この手の本を何冊読んでもわからない。何の為の戦争だったのか?
ぶち切れての真珠湾攻撃、
若者のぶち切れが指摘されるが、今に始まった事ではなく、日本人の特性なのだろうか?
今の世の中、いつぶち切れた輩が開戦のSwitchをぶち切れて押してしまうかわからない。日本人の特性である事、肝に命じる必要がある。
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あの戦争は何だったのか: 大人のための歴史教科書 (新潮新書 125) 新書 – 2005/7/15
保阪 正康
(著)
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戦後六〇年の間、太平洋戦争は様々に語られ、捉えられてきた。だが、本当に総体として捉えたものがあったといえるだろうか――。旧日本軍の構造から説き起こし、どうして戦争を始めなければならなかったのか、引き起こした“真の黒幕”とは誰だったのか、なぜ無謀な戦いを続けざるをえなかったのか、その実態を明確に炙り出す。単純な善悪二元論を排し、「あの戦争」を歴史の中に位置づける唯一無二の試み。
- ISBN-104106101254
- ISBN-13978-4106101250
- 出版社新潮社
- 発売日2005/7/15
- 言語日本語
- 寸法10.8 x 1.1 x 17.3 cm
- 本の長さ256ページ
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あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書― | 人を見る目 | 昭和史の本質―良心と偽善のあいだ― | |
カスタマーレビュー |
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価格 | ¥924¥924 | ¥112¥112 | ¥836¥836 |
【新潮新書】保阪正康 作品 | どうして始めなければならなかったのか、引き起こした“真の黒幕”とは誰だったのか、なぜ続けざるをえなかったのか……その実態を明確に炙り出す。 | なぜ戦前の日本は、過ちを犯したのか。「官邸外交」の理論的主柱として知られた元外交官が、近代日本の来歴を振り返り、これからの国家戦略の全貌を示す。 | 三百万を超える犠牲者を出した戦争と敗戦、そして戦後民主主義。名作の一文を端緒に多彩な史実をひもとき、過去から未来へ連鎖する歴史の本質を探りだす。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/7/15)
- 発売日 : 2005/7/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4106101254
- ISBN-13 : 978-4106101250
- 寸法 : 10.8 x 1.1 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 109,995位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 287位新潮新書
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![太平洋戦争を始めた黒幕は誰だったのか](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/G/01/x-locale/common/transparent-pixel._V192234675_.gif)
5 星
太平洋戦争を始めた黒幕は誰だったのか
『あの戦争は何だったのか――大人のための歴史教科書』(保阪正康著、新潮新書)には、太平洋戦争を始めた黒幕は誰だったのか、そして、戦争を終わらせようと決めたのは誰だったのか――など、驚くべきことが書かれています。「陸軍大臣の東條をはじめ。『軍部』は、埒のあかない日米交渉に痺れを切らしていた。この期に及んでは、一刻も早く戦端を開くべきだと、強硬論一色に染まっていく」。「近衛(首相)の後継者選びをめぐっては、内大臣の木戸孝一が裏で糸を引いていた。木戸はいわば天皇の相談役ともいえる側近の立場であった。木戸は、天皇の意を汲み、9月6日の御前会議で決まったことを白紙還元できるような内閣を作らなければならないと考えた。そして一つの賭けに出る。一番の強硬論者である東條を首相に据えることであった。東條は、とにかく天皇への忠誠心に篤い男であった。それをあえて利用しようとしたのである。木戸の報告を受けた天皇は、この時木戸にこう語ったという。『虎穴に入らずんば、虎子を得ずだね』」。「実は、本当に太平洋戦争開戦に熱心だったのは、海軍だったということである。・・・私が見るところ、海軍での一番の首謀者は、海軍省軍務局にいた石川信吾や岡敬純、あるいは軍令部作戦課にいた富岡定俊、神重徳といった辺りの軍官僚たちだと思う。・・・この『第一委員会』のリーダーの役を担っていたのが、石川と富岡の二人であった。『第一委員会』が、巧妙に対米英戦に持っていくよう画策していたのである。『第一委員会』が巧妙に戦争に先導していった一つの例として『石油神話』がある。・・・つまり、『石油がない』という舞台設定をしないと、戦争開始の正当化はできない。特に海軍は船を動かすことができなくなってしまう、というのが大義名分としてあった。