『メキシコの「非覇権主義」−サパティスタ民族解放軍と情報戦争−』の章に興味があり、購入しました。
この章に関する限り、僅か10ページ程度の記述ですが、非常にうまくまとめられていると思います。 運動の全体がきちんと網羅されています。 サパティスタ (Zapatista EZLN) について予備知識の方にとって最良の入門書となるでしょう。
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「アメリカ抜き」で世界を考える (新潮選書) 単行本 – 2005/1/24
堀 武昭
(著)
反米を叫ぶだけの時代は終わった——。「非米」=「もうひとつの世界」の可能性を模索する世界の新潮流。
国際社会でますます孤立するアメリカをよそに、「多文化主義」「非覇権」を是とした「もうひとつの世界」の模索が胎動しつつある。チェコやヨルダンを中心としたネットワークから、メキシコのサパティスタやフランスのジョゼ・ボベに代表されるグローバリゼーションへの抵抗まで、世界の新潮流を追い、米国中心の「覇権主義というイデオロギー」を批判的に検証する。日本では決して報じられない「非米」レポート。
国際社会でますます孤立するアメリカをよそに、「多文化主義」「非覇権」を是とした「もうひとつの世界」の模索が胎動しつつある。チェコやヨルダンを中心としたネットワークから、メキシコのサパティスタやフランスのジョゼ・ボベに代表されるグローバリゼーションへの抵抗まで、世界の新潮流を追い、米国中心の「覇権主義というイデオロギー」を批判的に検証する。日本では決して報じられない「非米」レポート。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/1/24
- ISBN-10410603560X
- ISBN-13978-4106035609
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商品の説明
出版社からのコメント
国際ペンクラブの理事として、あるいは国際会議のオーガナイザーとして、世界を飛び回る著者渾身のレポート。9.11、イラク戦争を経て、なおも混乱が続く世界情勢だが、「非米」=「もうひとつの世界」を目指して胎動する新潮流に肉薄。さまざまな「現場」から届く迫力あるレポート、アメリカの覇権主義の批判的検証など、日本にはなかなか届くことのない、世界の新たな動きをフォローできる。
著者について
堀武昭(ほり・たけあき)
1940年横浜市生まれ。慶応大学法学部卒業。専攻は経済人類学、国際関係論。66年日本貿易振興会に入会、主にオーストラリアや南太平洋諸国で活躍する。97年には、チェコのハヴェル元大統領が主催する「フォーラム2000」財団理事、2002年には、日本人初の国際ペンクラブ理事に就任。著書に『反面教師アメリカ』『東欧の解体 中欧の再生』(新潮選書)、『世界マグロ摩擦!』(新潮文庫)、『南太平洋の日々』(NHKブックス)など。
1940年横浜市生まれ。慶応大学法学部卒業。専攻は経済人類学、国際関係論。66年日本貿易振興会に入会、主にオーストラリアや南太平洋諸国で活躍する。97年には、チェコのハヴェル元大統領が主催する「フォーラム2000」財団理事、2002年には、日本人初の国際ペンクラブ理事に就任。著書に『反面教師アメリカ』『東欧の解体 中欧の再生』(新潮選書)、『世界マグロ摩擦!』(新潮文庫)、『南太平洋の日々』(NHKブックス)など。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/1/24)
- 発売日 : 2005/1/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 410603560X
- ISBN-13 : 978-4106035609
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,593,772位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
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2012年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2006年5月12日に日本でレビュー済み
ハワイも今では50州の一員だが,王政から併合に至るストラテジーは,イラクに対する覇権主義と何らかわるところがない.見ていて見苦しい9・11以降のアメリカの為政者と国民の動きも,それ以前と実は何ら変っていないのである.自国の倫理の一貫した押し付けに,いつまで引っ掻き回されねばならないのか.
その一つの道は,チェコのハヴェルであり,ヨルダンのハッサン王子であり,南アフリカのデ・クラークという非覇権主義のリーダー達の動きであろう.
この本は,JETROに長年勤務され,その後はペンクラブなどで活躍されておられる国際関係評論家である著者による,世界の非米に関する動きの本.この本には押し付けがましいところがほとんどない.ご自身で世界各地の非覇権主義の運動の現場に足を運んで,その空気を地に脚のついた文章にしておられる.この著者の動きに今後も注目していきたい.
「国家の指導者の能力が国民大衆の平均値を決して超えることのない」国,それが戦後の日本であるというくだりには,納得させられた.
その一つの道は,チェコのハヴェルであり,ヨルダンのハッサン王子であり,南アフリカのデ・クラークという非覇権主義のリーダー達の動きであろう.
この本は,JETROに長年勤務され,その後はペンクラブなどで活躍されておられる国際関係評論家である著者による,世界の非米に関する動きの本.この本には押し付けがましいところがほとんどない.ご自身で世界各地の非覇権主義の運動の現場に足を運んで,その空気を地に脚のついた文章にしておられる.この著者の動きに今後も注目していきたい.
「国家の指導者の能力が国民大衆の平均値を決して超えることのない」国,それが戦後の日本であるというくだりには,納得させられた.
2006年4月25日に日本でレビュー済み
反ブッシュ、反グローバライゼーションはわかります。非覇権主義。
非覇権主義の論客として、ヨルダン・ハッサン王子、南アフリカのデ・クラーク元大統領、チェコのハヴェル前大統領などが本書では取り上げられていますが、物足りないのは中国への言及がほとんどないこと。
覇権国家を激しく志向する中国を論ぜずに「アメリカ抜きの世界」は考えづらいのですが・・・。
非覇権主義の論客として、ヨルダン・ハッサン王子、南アフリカのデ・クラーク元大統領、チェコのハヴェル前大統領などが本書では取り上げられていますが、物足りないのは中国への言及がほとんどないこと。
覇権国家を激しく志向する中国を論ぜずに「アメリカ抜きの世界」は考えづらいのですが・・・。