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世間のウソ (新潮新書 99) 新書 – 2005/1/1
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渡る世間はウソばかり!
ありもしない「民事不介入の原則」をタテに怠慢を極めてきた警察。「鳥インフルエンザで大量の死者が出る」と世間を恫喝しまくる困った専門家。「億万長者へのチャンス!」といいながら、一等の当選確率はわずか一〇〇〇万分の一にしか過ぎぬ年末ジャンボ宝くじ──。
マスコミ、裁判官、ギャンブル、ニュース報道、そして超大国アメリカまで。世間を騙し、世論を誤らせるウソの数々。すべてのイカサマ、お見通し!
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/1/1
- ISBN-104106100991
- ISBN-13978-4106100994
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
著者は、殺人者が心神喪失を理由に減刑され社会復帰を果たしている実態に鋭く斬り込んだ著作『そして殺人者は野に放たれる』で一躍注目を浴びたジャーナリストである。著者の目に映る日本という国は、「ウソ」という名の猛獣が群れを成して疾走する荒地だ。射幸心をくすぐる宣伝に億万長者を夢見て年末ジャンボ宝くじに走る市民は、飢えた猛獣の生き餌だと言う。
タブーを恐れぬ視点で、自殺者急増、鳥インフルエンザ、児童虐待、国際政治報道などの裏に潜む“ホント”をえぐり出す。有名エコノミストが女子高生のスカートの中を手鏡で覗いた疑いで逮捕された事件では、罪の重さと本人が失った地位や仕事を比較すれば、明らかに「報道による集団リンチ」だと独自の見解を示す。
(日経ビジネス 2005/08/08 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
著者について
1958(昭和33)年長野県生まれ。作家、ジャーナリスト。『そして殺人者は野に放たれる』で第三回新潮ドキュメント賞を受賞。他に『現代日本の問題集』『エースを出せ!』など著書多数。公式サイト「ガッキィファイター」
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/1/1)
- 発売日 : 2005/1/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 206ページ
- ISBN-10 : 4106100991
- ISBN-13 : 978-4106100994
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,002,428位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,160位ジャーナリズム (本)
- - 1,604位新潮新書
- - 41,750位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
作家・ジャーナリスト。1958年長野県生まれ。大学卒業後、書店員、トラック配送員、TVレポーター、編集者など数々の職を経て、87年から執筆活動に入る。世界取材85カ国。『そして殺人者は野に放たれる』で新潮ドキュメント賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『楽しく稼ぐ本』(ISBN-10:4479303006)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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あやしいなあと思っている「常識」について、
きちんと考えて、「それはウソだ」と断言してくれています。
やっぱりそうだったのかという読後の爽快感が得られます。
読後感に付け加えれば、
マスコミによる針小棒大化によるウソ、
戦後市民民主主義のソフト・ファシズムによるウソ
が見えてきたように思われます。
第1話(宝くじのウソ)では“宝くじの1等はまず当たらない”という誰でも知っているような事実が堂々と述べられる。確率を具体的に計算する(1000万分の1)のは結構。だが同時に,1999年を境に当選確率が4分の1に下がっているのを「見逃してはならない」(p.15)と書くのはダメである。もちろん40%が10%に下がるなら見逃すわけにはいかないだろう。しかし0.00004%でも0.00001%でも「当たらない」ことに変わりはないのである。数字を読むセンスが欠けている。
もっとおかしいのは,宝くじ購入の(非)合理性を,当選確率のみで論じているところだ(p.19)。ここはふつう「期待値」で判断する。学校で習うだろう。
第3話(安全性のウソ)では,2004年頃に起こった鳥インフルエンザ騒動を集団ヒステリーと述べている。だが,結論はともかく,そこで述べられている根拠はムチャクチャだ。要するに,
1. 人にとっては,鳥インフルエンザよりもヒトインフルエンザの方が脅威だ
2. ヒトインフルエンザの死者は1918年以降,減少傾向にある
3. だから,鳥インフルエンザを恐れる必要はない
と言っているわけだが(pp.35-53),この論理がおかしいのは一見して明らかだ(どこがおかしいのか分からない人は,上記の「ヒトインフルエンザ」を「交通事故」などに置き換えてみてください)。著者は鳥インフルエンザでの死者数(1997〜2004年)を示して前提1. の根拠としている(p.39)。しかし,ほんの20ページ前で馬鹿の一つ覚えよろしく「確率!」「確率!」と言っていたのを忘れたのか。どう見積もっても,鳥インフルエンザでの死亡率は,ヒトインフルエンザでのそれとは比べものにならないぐらいに高いのである。
ちなみに,安全性に関する実践的研究に興味がある人には,『 失敗学実践講義 』がおすすめ。専門的な内容を含むが,日常生活にも十分役に立ちます。
