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異能の画家伊藤若冲 (とんぼの本) 単行本 – 2008/1/1
狩野 博幸
(著)
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購入オプションとあわせ買い
商才はなくとも画才はあった! 青物商から絵の道へ転じて大ブレイク、江戸中期の京都を舞台に奇奇妙妙の絵筆をふるった画家の人生と作品を徹底紹介!
- 本の長さ127ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2008/1/1
- ISBN-104106021668
- ISBN-13978-4106021664
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商品の説明
著者について
狩野博幸 かの・ひろゆき 1947年福岡生まれ。日本近世美術史先行。京都国立博物館を経て、同志社大学文化情報学部教授。専門は桃山絵画と江戸絵画。
森村泰昌 もりむら・やすまさ 1951年大阪生まれ。京都市立芸術大学卒。1985年の《肖像(ファン・ゴッホ)》を皮切りに写真によるセルフポートレイト作品を次々に発表。美術史シリーズ、女優シリーズで知られるアーティスト。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2008/1/1)
- 発売日 : 2008/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 127ページ
- ISBN-10 : 4106021668
- ISBN-13 : 978-4106021664
- Amazon 売れ筋ランキング: - 140,327位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2017年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
捲るたびに、喜びがあふれてきます。購入して良かった!!!と、心から思います。
2015年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期待通りの内容です。若冲さんの作品を見に行きたくなりました。
2017年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若冲好きの友人にプレゼントしました。とても喜んでくれました。
2013年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の人が良いと言っている理由が知りたくてかったものですが、買って観て良かった1冊です。
2008年5月11日に日本でレビュー済み
森村泰昌さんの見立てがおもしろい。
小っさいスケールで描く片隅の世界にこそ、
無限の宇宙を見出すのが若冲さんなんです。
自分が気に入った作品は、ユーモラスな「虎図」、
「白象群獣図」、「雨龍図」、「百犬図」、あでやか
な「老松白鳳図」
伊藤若冲は日本が誇れるアニマル・アーティストだと思う。
小っさいスケールで描く片隅の世界にこそ、
無限の宇宙を見出すのが若冲さんなんです。
自分が気に入った作品は、ユーモラスな「虎図」、
「白象群獣図」、「雨龍図」、「百犬図」、あでやか
な「老松白鳳図」
伊藤若冲は日本が誇れるアニマル・アーティストだと思う。
2022年5月22日に日本でレビュー済み
学はなく、さりとて俗事に興じるうちに切っ掛けを得て才能を開花させたわけでもない(生涯独身、嗜好品もなし)若冲のことが質問形式でよく分かります。食用の雀を買って放し飼いにするなど、作品に関する逸話がより知りたくなります。
若冲が最初に学んだ狩野派に喧嘩を売るに等しい花弁や鱗の表現技法の箇所も面白く読めました。
画家歴の浅い若冲が大作を任された当時の京都にも関心が持てるようになっています。
若冲が最初に学んだ狩野派に喧嘩を売るに等しい花弁や鱗の表現技法の箇所も面白く読めました。
画家歴の浅い若冲が大作を任された当時の京都にも関心が持てるようになっています。
2008年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小さな本なので絵を仔細に観察するには向きませんが、
若冲の作品についての総合的な知識を得られるし、
若冲の人となりも伺えるし、テクニックについてもわかりやすく
解説してあって、とてもいい本です。
他の本では見ないマイナーめな作品が数多く収録されているのも魅力。
若冲ギビナーにも若冲マニアにもフェアに面白い1冊です。
若冲の作品についての総合的な知識を得られるし、
若冲の人となりも伺えるし、テクニックについてもわかりやすく
解説してあって、とてもいい本です。
他の本では見ないマイナーめな作品が数多く収録されているのも魅力。
若冲ギビナーにも若冲マニアにもフェアに面白い1冊です。
2009年2月7日に日本でレビュー済み
伊藤若冲の絵画が近年さらに注目を浴びています。従来の日本絵画史の観点から見れば異能ともいえる画風が現代にマッチしたのでしょう。本書はそんな京の絵師・若冲の画業を余す所なく紹介したものです。狩野博幸同志社大学文化情報学部教授の質疑応答形式で、若冲の画業の全てが語られていきます。奇想の画家としてもてはやされる若冲の素晴らしさの一端に触れてもらうのに最適な1冊と言えましょう。
22ページから「これぞ旦那芸の極致 畢生の大作《動植綵絵》」と題して、相国寺に寄進した30幅の「動植綵絵」の全てが掲載してあります。この極彩色の細画には本当に脅かされます。華麗な色彩を駆使しており、写実的でありながら非現実的なモティーフがまた異能の画家の本領発揮と言えるでしょう。
若冲の画風は一見して明画のようです。狩野派の画法を捨てて、濃彩の花鳥画を題材にした宋元画の模写に励んだと言われていますので、戦前の日本画壇や美術史家から冷遇されてきたのは理解できますが、これだけの特異な画風はほとんど類をみません。
後半では、写真によるセルフポートレイト作品で有名な森村泰昌氏が若冲を語っています。小さなスケールで描く片隅の世界に無限の宇宙を見出している、と評価していました。
その他枡目描きとして有名な「樹花鳥獣図屏風」や、同じくジョー・プライスコレクションとして有名な「鳥獣花木図屏風」が、48ページから解説入りで掲載してあります。「糸瓜群虫図」、「鹿苑寺大書院障壁画」、独自の質感表現の「石灯籠図屏風」、73年も行方不明だった「菜虫譜」など、飽かず眺める作品群の素晴らしさにただただ感嘆の声しか出ませんでした。
22ページから「これぞ旦那芸の極致 畢生の大作《動植綵絵》」と題して、相国寺に寄進した30幅の「動植綵絵」の全てが掲載してあります。この極彩色の細画には本当に脅かされます。華麗な色彩を駆使しており、写実的でありながら非現実的なモティーフがまた異能の画家の本領発揮と言えるでしょう。
若冲の画風は一見して明画のようです。狩野派の画法を捨てて、濃彩の花鳥画を題材にした宋元画の模写に励んだと言われていますので、戦前の日本画壇や美術史家から冷遇されてきたのは理解できますが、これだけの特異な画風はほとんど類をみません。
後半では、写真によるセルフポートレイト作品で有名な森村泰昌氏が若冲を語っています。小さなスケールで描く片隅の世界に無限の宇宙を見出している、と評価していました。
その他枡目描きとして有名な「樹花鳥獣図屏風」や、同じくジョー・プライスコレクションとして有名な「鳥獣花木図屏風」が、48ページから解説入りで掲載してあります。「糸瓜群虫図」、「鹿苑寺大書院障壁画」、独自の質感表現の「石灯籠図屏風」、73年も行方不明だった「菜虫譜」など、飽かず眺める作品群の素晴らしさにただただ感嘆の声しか出ませんでした。