他の方のレビューにも盛り上がりに欠けるとありましたが、私も同感でした。
全編を通して話を引っ張っていく魅力的な主人公が居ないのが大きいのではと思いました。
出てくる人物、刑事も冒険家?も研究者も長編を引っ張っていく主役としては中途半端な描写に思えたし、
せっかく謎めいた女性キャラも出てくるのに生かせていないし。
悪魔の正体も私は早々に解ってしまいました。
でも種明かしがすごく退屈に感じてしまったのは、それだけではないはず。
中心人物らしき学者さんキャラがいるんですか、どれだけ叔父(伯父?覚えてない)さん大好きっ子なの(笑)って感じでオッサン同士のやり取りが延々あったりするのもつまらなかった。
自分だったら、この登場人物を主人公にして、この人物はこう動かして、最後のネタバラシはこうもってきて…とか、いろいろ考えてしまいました。
こうしたらもっと面白くなるのに〜みたいな(笑)妄想して補いたくなるような部分がいっぱいあるんですよ。
着想はいいのに、色々ともったいないなと感じた作品でした。
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紫の悪魔 (新潮ミステリー倶楽部) 単行本 – 1999/1/1
響堂 新
(著)
- 本の長さ315ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1999/1/1
- ISBN-104106027585
- ISBN-13978-4106027581
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
恐るべき奇病が突如日本に現れた。戦慄の病魔の正体は何か? ボルネオ奥地の伝説と世界の先端医学が交錯した時、次々起こる変死の裏側にとてつもない巨悪が蠢いていた。第3回新潮ミステリー倶楽部賞・島田荘司特別賞受賞作。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1999/1/1)
- 発売日 : 1999/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 315ページ
- ISBN-10 : 4106027585
- ISBN-13 : 978-4106027581
- Amazon 売れ筋ランキング: - 431,994位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 120,798位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年5月7日に日本でレビュー済み
最初の洞窟での事件からボルネオ、日本での謎の死へと繋がる長編。
物語の筋は良いが盛り上がりに欠け、やや冗長な印象。
けして悪いわけではないが、やや淡々としている。
中盤〜後半のボルネオパートは探検記的で感じの構成で面白かった。
時間が有れば読んでみるのも良いかも。
物語の筋は良いが盛り上がりに欠け、やや冗長な印象。
けして悪いわけではないが、やや淡々としている。
中盤〜後半のボルネオパートは探検記的で感じの構成で面白かった。
時間が有れば読んでみるのも良いかも。
2003年6月15日に日本でレビュー済み
二度目に訪れた者は死ぬ、と語り継がれたボルネオの聖地。冒険のためにそこへ足を踏み入れた日本人大学生3人の一人は急死、一人は崖下へ転落し、ただ一人の生還者も数年後、CJDのごとき奇病で死亡する。一方、静岡某所では、肉をえぐられた女性の変死体が発見され…。
医者である著者によるサスペンス。医学的な事などの説明部分が多く、ちょっと読んでいるとお勉強みたいな気持ちになる雰囲気の作品である。端正で論理的な長編なのだが、きれいにまとまりすぎて迫力に乏しいきらいがあるかもしれない。
医者である著者によるサスペンス。医学的な事などの説明部分が多く、ちょっと読んでいるとお勉強みたいな気持ちになる雰囲気の作品である。端正で論理的な長編なのだが、きれいにまとまりすぎて迫力に乏しいきらいがあるかもしれない。