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ウェブ人間論 (新潮新書 193) 新書 – 2006/12/14
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- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2006/12/14
- ISBN-104106101939
- ISBN-13978-4106101939
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商品の説明
出版社からのコメント
いう新たな局面を迎え、本当の大変化が始まろうとしている。「ウェブ進化」に
よって、世の中はどう変わりつつあるのか、そして人間そのものはどう変容して
いくのか──。大ベストセラー『ウェブ進化論』の梅田望夫と、芥川賞作家・平
野啓一郎が、その変化の本質と未来を徹底的に話し合った、熱く刺激的なウェブ
論。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2006/12/14)
- 発売日 : 2006/12/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 203ページ
- ISBN-10 : 4106101939
- ISBN-13 : 978-4106101939
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,103,515位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。
1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。40万部のベストセラーとなる。
以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在した。
美術、音楽にも造詣が深く、日本経済新聞の「アートレビュー」欄を担当(2009年~2016年)するなど、幅広いジャンルで批評を執筆。2014年には、国立西洋美術館のゲスト・キュレーターとして「非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」展を開催した。同年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
また、各ジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。
著書に、小説『葬送』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』、『ドーン』、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』、『ある男』等、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』、『考える葦』、『「カッコいい」とは何か』等がある。
2019年に映画化された『マチネの終わりに』は、現在、累計58万部超のロングセラーとなっている。
2021年5月26日、長編小説『本心』(文藝春秋社)刊行。
photo: @ogata_photo
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[受賞歴]
『日蝕』(1999年 芥川龍之介賞)
『決壊』(2009年 芸術選奨文部大臣新人賞受賞)
『ドーン』(2009年 Bunkamuraドゥマゴ文学賞)
『マチネの終わりに』(2017年 渡辺淳一文学賞)
『ある男』(2019年 読売文学賞)
–
[審査員・選考委員履歴]
三島由紀夫賞(2008年~2019年)
写真の町東川賞(2008年~2017年)
木村伊兵衛賞(2018年~)
芥川龍之介賞(2020年~)
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
対談ものって苦手だったのですが、読みやすく、またとてもわくわくして読めました。
二人の世代も仕事も違う人物が話をするというのは、キャッチボールというのか、
質問、回答、意見交換、つっこみ、なるほどという納得、違いの確認が
自然に出てくるということ。
このことってすごいことなんだと、改めて感じました。
一人の著作者ですっごく論理的に書いていったとしても、
問題提起や自分の論理の補完が、
なんというのかちょっとやらせぽかったり、
あれ?こっちからはつっこまないの?
なんて時があったりするところがあるのですが、
それが二人の対話という形式ですっごくスムーズに進んでる。
雑誌なんかの対談って面白くないものが多い。
なんというのか、私はこうです。私はこうです。
って並列的な対話が多くって、からんだり、つっこんだりが今ひとつ弱い。
守ってるというのか。
この二人の間の良さというのか、やりとり、テンポがとてもいいように感じました。
トークショーになりそうなくらい。
なので、とても刺激を受ける部分が多く、素直に頭に入り、
やってみようかって行動に促される波動を感じました。
楽しい時間でした。
一方「この社会変化をより善い方向にするために個は何ができるか、何をすべきか」を志
向する平野啓一郎氏。違いは明白である。
