60歳くらいになり、認知症の入り口に立った著者が、
豊富な経験から高齢者の業病、認知症にユーモラスに切り込む。
実体験と学んだことが書かれ、
老いることを自身に照らして読める。
緻密な高齢者観察と評価が秀逸。
認知症患者の世界をファンタジックにとらえるのは、介護者の自己防衛になる。
なかなかに、理解のある良書。
一人の医師の観察を記した貴重な一冊と思う。
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「痴呆老人」は何を見ているか (新潮新書 248) 新書 – 2008/1/15
大井 玄
(著)
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- ISBN-10410610248X
- ISBN-13978-4106102486
- 出版社新潮社
- 発売日2008/1/15
- 言語日本語
- 寸法10.8 x 1.1 x 17.3 cm
- 本の長さ223ページ
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出版社より
「痴呆老人」は何を見ているか | 人間の往生―看取りの医師が考える― | 復興の精神 | 呆けたカントに「理性」はあるか | |
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥836¥836 | ¥1¥1 | ¥660¥660 | ¥160¥160 |
【新潮新書】大井玄 作品 | 我々は皆、程度の異なる「痴呆」である。痴呆状態にある老人たちを通して見えてくる、「私」と「世界」のかたち。医学と哲学から現代日本人の危うさを解き明かす。 | 現代人は、自然の摂理と死への全身的理解を失っている。在宅看取りの実態と脳科学の知見、哲学的考察を通して、人間として迎えるべき往生の意義を問う。 | 「変化を怖れるな」「私欲を捨てよ」「無用な不安はお捨てなさい」……9人の著者が示す「復興の精神」とは。3・11以降を生きていくための杖となる一冊。 | ボケてもボケていなくても、なぜ「胃ろうはNO」なのか。理性と情動の関係、人間の判断の意味を解き明かす、認知症五百万人時代の必読書。 |
商品の説明
出版社からのコメント
痴呆は病か、老いの表現か----、社会医学と終末期医療の第一人者である著者は、死に近づいた痴呆老人への診療を通して、根本的な疑問を抱きます。人間にとっての言葉と記憶、環境と倫理、人格と生命の働き......やがて浮かび上がる、生物として危機的な転換点に置かれた現代の日本人。「私」とは、「世界」とは何か? 自身の体験と深い知見によってつづられた論考は、今日ある幾多の社会問題に不可欠な視座を提供しています。
著者について
1935(昭和10)年京都府生まれ。東京大学医学部卒業後、ハーバード大学大学院修了。東大医学部教授などを経て、国立環境研究所所長を務める。著書に『エイズの学ぶ』『痴呆の哲学』『いのちをもてなす』など。臨床医としての立場から、終末期医療全般に取り組んでいる。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2008/1/15)
- 発売日 : 2008/1/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 223ページ
- ISBN-10 : 410610248X
- ISBN-13 : 978-4106102486
- 寸法 : 10.8 x 1.1 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 372,857位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
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2017年11月10日に日本でレビュー済み
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2013年12月17日に日本でレビュー済み
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本は簡潔明瞭であるが、これほど示唆に富む内容は他書にはない。すべての介護者苦労している認知症患者をもつ
家族に見てもらいたいベストの本であると確信している。
著者はほんとに自分をみつめ、本当に謙虚に認知症老人に接し、その共感的で且哲学的な論考を私どもは発展していかなければならない。本当に読み終え、著者の人格をありのままににじみ出ているのことがさわやかな読後感であった。
家族に見てもらいたいベストの本であると確信している。
著者はほんとに自分をみつめ、本当に謙虚に認知症老人に接し、その共感的で且哲学的な論考を私どもは発展していかなければならない。本当に読み終え、著者の人格をありのままににじみ出ているのことがさわやかな読後感であった。
