「フランダースの犬」「家なき子」「十五少年漂流記」など
全部で15の物語について謎を読み解いています。
物語が書かれた時代の状況を考えていくことで、
物語の背後にある思想について解き明かしていきます。
「ドリトル先生漂流記」無意識の侵略思想
「最後の授業」帝国主義の尖兵としての国語教育
といった調子です。
少年少女向けに書かれたものとはいえ、その真意は、
民主主義への批判であったり、帝国主義への礼賛である
ということに気づかせてくれました。
あとがきの
「ハリーポッターはなぜ受けるか」
も腑に落ちる説明でした。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
謎解き少年少女世界の名作 (新潮新書 22) 新書 – 2003/6/1
長山 靖生
(著)
ダブルポイント 詳細
- 本の長さ204ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2003/6/1
- ISBN-104106100223
- ISBN-13978-4106100222
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2003/6/1)
- 発売日 : 2003/6/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 204ページ
- ISBN-10 : 4106100223
- ISBN-13 : 978-4106100222
- Amazon 売れ筋ランキング: - 997,478位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
5グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年6月1日に日本でレビュー済み
著者は歯科医のかたわら、文学や歴史についての入門書を執筆している人物。
本書は、児童文学の名作を取り上げ、社会史/世界史の視点から読み解いたもの。
扱われるのは『フランダースの犬』『ドリトル先生』『クオーレ』『宝島』『十五少年漂流記』など15作品。19世紀〜20世紀前半に欧米で書かれたものがほとんど。
ストーリーをそのまま読むのではなく、執筆当時の時代背景、社会構造などから分析している点がおもしろい。たとえば『宝島』を資本家と労働者の対立と富の分配をめぐる物語だと解釈したり、『ドリトル先生』を(動物とは話ができるのに)人間同士のコミュニケーション不全だと指摘したり。
西洋史や文学史の先端のところを上手く消化し、分かりやすいように書き改めてくれている。児童文学の再読のための格好の入門書である。
文章にユーモアがあるのもいい。
本書は、児童文学の名作を取り上げ、社会史/世界史の視点から読み解いたもの。
扱われるのは『フランダースの犬』『ドリトル先生』『クオーレ』『宝島』『十五少年漂流記』など15作品。19世紀〜20世紀前半に欧米で書かれたものがほとんど。
ストーリーをそのまま読むのではなく、執筆当時の時代背景、社会構造などから分析している点がおもしろい。たとえば『宝島』を資本家と労働者の対立と富の分配をめぐる物語だと解釈したり、『ドリトル先生』を(動物とは話ができるのに)人間同士のコミュニケーション不全だと指摘したり。
西洋史や文学史の先端のところを上手く消化し、分かりやすいように書き改めてくれている。児童文学の再読のための格好の入門書である。
文章にユーモアがあるのもいい。