しかも、志向性だけでなく、ITリテラシーに関しても、梅田氏に一日之長が感じられる。
また、前著「ウェブ進化論」で示されたグーグル礼賛に対し、読者から示された懸念に対し
ても、補足説明を試みている。
すなわち、「あちら側」での情報の「開示性」「散在性」および「自動秩序形成」などの
キーワード、あるいは直接見聞したエピソードを交えて懸念の払拭を試みている。
確かに前著で感じた「グーグル主義」に対する私の違和感は大幅に少なくなった。
梅田氏の言う「不特定多数無限大への信頼性」の有無が分かれ目になるのであろう。
結局、Webの「あちら側」と「こちら側」とのどちらに比重を置くかで差異は明確になるが、
それぞれの組み合わせによって、多様な生き方が選択できるというのが結論ということだろ
うか。いずれにしろ梅田氏は、キリスト教における聖ヨハネ、あるいはユダヤ教のモーゼの
ような、いわば「Web教の使徒」あるいは「Web教の預言者」ではあるまいかという印象を持
った。
正直な話、平野さんの言っていることが、自分側ではないのでイライラしてしまった。ネットの可能性を探るのではなく、経済や社会に与える「悪い点」をまず第一に考えているようだったので、ネットの広がりについて頭の固いイメージを感じた。
それに対する梅田氏の返答は、わかりやすく説明してくれたりしているので、どれだけ『ウェブ進化論』について考察を重ねていたかが見受けられた。梅田氏のウェブに対するこれからの「期待」というものが、またいくつか出てくるので、おもしろい。
リアル社会で居場所が見つけられない人が、ネット社会のどこかで居場所を見つけることができるかもしれない。それだけでいいではないか。ただそれがあればいいではないか。そんな感じに言っている場所があったと思う。非常にポジティブであり、勇気付けられる。
この中でホットなトピックといえば、著作権問題。GoogleBooksやAmazonのなか見検索をめぐる事例をどう考えるか、平野さんがつっこんで、梅田氏が答える。梅田氏はここで自分の意見をしっかり言えるからすごい。
梅田氏が普段どういった視点でウェブを利用しているのか、それについては前著よりももっと顕著に現れている内容だと思う。対談だからそういう感想を得られたのだと思う。ただ、『ウェブ進化論』と似た構成を期待していたので、そこは期待はずれだった。
あと、2007年7月に読んだ。この本は2006年12月出版なので、少し旬を逃してしまったかもしれない。(でもまだ間に合うかな。)
しまった、という内容。残念ながら。
梅田氏がWEBの未来について説明するのを、梅田氏の視点を消化しきれな
い平野氏が自分の世界で考えて人間とはみたいな話をし、それをまた梅
田氏が消化しきれない、という印象。
対話ならば、違うものがぶつかることから新しい価値を生み出してほし
かったが、お互いの違いはわかったというだけで終わってしまった感じ
です。
たとえば匿名性。
平野氏は「アイデンティティの統一は身体の同一性までつきつめるべ
きか?」と匿名ということの本質までさかのぼろうとするのに対し、
梅田氏は「匿名じゃあリアル社会に与える影響が限られてしまう、リ
アルな成果を追求しないのはもったいない」ときわめて現実的な考え
を提示する。
文脈から期待される話の流れからすると平野氏の発言のポイントがず
れている気がするが、そのずれを楽しめずに一般論に収束してしまう。
ファシリテーターいれたら違ったかも。期待していただけに残念です。
いろいろ感想はあるのですが、やはり印象的なのは梅田氏の言葉に対する
際立ったセンスです。
グーグル、アップル、アマゾンの経営思想などは、これまでにも星の数ほど
語られていながら、キャッチーな言葉でそれを切り取ってみせる梅田氏の
手腕で、初めて知るような新鮮な驚きを与えてくれます。
今、思い返しても言葉の専門家であるところの平野氏のコメントは、なかなか
思い出せないのですが、梅田さんの言葉だけはいくつも心に残っています。
文中でも語られますが、紙媒体という形が最後まで残るための「壁を超える力」
というものが、まさに本書で実証されています。
一つの証左として、将棋の第一人者羽生名人の「高速道路」「インプットの質」
などがありますが、これは羽生氏の口を借りた梅田氏のコピーそのものだと思います。
羽生氏が斯界のトップに立っているこの10年以上、少なくとも将棋以外の社会に
浸透していくような語録は記憶にないわけで、やはり聞き手が引き出している
と言わざるを得ないでしょう。
私は梅田氏のシリコンバレーでのポジションや「はてな」の将来は全く分かりませんが、
これからも流行語を生み出し、ベストセラーを連発していくことだけは間違いがない
ような気がします。
この本に書かれている事は、現代の若者なら、「今さら解説をしなくてもわかっている」と言うでしょう。その意味に於いては、本書を読むべきは、「このようなムーブメントが、本人の価値観に関係なく、津波のように襲ってきている」と言う事を、認めない(認めたくない)大人たちであろうと感じました。
ネットというツールが、ツールで終わらずに、生き方や社会までもを変革しつつある事を、ここまでビビッドに理解させる対談というのはあまり無いように思いました。
人間論という表題にすること自体に違和感がある。
そのため、議論も激論になっていない。
「ウェブ人間論」は可能か?
というような仮説をたて、反証を説いていくというような構図にすれば面白かったかもしれない。
題材を上手に料理する編集者の登場を待つ。