それをうまく利用したのである。石油の備蓄量が、実際にどれだけあるかなど、いったい何人が正確に把握していただろうか。開戦に至るには、実はそうした裏のシナリオが隠されていたのだ。そのシナリオを書いたのが、『第一委員会』だったのである。彼らは巧妙であった。官僚として動くので、決して目立つことはない。責任がかからぬよう、うまく計画もされている」。「なぜ彼らは戦争を欲したのか。満州事変、日中戦争と陸軍ばかりが表面上は国民に派手な戦果を誇っているのに海軍はいっこうに陽があたらない。アメリカ依存の石油供給体制を脱し、東南アジアの油田地帯を押さえて、不安のないようにしたい。軍縮条約から解放されての建艦自由競争で大艦巨砲主義に相応の自信をもったことなどがあげられよう。だが同時に時の勢いに流されたということも指摘できるように思う」。開戦は、陸軍の暴走に日本が引き摺られていったという構図は、訂正されるべきというのです。「(小磯内閣総辞職後の重臣会議で)しばらくのやりとりのあと、内大臣の木戸孝一が開口一番、『鈴木貫太郎では、どうだろうか』と持ちかけた。実は、この鈴木貫太郎首相の構想は天皇の発案であった。木戸は、その天皇の意を受け、発言したのである。・・・天皇は、既にこの時点で、戦争に決着をつけることに意を決していたのだ。そのためには、もっとも信頼する鈴木に首相を託する以外にないと考えていたのである、・・・天皇自ら鈴木に『頼むから、どうかまげて承知してもらいたい』と説得までしていた。さらに鈴木には、天皇の意である『戦争終結を模索すること』も伝えられたのであった。・・・以後、鈴木は、表向きは陸軍の『本土決戦』を受け入れている素振りを見せながら、『和平の模索』も進めていくという、『奇妙な二面策』で舵取りを強いられることになる」。「(広島と長崎への原爆投下を受けて)事態はもう一刻の猶予も許さないところまで来ていた。そして、ここで『二・二㈥事件』以来、決して意思表示をしてこなかった天皇が、ついにその禁を破る時が来る。天皇は、まず東郷に次のように命じた。『このような武器が使われるようになっては、もうこれ以上、戦争を続けることはできない。不可能である。なるべく速やかに戦争を終結するよう努力せよ。このことを木戸、鈴木にも伝えよ』。天皇には、当初広島への原爆投下は告げられていなかった。しかし、天皇はそのことに気づき、報告を受けてこの決断をしたともいえた」。「『戦争が終った日』は、8月15日ではない。ミズーリ号で『降伏文書』に正式調印した9月2日がそうである。いってみれば8月15日は、単に日本が『まーけた!』といっただけにすぎない日なのだ。世界の教科書でも、みんな第二次世界大戦が終了したのは、9月2日と書かれている。8月15日が『終戦記念日』などと言っているのは、日本だけなのだ。『終戦』という言葉も、私はどうも気に入らない」。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年12月18日に日本でレビュー済み
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テレビ放映がきっかけで本書を知りました。
戦争の悲惨さ、祖父からの体験談等々聞きますが
開戦のきっかけを知るという事までは思い至りませんでした。
でも「なぜ戦争を始めたのか?」を知らなければ、
「あの戦争」を知る意味が半減するような気がしてなりません。
戦争の悲惨さ、祖父からの体験談等々聞きますが
開戦のきっかけを知るという事までは思い至りませんでした。
でも「なぜ戦争を始めたのか?」を知らなければ、
「あの戦争」を知る意味が半減するような気がしてなりません。
2019年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・開戦前から終戦まで、事実検証的な記述とキーマンの態度、世情観が端的に語られています。
・太平洋戦争を通史的に理解する好適な本だと思います。
・末尾に年表もついていますから、非常に分かりやすい。
・右も左も、議論の前に、少なくとも、これくらいの基礎が必要と思います。
・歴史修正主義の本が流行っている今日ほど、こういう書籍の重要性が高まっていると思います。
・太平洋戦争を通史的に理解する好適な本だと思います。
・末尾に年表もついていますから、非常に分かりやすい。
・右も左も、議論の前に、少なくとも、これくらいの基礎が必要と思います。
・歴史修正主義の本が流行っている今日ほど、こういう書籍の重要性が高まっていると思います。
2009年10月6日に日本でレビュー済み
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他のレビュー者の評価がひどいので、
気になり、読んでみた。
書評としては、言うほど悪くない。
新書にしては、太平洋戦争をよくまとめており、
切り口も面白く、細かな情報もあり、
総じれば、及第点よりも少し上なのでは。
右に偏り、美談としすぎ、問題を見落とすよりも、
多元的な視点で、客観的に考えるためにも良いと思える。
ただ、気になる点で、
・海軍黒幕説
・石油備蓄量見積もり嘘論
・開戦までの日米交渉の無意味さ。
に関しては、著者の主張はよく分からない。
その他、情報元不明としながらの情報により、
著者の意見に誘導する論理は、真摯でない。
あと、書面の制約で細かな点が描写しきれない難もあるか。
ただ、入門書としては問題なく、
