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国家の品格 (新潮新書 141) 新書 – 2005/11/20
藤原 正彦
(著)
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購入オプションとあわせ買い
日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論。
- ISBN-104106101416
- ISBN-13978-4106101410
- 出版社新潮社
- 発売日2005/11/20
- 言語日本語
- 寸法10.8 x 0.9 x 17.3 cm
- 本の長さ191ページ
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商品の説明
出版社からのコメント
藤原さんは数年前から、日本社会の荒廃や、伝統的な国柄を捨てての「改革」などに、深い憂慮の念を抱いてきました。本書は、これまでに藤原さんの胸中で高まってきた思考を一気に吐き出したもので、いわば彼の主張の集大成とも言うべき内容になっています。数々の独創的な思考が展開されていますが、特に「論理の限界」を論理的に証明してみせた第2章は圧巻。自信を持っておすすめします。
著者について
一九四三(昭和十八)年旧満州生まれ。東京大学理学部数学科卒、同大学院修士課程修了。都立大学助手、コロラド大学助教授などを経て、現在お茶の水女子大学理学部教授。数学者。作家新田次郎、藤原ていの次男。著書に『若き数学者のアメリカ』「遙かなるケンブリッジ』『天才の栄光と挫折』など多数。共著に、小川洋子氏との対談『世にも美しい数学入門』がある。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/11/20)
- 発売日 : 2005/11/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 191ページ
- ISBN-10 : 4106101416
- ISBN-13 : 978-4106101410
- 寸法 : 10.8 x 0.9 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 35,427位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年4月16日に日本でレビュー済み
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大袈裟すぎる表現かもしれないが、日本の小中学生全てにおいて、授業で扱って欲しい。昨今のリベラル左派思想に侵された学校空間には必要な著書になる。日本人とはなにか、日本とはなにか、今一度考えて欲しい。
2024年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一度読むべきと思うが、知識を増やすようにするなら。傾注するべきとは思わない。
2023年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
父に薦められて購入しましたが、例え話やあるある話の内容が古くて入ってこない泣
でも、ならぬことはならぬ。とか、日本人の在り方とかなんとなく言いたい事はわかったし、日本人として芸術を学んで情緒を養ったり、日本人の心を大切にしようと思います。
小学校中学校の英語教育は要らないとは本当に思う。その分の時間、もっと日本語で日本を学ぶことや芸術に触れることが大事だと思う。
でも、ならぬことはならぬ。とか、日本人の在り方とかなんとなく言いたい事はわかったし、日本人として芸術を学んで情緒を養ったり、日本人の心を大切にしようと思います。
小学校中学校の英語教育は要らないとは本当に思う。その分の時間、もっと日本語で日本を学ぶことや芸術に触れることが大事だと思う。
2023年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上司に勧められて読みました。日本人として生まれてよかったと思いました。そして作者さんの考え方がなかなかにクレイジーで(いい意味で)面白かったです。
2018年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
藤原ていの息子が書いたものだ、ということで購入した。アメリカ化された戦後、日本の美徳であった武士道精神が益々失われ、国家の品格が地に落ちたという主張である。
こうした著者の主張を否定するつもりはない。
ただ、もっと身近な卑近なところから、国家云々でなく、一人一人の個人の品格を少しずつ向上させる道を模索したい、と私は思う。
こうした著者の主張を否定するつもりはない。
ただ、もっと身近な卑近なところから、国家云々でなく、一人一人の個人の品格を少しずつ向上させる道を模索したい、と私は思う。
2023年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感謝
2012年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
冒頭からいきなり著者の
「もちろん私ひとりだけが正しくて、他のすべての人々が間違っている。かように思っております。」
と、世間一般の論調や意見に対して挑戦状を叩きつけるようなセリフに驚かされます。
まず欧米の合理主義・資本主義の破綻を述べ、「論理だけの社会は行き詰まる」とのことです。
国際社会で英語教育の重要性が叫ばれる風潮に対しても、英語だけ話せても無意味。
みんなが英語が話せたら、独自の文化や言語が失われてしまうと、国語や算数を重視することを提案。
長ったらしい論理は嘘臭くなるし、短すぎる論理は底が浅くて成り立たない。丁度いい長さの論理は難しいようです。
自由・平等が建前の民主主義とやらも、実際には成り立っておらず貧富の差や機会の差など均等では有り得ない。
そこを踏まえて、著者は「日本人が古来より讃えられた美徳」を復活させることが、論理だけにこだわると行き詰まる我々の進むべき道だと提案します。
「武士道精神」とか「自然を愛する心」だとか「美徳」だとかいう無形の財産を我々日本人は古来より受け継いできているはずなのです。
「国際人を育成する」ということは=英語を話せる人間を増やす
ということではないのだということ。
日本独自の良さを受け継ぐ人、そして世界の中でそれを発信できる人こそが真の国際人である。と著者は言いたかったのかと思いました。
確かに英語がペラペラで尊敬されたという日本人の話は聞いたことがありませんね。
世界で尊敬された日本人というのは「日本的美徳」を身につけた人であったということでしょう。
「もちろん私ひとりだけが正しくて、他のすべての人々が間違っている。かように思っております。」
と、世間一般の論調や意見に対して挑戦状を叩きつけるようなセリフに驚かされます。
まず欧米の合理主義・資本主義の破綻を述べ、「論理だけの社会は行き詰まる」とのことです。
国際社会で英語教育の重要性が叫ばれる風潮に対しても、英語だけ話せても無意味。
みんなが英語が話せたら、独自の文化や言語が失われてしまうと、国語や算数を重視することを提案。
長ったらしい論理は嘘臭くなるし、短すぎる論理は底が浅くて成り立たない。丁度いい長さの論理は難しいようです。
自由・平等が建前の民主主義とやらも、実際には成り立っておらず貧富の差や機会の差など均等では有り得ない。
そこを踏まえて、著者は「日本人が古来より讃えられた美徳」を復活させることが、論理だけにこだわると行き詰まる我々の進むべき道だと提案します。
「武士道精神」とか「自然を愛する心」だとか「美徳」だとかいう無形の財産を我々日本人は古来より受け継いできているはずなのです。
「国際人を育成する」ということは=英語を話せる人間を増やす
ということではないのだということ。
日本独自の良さを受け継ぐ人、そして世界の中でそれを発信できる人こそが真の国際人である。と著者は言いたかったのかと思いました。
確かに英語がペラペラで尊敬されたという日本人の話は聞いたことがありませんね。
世界で尊敬された日本人というのは「日本的美徳」を身につけた人であったということでしょう。