ際には、どちらかというとミーチャとアリョーシャに意識が向きましたが、本書ではイワンとスメルジャコフの関係に関する記述が印象に残りました。
はじめは、イワンにとってスメルジャコフは単なる「作品」であったにも関わらず、最後には立場が逆転してしまう。これを江川先生は、イワンの「傲慢さ」が引き起こしたものであると解説していますが、これは私自身も心するべき点であります。(ただし、この逆転は、人間社会では必ず起こる現象なのかとも思います。)
そして何と言っても、一番気になるのは、結局書かれることのなかった、カラマーゾフの兄弟の続編に関してです。
これが一番の「謎」であり、通説は決まっているものの、江川先生にも本書で細かく触れてほしかった箇所であります。
本書に載っているカラマーゾフの兄弟の本文の一部は、どれも考えさせられるものばかりです。
また今度、カラマーゾフの兄弟を再読してみたいです。
2021年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カラマーゾフの兄弟を読むときの資料として購入
さりげなく読み進んだ個所が後そう言う意味合いがあったのかと、驚きの連続です。
さりげなく読み進んだ個所が後そう言う意味合いがあったのかと、驚きの連続です。
2020年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
未完の大作であり、難しい小説ですが、細部に渡り説明がしてあってとてもわかりやすかったです。
ロシア語の原文表記の意味も説明されており、小説を読み解くのに役立ちました。
ロシア語の原文表記の意味も説明されており、小説を読み解くのに役立ちました。
2014年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
謎解きとあるだけあって、ドストエフスキーの作品に隠された色々な意図を教えてくれる。
これは翻訳の過程でしか理解できないことでもあるだけに、訳でしか読めない私には意味深いものだった。
カラマーゾフという名に込められた意図、作品に潜んでいるキリスト教的な意義、ロシア的気質などが紹介されており、一読しただけではわからない作品の旨味、奥深さが理解できる。
ぜひ、一度読んでみてください。きっとカラマーゾフの兄弟が更に面白くなるはずです。
これは翻訳の過程でしか理解できないことでもあるだけに、訳でしか読めない私には意味深いものだった。
カラマーゾフという名に込められた意図、作品に潜んでいるキリスト教的な意義、ロシア的気質などが紹介されており、一読しただけではわからない作品の旨味、奥深さが理解できる。
ぜひ、一度読んでみてください。きっとカラマーゾフの兄弟が更に面白くなるはずです。
2022年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・如何なる意味合いかは知らぬが、「カラマーゾフの兄弟」を読んだか否かで、人を振り分ける見方があるそうだ。その位のインパクトを持つ大小説、なのであろうが、70代半ば過ぎの今日まで、恥ずかしながら未読。そこでお褒めのレビューも多いので、『案内本』として、本書を求めた。
先ず感じたのは、翻訳者には、言葉に関してだけでなく、如何に幅広く奥深い知識が求められるか、そして言葉の内には、宗教・風土・歴史など凡そのものが詰まっている、ことでした。
「カラマーゾフの兄弟」を読むには、そうしたことの知識が必要であり、本書によって登場人物の信条や性格、筋立ての概略などは知り得たものの、それらの内や裏に置かれている、例えば神などに届かなかった、その意味で『案内本』としては、半ばに止まった。また著者の関心が何処にあるか、多少なりとも分かっても、役立てるには覚束なく、表題の「謎とき」も、何が「謎」で、どう「とかれた」のか、それさえも解らぬで、終わってしまった。
詰まるところ本書を読んで、「カラマーゾフの兄弟」が、より近くなったかと自問すれど、不安のまゝ、期待は甘かったようだ。
先ず感じたのは、翻訳者には、言葉に関してだけでなく、如何に幅広く奥深い知識が求められるか、そして言葉の内には、宗教・風土・歴史など凡そのものが詰まっている、ことでした。
「カラマーゾフの兄弟」を読むには、そうしたことの知識が必要であり、本書によって登場人物の信条や性格、筋立ての概略などは知り得たものの、それらの内や裏に置かれている、例えば神などに届かなかった、その意味で『案内本』としては、半ばに止まった。また著者の関心が何処にあるか、多少なりとも分かっても、役立てるには覚束なく、表題の「謎とき」も、何が「謎」で、どう「とかれた」のか、それさえも解らぬで、終わってしまった。
詰まるところ本書を読んで、「カラマーゾフの兄弟」が、より近くなったかと自問すれど、不安のまゝ、期待は甘かったようだ。
2015年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
光文社の新訳にも、読書を助ける補足説明が豊富にあり、第五巻の大部分が解説に割かれていますが、
実際そのようなものがなくても(つまり、新潮文庫や岩波を読んだことのある人でも)、
これを読めば、なんとなく腑に落ちなかった部分を満足させてくれる説得力があります。
で、やっぱり、これを読むと、もう一度どうしてもカラマーゾフを読みたくなります。
20年前に新潮文庫を読んでいた、あるいは30年前に岩波文庫を読んでいた、でもずっと読んでいない。
という方がもしいたら、もう一度読む前にこの本を読んでみてください。
何十年前に読んだ本でも、覚えている部分は多いはずですし、思い出しながら謎解きできます。
で、おそらくそういう方は、今読書する時間的余裕もあまりないかもしれませんので、
まずこの謎解きから入り、記憶を呼び起こしてから、再び数十年前の文庫に手を出してみる、
というのが、経験上、おすすめであります。
ロシア語やキリスト教の知識があればなおよいですが、なくても全然読めます。
むしろ、もう一度、カラマーゾフの兄弟を読みたいと思うに違いありません。
実際そのようなものがなくても(つまり、新潮文庫や岩波を読んだことのある人でも)、
これを読めば、なんとなく腑に落ちなかった部分を満足させてくれる説得力があります。
で、やっぱり、これを読むと、もう一度どうしてもカラマーゾフを読みたくなります。
20年前に新潮文庫を読んでいた、あるいは30年前に岩波文庫を読んでいた、でもずっと読んでいない。
という方がもしいたら、もう一度読む前にこの本を読んでみてください。
何十年前に読んだ本でも、覚えている部分は多いはずですし、思い出しながら謎解きできます。
で、おそらくそういう方は、今読書する時間的余裕もあまりないかもしれませんので、
まずこの謎解きから入り、記憶を呼び起こしてから、再び数十年前の文庫に手を出してみる、
というのが、経験上、おすすめであります。
ロシア語やキリスト教の知識があればなおよいですが、なくても全然読めます。
むしろ、もう一度、カラマーゾフの兄弟を読みたいと思うに違いありません。