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新書で入門 ジャズの歴史 (新潮新書 203) 新書 – 2007/2/16
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語。
書斎のジャズ、酒場のジャズ、演じるジャズに語るジャズ----ジャズって何だ?
百人いれば百通りのとらえ方があり、定義するのも難しい。奴隷制度か
ら禁酒法、二度の大戦、黒人運動、ベトナム戦争、そしてポスト・モダン----。
誕生からほぼ一世紀、アメリカ現代史とともに、ジャズは人種、文化の衝突と融
合のなかで、自在にその姿かたちを変えてきた。ジャズ評論界の第一人者によ
る、ジャズ入門書の決定版。
- 本の長さ197ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2007/2/16
- 寸法10.8 x 1.1 x 17.3 cm
- ISBN-10410610203X
- ISBN-13978-4106102035
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19
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価格 | ¥858¥858 | ¥836¥836 |
【新潮新書】相倉久人 作品 | 誕生から一〇〇年、奴隷制からポストモダンまで、ジャズの変容の過程を第一人者が刺激的に解き明かす。山下洋輔、菊地成孔両氏も絶賛! | 時代、青春、音楽表現──演奏家と批評家として、終生無二の友として、日本のジャズ界を牽引してきた二人による白熱の未公開トーク・セッション! |
商品の説明
抜粋
ひと息いれようと立ち寄ったカフェの店内を流れるソフトなモダン・ジャズ。
夏のリゾートにこだまするフェスティヴァルの賑わい。ブレーク・ビーツとリ
ミックス・サウンドに揺れるクラブ・ジャズ。オヤジ世代のCDラックを飾る六
〇年代コレクション。ジャズ専攻の学生がとりくむアドリブの最新技法。憩いの
ジャズ、酒のさかなに聞くジャズ、語るジャズ、演じるジャズ、聴き込むジャ
ズ、聞くだけのジャズ、研究対象としてのジャズ......。
日常生活のなかでジャズの流れる場面、聴かれ方ひとつをとってもこんなにあ
ります。これにそれぞれの場面で聴かれるジャズのスタイル、パターンをかさね
あわせていったら、膨大なリストができあがるでしょう。
ひとくちにジャズといっても、そのありよう、姿かたちはさまざまです。極端
にスタイルのかけはなれたものをあれこれ聴きくらべると、どうしてそれがおな
じ「ジャズ」としてくくられるのか、不思議な感じさえしてきます。
ジャズ好きだという相手と話していて、どうも話が噛み合わない。かなり有名
なアーティストを話題にしているつもりなのに、相手はその存在を知らなかった
りする。ではどんなアーティストに興味があるのかと思って訊ねると、こっちの
知らない名前が返ってくる。そんな経験もあります。
どっちが思い描いているのが本来のジャズなのか、ここで主導権争いをしても
始まらない。それより、接点がみつからないほどタッチの違う音楽同士が、なぜ
おなじ「ジャズ」として扱われるのか。そこを考えてみる必要があります。
ジャズを、音のしくみや楽曲の構造、拍子、アクセントのつけ方、リズム・パ
ターンといった音楽的な形式によって明快に定義できれば便利なのですが、
残念ながらこの手は効きません。どんなに融通がきく柔軟な定義をひねりだして
も、それに収まりきらない<あまのじゃく>が、かならずいるからです。
たとえ仮に現存するすべてのジャズをカヴァーできる定義がみつかったとして
も、それはほんのいっときのこと、破られるのは時間の問題です。明日にもその
定規では計測不能な<はみだし者><厄介者>があらわれないとはかぎらない。
ジャズはそれほど展開のスピードが速く、変化の激しい音楽なのです。
ジャズの重要な機能のひとつに「アドリブ」もしくは「インプロヴィゼーショ
ン」と呼ばれるものがあります。要するに即興演奏ですね。それをキーワードに
ジャズを定義するというのはどうでしょう。
たしかに即興演奏はジャズの重要なポイントには違いありませんが、だからと
いって即興演奏がジャズの専有物だというわけでもない。即興性を重んじる音楽
は他にいくらでもあります。
そこで問題になるのがジャズ固有の即興方法ですが、これがまた、時代やス
クール(流派)によってまるで違っていたりする。もともと即興方法の変遷が、
ジャズをつぎのステップへ押し進める大きな誘因になっているのですから、これ
は当然かもしれません。
では、ジャズ独特の「ノリ」はどうでしょう。いわゆる「スウィング感」とい
うやつです。こいつをキーワードにジャズを定義するという手はないでしょう
か。
むろん、なかにはストイックに「スウィングしない」ことを看板にしている
連中もいますが、そこはかつての「アンチ巨人は巨人ファン」的なノリで、それ
もまたスウィングのしかたの一種と考えることにしましょう。こういった<あま