様々な判断をするためにも、良書だと感じた。
気になり、読んでみた。
書評としては、言うほど悪くない。
新書にしては、太平洋戦争をよくまとめており、
切り口も面白く、細かな情報もあり、
総じれば、及第点よりも少し上なのでは。
右に偏り、美談としすぎ、問題を見落とすよりも、
多元的な視点で、客観的に考えるためにも良いと思える。
ただ、気になる点で、
・海軍黒幕説
・石油備蓄量見積もり嘘論
・開戦までの日米交渉の無意味さ。
に関しては、著者の主張はよく分からない。
その他、情報元不明としながらの情報により、
著者の意見に誘導する論理は、真摯でない。
あと、書面の制約で細かな点が描写しきれない難もあるか。
ただ、入門書としては問題なく、
様々な判断をするためにも、良書だと感じた。
2016年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
☆☆☆☆この本のタイトルが、この本のすべてを貫いて存在してます。
【あとがき】にあるように『太平洋戦争を正邪で見るのではなく、この戦争のプロセスに潜んでいるこの国の体質を問い、私たちの社会観、人生観の不透明な部分に切り込むのが本書のねらい』と書いてありますが、このことを踏まえたうえで、本文を振り返ると、世に出回っている多くの太平洋戦争を著した本とは違う視点で、『3年8ヶ月』を「2・26事件」というターニングポイントから読み解こうとする意図が感じられます。
この本の読みどころは第二章の【開戦至るまでのターニングポイント】でしょう。
〜〜『二・二六事件』の大きな爪跡として、
「断固、青年将校を討伐せよ」と発言した天皇の存在。その後、天皇は一切語らぬ存在となった。自らが意思を表示することの意味の大きさを思い知り、それを恐れたかのように。〜〜
と「天皇が自らと国民の距離感(影響度)」を測りかねている心理が後の「御前会議」での絶対的な権力をもつ天皇の構えに変化をきたしてしまったという視点。
〜〜開戦時の「開放感」を表現するのは、何か罪悪感をともない、憚られる雰囲気がある。開戦時の姿は、間違いなく素直な日本人の国民性が現れていると思うのだが。
この時の空気は「ニ・二六事件」に端を発した“暴力の肯定”で神経が麻痺していく間隔と似ているようにも感じられる。鬱屈した空気の中でカタルシスをもとめる。表現は悪いが“麻薬”のような陶酔感がある。〜〜
という視点が、この戦争に突入する大きな流れであり、それにブレーキをかけられなかった原因ではないかと説く。
この他、第一章の【旧日本軍のメカニズム】の解説と分析も、『太平洋戦争』を見つめる視野の角度を広げ、柔軟なものにしてくれるのに役立ちます。
2016/06/04
【あとがき】にあるように『太平洋戦争を正邪で見るのではなく、この戦争のプロセスに潜んでいるこの国の体質を問い、私たちの社会観、人生観の不透明な部分に切り込むのが本書のねらい』と書いてありますが、このことを踏まえたうえで、本文を振り返ると、世に出回っている多くの太平洋戦争を著した本とは違う視点で、『3年8ヶ月』を「2・26事件」というターニングポイントから読み解こうとする意図が感じられます。
この本の読みどころは第二章の【開戦至るまでのターニングポイント】でしょう。
〜〜『二・二六事件』の大きな爪跡として、
「断固、青年将校を討伐せよ」と発言した天皇の存在。その後、天皇は一切語らぬ存在となった。自らが意思を表示することの意味の大きさを思い知り、それを恐れたかのように。〜〜
と「天皇が自らと国民の距離感(影響度)」を測りかねている心理が後の「御前会議」での絶対的な権力をもつ天皇の構えに変化をきたしてしまったという視点。
〜〜開戦時の「開放感」を表現するのは、何か罪悪感をともない、憚られる雰囲気がある。開戦時の姿は、間違いなく素直な日本人の国民性が現れていると思うのだが。
この時の空気は「ニ・二六事件」に端を発した“暴力の肯定”で神経が麻痺していく間隔と似ているようにも感じられる。鬱屈した空気の中でカタルシスをもとめる。表現は悪いが“麻薬”のような陶酔感がある。〜〜
という視点が、この戦争に突入する大きな流れであり、それにブレーキをかけられなかった原因ではないかと説く。
この他、第一章の【旧日本軍のメカニズム】の解説と分析も、『太平洋戦争』を見つめる視野の角度を広げ、柔軟なものにしてくれるのに役立ちます。
2016/06/04
2020年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大人の為とありますが子供たちの為の歴史教科書として活用されたらいいですね‼労をとって後世に残したいですね
2013年7月9日に日本でレビュー済み
雑な印象を受けますし、根拠や理屈がないのでだんだん読み進めていくと辟易とします。ただし、あとがきにあるように、戦争そのものより、そこにある国の体質を問うということなので、戦争はあくまで材料として主観をメインにサラサラ書いたのかと思うと、こういう感じになるのかと、一人で少し納得しました。
しかしタイトルなどから、戦争をしっかり考えたくて読みたいと思う人の気持ちには全く応えてくれない本です。
タイトルは仕方ないのでしょうけど、新書だとしてももっと気合い入れて作って欲しいです。
しかしタイトルなどから、戦争をしっかり考えたくて読みたいと思う人の気持ちには全く応えてくれない本です。
タイトルは仕方ないのでしょうけど、新書だとしてももっと気合い入れて作って欲しいです。