第8話(児童虐待のウソ)の「『民事不介入の原則』はない」(pp.115-)も大間違い。大きめの書店で,塩野宏『行政法II』 第5版 や,『法律学小辞典』 第4版補訂版 で「民事不介入」の項目を見るとよい(余談だが,『法律学小辞典』は手許にあると便利)。いずれも本書の刊行後に出版されたものだ。「市民的法治国原理のコロラリーとして」(前出塩野p.57)この原則は存在するのである。警察行政における具体的な内容や運用の経緯・実態については,たとえば那須修『 実務のための警察行政法 』10ページ以下がわかりやすい。
では著者はどこをどう間違えたのか? 簡単にいえば,ある規範の存否に関する問題(民事不介入の原則は存在するか)と,その規範の射程に関する問題(DVや児童虐待は介入できない「民事」か)とを混同しているのである。その証拠に著者はこう述べる:
「刑法でいう暴行,傷害,致死罪は,家庭のなかでは許される,などとはどこにも書かれていません。許されると明記されているのは窃盗だけです」(p.118)
前半は正しいが,後半は以下の2点で間違っている。第1に,窃盗も純然たる「刑事」事件であるから,そもそも「民事」不介入の射程外である。ここで著者が念頭に置くのは刑法244条1項「配偶者,直系血族又は同居の親族との間で第235条の罪〔=窃盗罪〕...を犯した者は,その刑を免除する」。ここでの「刑の免除」とは,犯罪が成立しないと言っているのではなく,刑を科さないと言っているにすぎない。これは有罪判決の一種である(刑訴法334条)。有罪判決を出すためには検察官の起訴が必要だ。起訴するためには警察の捜査が必要である。少なくとも制度上は,ちっとも「許されて」などいないのである。
第2に,同趣旨の規定は窃盗に関する244条だけではない。251条,255条,257条を見落としている(105条は任意的免除)。
他の項目も似たり寄ったりだ。おマセな小学生の作文みたいな,誰も異論を挟まない(が具体的な解決策を提示できない,切れ味の鈍い)主張(第2話など)や,そもそも何が言いたいのか分からない主張(第11話など),言いたいことは分かるが説得力に欠ける主張(第7話など),そしてド下手くそな日本語(全仏,もとい全部)。
間違っても,本書の内容を得意げに他人に喋ったりしてはダメですよ。馬鹿だと思われます。
隠された意味に深い関心があるのだろう。本書の各テーマ
はその1点で繋がっているわけだが、取り上げたテーマが
広範に亘っているため皮相的な印象を受ける。著者の砕け
過ぎた文体もそれを助長している。
テーマの中には中国の人身売買や性善説など掘り下げると
面白そうなものもあっただけにもったいない印象を受けた。
鳥インフルエンザに関する大騒ぎぶりなど、違う側面から観てみると
全然違う景色になるのだ、と言う事を改めて強く思いました。マスコミの
報道を鵜呑みにしない、横から・逆から観てみる事の大事さを教えて
くれると言う意味では良い本だと思います。
ただ、他の方もコメントされていますが、文章に兎に角品が無い。良い事も
言っているけど、この品の無さではまともな人は相手しないでしょう。
残念です。
人はウソをつき生き物ですから、恋人の追及を逃れるためについウソを言ってしまう、なんていうこともあります。こんなウソは後でバレた時に修羅場を招くかもしれない、という危険はありますが、他の人に迷惑をかけるウソではありません。
本書では、そういう他愛のないウソではなく、もっぱら「世論を誤らせる構造的なウソ」を取りあげました。
社会正義に燃えて読み始めたわけではないので、「日垣さん、そんなに熱くならなくてもいいんじゃない」と、ちょっと引き気味でしたが、中には、「えっ、そうだったの?」とびっくりする話もありました。
例えば、ストーカー事件や虐待のニュースの中で、警察が「民事不介入の原則があるために、対応が遅くなってしまった」と言い訳しているのを耳にしますが、著者は「そんな原則は存在しない。完全な幻だ」ということを教えてくれます。(第八話 児童虐待のウソ)
戦前の絶対家父長制のもとで存在した「民事不介入の原則」も、戦後は憲法と民法(一部)が生まれ変わって家父長制がなくなり、消滅してしまった、というのです。しかも、この事実を四年前に法務大臣に直接確認し、その後、法務省、警察庁、警視庁は公式に一度も、この原則の存在について触れていないそうです。
著者は、単に理屈っぽいヘンクツなおじさんなのではなく、義憤に燃えた行動者、という顔を持っているのです。
NTTが電話加入権を廃止し返金しない方針を固めたことに対しても、「詐欺である」とバッサリ。いやぁ、気持ちいいでーす。
きっと何か発見があります。ご一読あれ。
ただし、著者も「まえがき」に書いているように、後遺症として多少皮肉っぽくなるかもしれませんのでご注意ください。
マスコミの情報というのは大抵は紙面や字数・放映時間・その他
イデオロギーやスポンサーへの配慮・面白さ、政治圧力や配慮・視聴率・・
などなどの要素が決定軸となりますので仕方がないかとは思いますが。
事実はひとつしかないのですから、私たちも「だれそれがこう言っているから」ではなく、自分の目で確かめるなりして自分なりの意見や
考えを持つ事が重要ではないかと考えます。
そうした意味では本書は頭の棚卸には絶好です。
しかし、この本の本当の狙いは「同じニュースでも、見方を変えれば全く違うものになる」ということだと思います。
本書の内容は、あくまで「こういう見方もできる」という一例で、100%正しいとは言えないでしょう。しかし、マスコミによって、受け手が考える隙もなく次々と一方的に「正解」が作られていく風潮に不安を感じる今、本書は胸のつかえを取り払ってくれました。
題材の少なさは、これからの同様の活動で補ってくれることに期待します。
このような本はあまり興味がなっかたのですが、『部活のウソ』はまさしく事実です。教育委員会などもほとんど聞く耳をもってくれないようです。
越境通学は認められていないといいながらしている子がいるのはおかしすぎです。ただ地元の中学に行き楽しい部活がしたかっただけなのに。実際うちの娘も運が悪いでかたずけられているんです。味方になってくれる人がいるような気がして本当に元気が出てきました。まさしくこんな事を続けていたら世の中おかしくなりますよね。