2013年4月16日に日本でレビュー済み
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読み物としてすごくおもしろいというわけでないのは当然ですが。みんな同じ線上にならんでいるというのが実感できる年齢のせいかもですねえ。大なり小なり、みんなどんどん壊れていきます。
2010年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
記憶力の低下など「痴呆」によって「つながり」が希薄になると、心が不安を抱く。
他にも「つながり」という視点からウツやひきこもりの考察が述べられている。新鮮納得。
痴呆老人との「うまいつながり」の接し方は、
誰かとつながりを始めたい時や維持したい時など全てに適用できる根源作法だと思った。
・敬意を常に示す
・ゆったりとした時間を共有
・相手の能力を試したりしない
・好きなこと、できることをしてもらう
・言語より情動を活用
婚活、離婚回避、親子関係改善、嫁姑関係改善、営業、固定客獲得、上司に取り入るでも…。
無力感に苛まれても諦めずに一つのことを見続けると真理を見出した実例の一冊。
著者の解釈についていけない部分もあるが、勇気や希望を感じる。
他にも「つながり」という視点からウツやひきこもりの考察が述べられている。新鮮納得。
痴呆老人との「うまいつながり」の接し方は、
誰かとつながりを始めたい時や維持したい時など全てに適用できる根源作法だと思った。
・敬意を常に示す
・ゆったりとした時間を共有
・相手の能力を試したりしない
・好きなこと、できることをしてもらう
・言語より情動を活用
婚活、離婚回避、親子関係改善、嫁姑関係改善、営業、固定客獲得、上司に取り入るでも…。
無力感に苛まれても諦めずに一つのことを見続けると真理を見出した実例の一冊。
著者の解釈についていけない部分もあるが、勇気や希望を感じる。
2009年6月3日に日本でレビュー済み
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私は、重い病気にかかり、他者との関係が全くと言っていいほど、無くなった時があった。
その時の記憶を思い起こすと、「孤独」という言葉が、しっくり来るくらい人との繋がりを感じられなかった。
私は、その時の「孤独の世界」が痴呆老人の見ている世界と通じるのではないかと思い、本書を手に取った。
本書の中で、老人の諸症状の原因は、「人間関係の悪さ」にあると言う。なるほど、私が病気した時にも同じような状況であった。
私は老人と言うには、程遠い年齢だ。だが、当時を思い起こすと、幻覚や妄想、夜間せん妄などもあったように思う。夜も眠れない日々が続いていたのは、まさしく「人間関係の悪さ」が原因だったのだろう。世間一般では、”若者”と言われている私が、だ。
本書では、他にも、「他人とコミュニケーションを取るための入り口」についてや、「人がパニックに陥った時に見られる痴呆老人との類似点」なども挙げている。
私が、本書を読んで深く思ったことは、「私達は痴呆老人だから特別に起こる症状」だと思っているが、本当はそうではないのではないか、という点だ。
私達が、他人と繋がりを持てなければ同じように成り得るし、同じような反応をしてしまう場合があるということ。
私は、痴呆老人からは、日々を生き抜く上で、学ぶことが多いのではないかと思う。そういう意味で、本書はとても内容が濃く、とてもすぐには読みきれない内容に思えた。
その時の記憶を思い起こすと、「孤独」という言葉が、しっくり来るくらい人との繋がりを感じられなかった。
私は、その時の「孤独の世界」が痴呆老人の見ている世界と通じるのではないかと思い、本書を手に取った。
本書の中で、老人の諸症状の原因は、「人間関係の悪さ」にあると言う。なるほど、私が病気した時にも同じような状況であった。
私は老人と言うには、程遠い年齢だ。だが、当時を思い起こすと、幻覚や妄想、夜間せん妄などもあったように思う。夜も眠れない日々が続いていたのは、まさしく「人間関係の悪さ」が原因だったのだろう。世間一般では、”若者”と言われている私が、だ。
本書では、他にも、「他人とコミュニケーションを取るための入り口」についてや、「人がパニックに陥った時に見られる痴呆老人との類似点」なども挙げている。
私が、本書を読んで深く思ったことは、「私達は痴呆老人だから特別に起こる症状」だと思っているが、本当はそうではないのではないか、という点だ。
私達が、他人と繋がりを持てなければ同じように成り得るし、同じような反応をしてしまう場合があるということ。
私は、痴呆老人からは、日々を生き抜く上で、学ぶことが多いのではないかと思う。そういう意味で、本書はとても内容が濃く、とてもすぐには読みきれない内容に思えた。
2014年5月17日に日本でレビュー済み