のじゃく>問題については、具体的なジャズの歴史に入るまえに、もういちど
触れることになると思います。
「スウィング」の意味をここまで広くとれば、ジャズを定義するキーワードとし
てかなり有効そうにみえますが、これが意外に手強い。
「ジャズとはスウィングする音楽である」といわれると、字面的にはわかったよ
うな気がしますが、では「スウィングする」というのはどういうことなのか、こ
とばで説明しろといわれて即答できるひとはどれほどいるでしょうか。
いまから半世紀以上まえ、アメリカのジャズ雑誌が、一〇人を超える有名
ミュージシャンとジャズ・コメンテイターに「スウィングとは何か」をアンケー
トしたことがあります。なかには「おなじテンポで演奏しているのに、だんだん
テンポが上がっていくように感じること」という、わかったようでよくわからな
い、そのくせ、なぜかなっとくがいく名(迷)答があったりしておもしろいので
すが、すべてを読みとおすと、けっきょくなにが「スウィング」なのかわからな
くなる。そんなアンケート集でした。
ちなみにそのアンケートが載った半世紀以上まえというのは、ジャズでいうと
「スウィング時代」の最後期にあたり、一般家庭では当時「スウィング」はほと
んど「ジャズ」と同義語として使われていました。
著者について
映像評論家。東京大学文学部美学美術史学科中退。ジャズ評論の傍ら、新宿
「ピットイン」で司会をつとめる。七〇年代以降は、ポップスやロック評論
の分野でも活躍。『現代ジャズの視点』『相倉久人の超ジャズ論集成』など著書
多数。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2007/2/16)
- 発売日 : 2007/2/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 197ページ
- ISBN-10 : 410610203X
- ISBN-13 : 978-4106102035
- 寸法 : 10.8 x 1.1 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 80,447位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 41位ジャズ
- - 238位新潮新書
- - 3,577位楽譜・スコア・音楽書 (本)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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あくまで「歴史」の本であり、ジャズ入門書ではありません。
ジャズ入門者が単にジャズを楽しむのであれば、数多くのディスクガイド本の中から選んだ方がいいです。
1950年代半ばあたりまでは比較的スラスラ読めるのですが、それ以降は公民権運動やらフリージャズやらの話が出てきて難しくなっていきます。
ジャズ初心者が本書を読んだら、あまりの難解さに「やっぱりジャズって敷居が高いな」と、ジャズを敬遠するでしょう。
ジャズの歴史について書かれた本としては、油井正一著「ジャズの歴史物語」が決定版であり、これだけ読んでおけば必要十分です。
あえて他書を読むなら、ジャズを楽しむのと同じように、著者によるジャズの歴史の解釈の違いを楽しめばよいのだと思います。
感想
・音楽の歴史は、人類や社会の歴史でもあるといえるくらい、ジャズも、社会や情勢と強く結びつきながら発展してきたということに、新鮮な驚きを覚えながら興味深く読めました。
・買う前は固有名詞が少ないのかなと思っていましたが、廉価版で売られているような名プレーヤーに関しては、だいたい触れられていたように思います。(仮にそうでなくとも、新書という制約においては、十分触れられていたと思います。)
・特に初心者が、網羅的な通史を読んでも、情報量に混乱するばかりです。その点、本書は、筆者なりの視点で、ジャズの流れの骨格がつかめるように工夫されています。
・これぞジャズ、というような’50年代、’60年代を経て、いわゆるポストモダン以降の多様に分化するジャズの姿を、現代思想の用語も若干用いながら説明しています。しかし、現代思想に馴染みのない人でも混乱するほどではないです。
・筆者としては、もっと語りたいこともあるかもしれませんが、敢えて筆者なりの視点で取捨選択して新書に一本筋のあるジャズの歴史を提示してくれて有り難いです。
・スウィング、ビ・バップ、ハード・バップ、クール・ジャズなど、ジャズの「分類」にある程度イメージが持てるようになります。音源に当たるとなおさら楽しいというものです。
・総じて、初心者には十分な内容だと思います。筆者の語り口も丁寧で読みやすいです。関心が深まればもっと詳しい本や、視点の異なる本もあると思いますが、スタート地点としては十分な内容でした。純粋に教養としても楽しめます。買って良かったです。
ただし歴史はそれなりにまとめてありますし、それ以上は好みの問題といえなくも無いので☆ふたつにしました。心情的には☆ひとつです。
驚きです。知識と経験が豊富で余裕がある人しか書けない入門書だと感服するのみです。しかも抜群に面白い。