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テレビの嘘を見破る (新潮新書 88) 新書 – 2004/10/20

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商品の説明

出版社からのコメント

 最近、こんな生命保険会社のCMをご覧になったことはないでしょうか? 水辺で遊ぶ親子の象。突然、足元の土が崩れて、子象が水中へ転落。が、母象が長い鼻で子象を救出。何事もなかったように、二頭は去っていく──。
 感動しきりのハプニング映像ですが、実はこのCM、事実の映像は水に転落する子象のシーンのみ。その他は、別の象による演技だったのです。
 こういった例は、なにもCMに限った話ではありません。本書では大手番組制作会社テレビユニオン副会長である著者が、身近なテレビ番組の中にひそむ数多くの作り手の「ウソ」を暴いていきます。メディアリテラシーを学ぶためにも格好の一冊。
 さて、皆さんはどこまでなら許せますか?

抜粋

作り手の工夫はどこまで許せる?

 ある秘境もののテレビ・ドキュメンタリーの記者発表で、ディレクターが胸を張って言いました。
「うそをついていないのが誇りです」
 それを聞いて違和感を感じたある記者がコラムに書きました。

 〈苦難の日々を思い起こしての発言と推測するが、視聴者の立場で聞 けばずれている。ドキュメンタリーで、ありのままの映像を放送する のは当たり前のことではないか。テレビ現場の非常識が透けて見えて しまったことを残念に思う〉
            (朝日新聞,02・11・29 「サブch.」)

 たいていの読者(視聴者)は、この記者の言葉に共感を覚えるのではないでしょうか。ドキュメンタリーやニュースや情報番組など、事実を伝えようとするテレビ番組でありのままの映像を放送するのは、当然のことではないか、と。
 この記者は、新聞社でも数十年前には、たとえば大雪の写真で雪がしっかり写っていない場合、ペンで書き加えたりしていた例をあげて、そうしたやらせ写真が新聞社の常識とされていたことを認めたうえで、こうつづけています。

 〈極端な例ではあるが、「作っても許される」という感覚があったの だろう。
  今はこんなことをする記者はいない。でもテレビ界では「良い映像 のためなら多少作っても」という感覚が残ってはいないだろうか〉

 ディレクターの「うそをついていない」という発言は、日頃の秘境もののドキュメンタリー番組が、展開を盛りあげるために、撮影した映像を劇的に再構成し、物語化しているという風潮を意識してのものでしょう。
 その意味で、たしかに「テレビ現場の非常識が透けて見えてしまっ」ています。
 では、うそをついていないディレクターの番組は、記者のいうありのままの映像になっているでしょうか。
 答えはノーです。
 ドキュメンタリー番組やニュース情報番組など、事実を伝える番組といえども、映像というものには、その撮影の段階で、あるいは編集の段階で、さまざまな「工夫」が施されています。それは作り手側からいわせれば、諸事情からの「やむをえない工夫」であったり、「見せるための工夫」であったりします。
 しかしそれは、視聴者側から見れば「作為」です。
 こうした「作為=工夫」によって作られた映像は、テレビでは、実は、日常的なものなのです。視聴者の皆さんは、一日に何十回となくそうした映像を見ているはずです。
 つまり多少なら作っても許されるという感覚は、テレビ界の常識になっているのです。
 テレビ界の常識と視聴者の常識はたしかにずれています。
 いったいどのような作為=工夫がなされているのか、思いつくままに、紹介してみようと思います。
 視聴者の皆さんの中には、すでにそうした作為=工夫を見破っている人もおられるでしょう。見破ったうえで許している場合もあるでしょうし、許せないと怒っている人もいるでしょう。
 あるいは、はじめて知って、許せないと怒りだす人がいるかもしれません。
 いずれにせよ、次に紹介する作為=工夫の諸例を、視聴者の皆さんは見破っていますか(見破れますか)、そして許せますか。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2004/10/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/10/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 222ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4106100886
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4106100888
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 25個の評価

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今野 勉
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