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老いにともない心身の機能が喪失していくことは自然の摂理です。それを病気として不安に思う事を否定するのは容易いですが、不安の生じる原因を著者は徹底的に考察しています。今は亡き母の不安をあのとき理解してあげる事が出来たらと思いました。
2008年3月20日に日本でレビュー済み
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今日のキーワード「自立」を考え、問い直すのに、すぐれた視点が示されています。
「よりそう」、「なじみ」、「つながり」、「ほどける」など
肌のぬくもりを感じさせる言葉から、「私」を考えることができます。
「よりそう」、「なじみ」、「つながり」、「ほどける」など
肌のぬくもりを感じさせる言葉から、「私」を考えることができます。
2008年4月6日に日本でレビュー済み
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終末期医療の経験をもつ医師による、痴呆老人にみる社会の病理を述べた書。認知証患者に触れた経験と、独自のコミュニケーションによって興味深い改善を示した症例などをもとに、自己の尊厳に対する日本と欧米の認識の違いや痴呆への接し方、ひいては引きこもりに見る教育的問題にまで言及している。専門用語はほとんどなく、広い読者層を対象とし、200ページ程度の数時間で読破可能な内容。
最終的な結論は『個々のつながり』を大切にしようということであって、これについては異論はない。しかし、書全体の議論レベルについては疑問の余地が多々ある。ほとんどが経験則に基づいた考証であり、参考図書の主張も同様の手法で述べられているものがほとんどである。データそのものを主観的に解釈した記述も多いため、的を射ていない部分も多い。たとえば、『自分の都合に沿ったものしか見えない』という脳のはたらきの根拠に『ハトの色覚は光の強弱には反応しない』という実験データや、経験と記憶の相互関係ではゾウリムシ(単細胞生物)の外界認識を持ち出していたりする(これは記憶ではなく適応した受容体をもつ者のみが淘汰を逃れているだけである)。fMRIの発達から脳の部位別の機能と相互関係が明らかになりつつあり、脳全体の萎縮と、局所的な機能喪失では症状が異なることが予想されるが、これら脳科学から見た考証もないため、著者の主張の客観性には疑問がある。これらは、ラマチャンドランやオリバー・サックスの書、または『脳科学の最前線』などをみると全く異なる考察ができると思う。また、引きこもりの原因として知識重視型の教育を挙げているが、苅谷剛彦氏のデータや池谷裕二氏の脳科学の書から考えると全くそうは思えない。なお、我々は皆程度の異なる痴呆であるという概念は小説『アイの物語(山本弘著)』で既に述べられていて、新しいものではない。
医師として直接患者を診療した経験は非常に貴重であるが、論証は客観性と科学性を重視すべきと思う。参考図書を明示してはいるが、引用している部分はデータなどを主観的に解釈しているものがほとんどで、本書の考察の信頼性は高いとは言えない。病気の定義に踏み込んだ考察は面白いだけに残念な気がする。上記理由により星3つの書。
最終的な結論は『個々のつながり』を大切にしようということであって、これについては異論はない。しかし、書全体の議論レベルについては疑問の余地が多々ある。ほとんどが経験則に基づいた考証であり、参考図書の主張も同様の手法で述べられているものがほとんどである。データそのものを主観的に解釈した記述も多いため、的を射ていない部分も多い。たとえば、『自分の都合に沿ったものしか見えない』という脳のはたらきの根拠に『ハトの色覚は光の強弱には反応しない』という実験データや、経験と記憶の相互関係ではゾウリムシ(単細胞生物)の外界認識を持ち出していたりする(これは記憶ではなく適応した受容体をもつ者のみが淘汰を逃れているだけである)。fMRIの発達から脳の部位別の機能と相互関係が明らかになりつつあり、脳全体の萎縮と、局所的な機能喪失では症状が異なることが予想されるが、これら脳科学から見た考証もないため、著者の主張の客観性には疑問がある。これらは、ラマチャンドランやオリバー・サックスの書、または『脳科学の最前線』などをみると全く異なる考察ができると思う。また、引きこもりの原因として知識重視型の教育を挙げているが、苅谷剛彦氏のデータや池谷裕二氏の脳科学の書から考えると全くそうは思えない。なお、我々は皆程度の異なる痴呆であるという概念は小説『アイの物語(山本弘著)』で既に述べられていて、新しいものではない。
医師として直接患者を診療した経験は非常に貴重であるが、論証は客観性と科学性を重視すべきと思う。参考図書を明示してはいるが、引用している部分はデータなどを主観的に解釈しているものがほとんどで、本書の考察の信頼性は高いとは言えない。病気の定義に踏み込んだ考察は面白いだけに残念な気がする。上記理由により星3つの書。